ぼくたちと駐在さんの700日戦争

ここまでのあらすじ

1.グレートマジンガー ～ 落ち武者騒動

後輩のプラモデル「グレートマジンガー」をつくってあげていたチャーリー。
それが1年女子であると嗅ぎ付けるや、さっそく奪い合いのメンバーでしたが、予想をうらぎらずこれを破損。
弁償のプラモデルを買ってきたとき、駐在所の赤色灯を使った悪戯を思いつきます。

それは赤色灯にグレートマジンガーの頭をのせて目を光らせる！というものでしたが、どういうわけかこれが『落ち武者の首』騒動に発展し、「実は怖がり」の駐在さんはビビリまくります。
図に乗った僕たちは、グレート井上くんの鎧兜を使って、さらに駐在さんを怖がらせようとしますが、僕がヘルメットの検問で兜をかぶったことから、事の子細が駐在さんに発覚。

2.駐在さんの謀略 ～ 舞台は姫沼へ

駐在さんは、当然、大説教。最後にグレート井上くんを呼びつけます。
てっきり鎧兜のこと？と思ったら、これが井上くん憧れの「美奈子さんが来ている」報告。ゼミで、「姫沼に観測キャンプをはる」との情報に、グレート井上くんはむろんのこと、「女子大生」につられて、みんなで訪れることに。

しかしこれは、同じ日に開かれる「県警ふれあい祭り」での僕たちの「妨害」を恐れた駐在さんの謀略でした。
寸前で発覚した駐在さんの謀略でしたが、「女子大生」にふぬけにされたみんなは、駐在さんへの復讐よりもアバンチュールをとり、まんまと姫沼へ。
グレート井上くんに興味をしめす美奈子さんの後輩「渚さん」。
美奈子さんの香りに「謎のときめき」を覚える僕。

そして、その謎は「県警ふれあい祭り」で偶然あきらかになります。

3.ふれあい祭り ～ 横恋慕事件

僕はひとり姫沼を離れ、「ふれあい祭り」に逆襲に向かいますが、予防線をはっていた駐在さんたちによってあえなく「捕われの身」に。
腕には後ろ回しの手錠という状態の僕に、駐在さんの奥さんが昼食を与えにやって来ますが。
このとき、奥さんのとったさりげない行動で、僕は心の奥底にしまいこんでいた「奥さんへの横恋慕」に気づいてしまいます。
しかもそれを、早苗さんに連れられて来ていた恋人「和美ちゃん」に目撃される、という最悪の事態。

そこにようやく姫沼から西条くんたちが到着。みんなの協力を得て、和美ちゃんを追跡します。

傷心でバスに乗る和美ちゃんを、五十嵐さんのドゥカティに乗せられて追いかけ、修復をはかろうとする僕でしたが・・・。

4.和美ちゃんの決意 ～ チャーリー偽装

しかし、5年もの間、片思いを続けた和美ちゃんは「失恋」を選ばず、その日のうちになんと奥さんに宣戦布告。
和美ちゃんの「必死の思い」を知った奥さんは、彼女の強い味方となったのでした。

奥さんの後押しを得た和美ちゃんは、文化祭恒例のバンド演奏を控えていた僕たちに「マネージャーをやる」と言い出します。
しかも、奥さんの協力で、他の女子の「差し入れ」をことごとく根絶。
これに腹をたてた「女子目当て」のバンドメンバーたちが抜けて、バンドは僕と和美ファンのジェミーだけになってしまいます。

責任を感じた和美ちゃんは、キーボードにグレート井上くんをなかば脅迫でスカウト。
ギターには、ポプラで働く全国コンクールレベルの天才「洋次」をつれてきたのでした。
しかし、他校の生徒の出演は禁止されているため、和美ちゃんは洋次にジーンシモンズのメイクを施し、
僕たちは洋次を「チャーリーだ」と言いはりますが・・・。


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