<おことわり>本日明かされる『虹色家族』全手口。スーパーシリアスモードです。笑えるとこなし。ごめんお
さて。これでひとつは片付いたか?
と、思われましたが、ケンちゃん。今度は僕たちに
「おまえら。財布出せ」。
????
しかしなにしろ「はっほ~ケンちゃん」の命令ですので、3人が財布を出しました。
ケンちゃん。その財布から中身のお金を全部テーブルに出しました。
所詮高校生の持ち金ですから、たいしたことはありません。
10円玉やら5円玉が、トレモロのような音を鳴らしながら散らばります。
「これだけか?」
うなづく僕たち。
全部合わせて・・・3624円。
するとケンちゃん。社長に向かって
「菊水のぉ。これは金利分だ。受け取れ」。
「あん?ふざけてんのか?ケン」。
もっともな言い分。50万円はほぼパー。3000円程度で納得できる話ではありません。
「違う。これでもな。こいつらには全財産に近いからな」。
「?」
「もともとその水道屋は舎弟のダチで、俺には関係もねぇ話だ。しかし、ダチ守りたいってぇ気持ちはよーくわかる」。
「ああ。それで?」
「だからよ。受け取ってやってくれや。金額の大小はあっても全財産にはちがいねぇ」。
ケンちゃん、僕たちを見まわすと
「てめぇらもそれでいいな?」
「はい・・・。かまいません。受け取ってください」。
僕は、小遣い銭のほとんどがそこに入っていましたが、ケンちゃんの言うことはもっともでした。
社長。しばらく黙っていましたが
「だははっ。相変わらずだなぁ。ケン。てめぇにゃかなわねぇよ」。
そう言うと
「ボウズたち。じゃ。これは仁義として受け取らせてもらうが。いいか?」
「ありがとうございます」。
僕は、あれだけの暴挙をうまくまとめるケンちゃんの凄腕に、ひたすら感心するばかりでした。
蛇の道は蛇だ・・。
「しかしな・・・」。
と、社長。
「うちの4枚だけが片付いても、残念だが水道屋は同じことだ」
「え?」
「あと10枚とられてる。しかもとっくに市中に流れてるからな」。
「あと・・・10枚?50万円の手形ですか?」
「ああ。合計で500万。もうどうしようもねぇだろ。あそこは」。
500・・・万・・・・。
得られた現金は100万円?
「期限は?」
ケンちゃんがたずねました。
「さぁー。しかし同じ街金だしな。長くはねぇだろ。90日まではないんじゃねぇか?」
「60日ってことかぁ。そいつぁ厳しいなぁ」。
ケンちゃんの言葉に西条くん。
「なんとかなんねぇかな。ケンイチ兄ちゃん」。
これに答えたのは社長さん。
「ボウズ。手形なめちゃいけねぇ。手形ってのはな。一度流れたら止められねぇんだよ。仏様でも神様でもな。ウチのはたまたまだ」。
どうもこの社長。さっきのお孫さんの書道の話といい、同じ金融でもさほどに悪い人ではなさそうに見えます。
僕はおもいきって聴いてみました。
「あの・・・それって早乙女さんの・・・。虹色家族とは関係あるんでしょうか?」
「虹色?知ってんのか?」
社長さん。突然怪訝な顔つきをしました。
しかし
「ふ。まぁいい。うちは虹色とはたいした関係ねぇからな。さっきの全財産と孫の書道を褒めてくれたのに免じて教えてやるか」。
「お願いします!」
僕たちは身を乗り出しました。
それは宗教と金融が絶妙に絡み合った、「虹色家族」の恐るべき実態でした。
社長は最初
「あのなぁ。日本の中小企業の9割はな。ボーナスは借金して払ってるって知ってるか?」
「9割・・・ですか?」
「ああ。おかしいもんだろ?もともと賞与ってのはよ。会社が儲かった分、社員に分配するもんだったわけだからなぁ」。
「ええ」。
「それを借金して払うんだ。ま、今や住宅ローンでもなんでもボーナス払いってのがあるからよ。ボーナスが出ないと社員も困る」。
「はい・・・」。
「そこで9割の経営者がな。銀行から金借りて払うわけだ。ボーナスをよ。普通返済期間は5ヶ月以内」。
「5ヶ月・・・」。
「つまり夏のボーナスの借金を返し終わると、冬のボーナス分をまた借金しなくっちゃいけねぇってことだ」。
「そうですね」。
「その他にも会社ってのはいろいろと金がかかる。だから銀行とは手を切れねぇ。つまりな。借金でまわってんだよ。たいていの会社ってのは」。
なるほど・・・。
「借金でまわってるってこたぁ銀行から手を切られれば、たいていの会社はつぶれる。そこにまぁ、俺たちのような市中の金融、街金の食いブチがあるわけなんだが」。
「でも。坂本くんの家はずいぶんと羽振りがいいように見えました」。
僕は反論してみました。
「ん?健全だったろ。なんたって市がお客様だからなぁ」。
「それがなぜ?」
「いいかボウズ。公共事業の支払いってのは、完了後2ヶ月から5ヶ月後の現金払いだ」。
「へぇ・・・」。
「つまりそれまでの間の給料やら材料費は業者の持ち出しだ。それは貯蓄と借金でまかなう」。
セクシーランジェリーショップ西条の仕入れと同じパターン。
「だからよ。歯車ひとつ狂えば中小企業なんざぁ、ひとたまりもねぇんだ」。
→ → → → → → →
翌日。僕はグレート井上くんと森田くんをポプラに呼んで社長から聴いた話をしていました。
森田くん。
「歯車?」
僕が社長にした質問と、まったく同じことを聞きました。
「うん。坂本のとこ、弟が難病で入院したらしい。それで急遽金が入り用になった」。
「それくらいのことで?」
「ちがう。早乙女さんのところがこの情報を得て・・・」。
そうです。それは実に巧妙な手段だったのです。
「融資をね。持ち込んだらしい。しかも超低利の」。
「超低利?」
「ああ。年利1%くらいで持ち込むんだってさ」。
グレート井上くん。
「1%?銀行でさえ5%だろ?」。
「うん」。
僕は社長から聴いた話をそのまま伝えました。
「ああ。銀行から借りれば1000万借りて年で50万。1%なら年で10万。普通飛びつくわなぁ」
「でも。銀行より安いって・・・ありえないんじゃ?」
「ああ。普通はな。だが、こういう怪しい低利の融資話ってのはな。昔っからある。有名なのはM資金とかな」。
(*M資金=旧日本国軍の隠し財産で、これを軍閥が低利で融資するという詐欺話。現在でも不景気になると必ず流れる)
「そんなもの信じるんですか?」
「そりゃ手形なら信じるだろ。1000万の手形切って、そこに1000万の現金があれば。信じざるを得ねぇだろうが」。
グレート井上くん。
「なるほど。ゲンナマがあればね。でもそんな融資って大赤字じゃない?」
「ああ。この融資自体は早乙女さんとこにとっては大赤字だけど。金の出所は虹色家族だから」。
「虹色家族が?」
「うん。それでね。1000万円をわざわざ100万円の手形10枚に分けて書いてもらうんだって」。
「同じ期限で?」
「いや。期限は未記入」。
「無駄だろ?なんでまた」。
これが虹色家族の実に巧妙なところなのです。
1000万円1枚でも同じなのに、わざわざ100万円×10枚に分ける。
社長
「まぁ、理屈は簡単だ。もし返済できない場合、10枚に分けとけば、手形を切り直してもらえばすむでしょ、ってな?」
「あー。それなら600万しか準備できない場合、4枚は書き直せばいいってことですね?」
「そういうこったなぁ。表向きはな」。
「親切ですね。1000万1枚だと必ず1000万そろえなくっちゃいけないですもんね」。
「表向きっつってるだろ?ボウズも騙されやすいクチだな」。
「だがな」
社長が続けました。
「まぁ、普通の経営者は飛びつく。なにしろ銀行の1/5の金利で、しかも返済が自由ときたもんだ」。
「そうですね」。
「社長さんとこなら、いつでもこの金利で資金ご用意いたしますから。好きな時にご利用くださいってな」。
「はい」。
「たいていの経営者が、こんなうまい手段あるなら銀行なんざいらねぇって思うだろ」。
「そうですね。いらないですね」。
「水道屋もこんときは、ボーナスの銀行借り入れはしないですんだ」。
グレート井上くん。
「それを坂本の家は借りたのか?」
「うん。そうらしい。もっと言えば、渉くんのとこも同じ手口だと思う」。
「渉くんのところも・・・」。
「早乙女さんのところは、うけとった10枚のうち1枚を坂本くんちのメインバンクに割引に持って行くんだ」。
「メインバンクに?」
「そう。普段融資してくれている銀行だね」。
これが手口の第二段です。
「銀行はなぁ。俺ら街金に手形が流れてるとなればおだやかじゃねぇ。つまり街金から借金してるってことだからな?」
「え・・・」。
「だからよ。会社が尋常な状態じゃねぇって判断すんだ」。
「でも・・・」。
「ああ。1枚目はなんかの間違いじゃねぇか?って考える。それまで普通に取引してるし会社もおかしなところはない」。
「はい」。
「ところがなぁ。これが2枚、3枚と、街金に流れた手形が出てくれば話は別だぁ」。
「あ・・・・」。
「誰がどう考えてもやばい会社だ」。
それで・・・10枚・・・・。
「銀行の支店長が10人いれば10人。様子を見ろって言うわなぁ」。
なるほど・・・。
「様子を見るってのはな?追加融資はするなっつーことだ。お取引はご遠慮しろってこと」。
ここで銀行との縁を切るのか・・・。
健全だった会社の・・・。
「たいていの銀行がどんな少額であっても融資しなくなる。経営者は目を白黒させるわけだ。意味もわからずな」。
「そうですね。寝耳に水ですよね」。
「だが経営者は新しい融資先、まぁ、早乙女んとこだな。これめっけてっからな。銀行に捨て台詞言っちゃうんだな」。
そうか・・・。
「てめーんとこなんかなくってもウチは困んねぇよ!ってなぁ。腹もたつからな」。
「ところがよ。また金が入り用になって早乙女んとこ行くとな。今度は融資が無理だって言うわけだ」。
やはり・・。ここからか。
「社長さんすいません、うちは銀行と基準が同じもんですから、とかな。ま。経営者は慌てるわなぁ」。
「はい・・・」。
「あわてて、振り出した10枚のうちの何枚か返してくれって頼む訳だが。後の祭りだ。もう、善意の第三者に回ってしまいました、ってな?それどころか、残りは今月の期日になりますってよ」
それで期限未記入なのか・・・。
「残り600万とかが今月くるとなりゃ、中小企業にはそりゃ大事だ。だが用立てないと会社はその日つぶれる」。
森田くん。
「銀行に手を切らせてから、会社を危機に陥れるってわけか」。
「そう。経営者は弱り果てる。ここにね。虹色家族が登場するんだ」。
「ここで?」
「そう。お宅さんは今祟られている、なにか不幸なことがおきていませんか?って」。
「なるほど・・・。先刻承知な情報か」。
「ああ。それで入信させる。たいていの経営者の奥さんは入信するらしい。会社の経理とか、家計あずかってるからね」。
「すごいな・・・」。
「うん。ここで無償の相談を受けるふりをする。それでね。仕事の紹介したり、物を買ったりするわけだよ。虹色家族がね」。
「でもその支払いは・・・」
「そうだ。虹銭だよ。なんの価値もない。渉くんとこは車何台も納めてる」。
物を納めても現金が入って来なければ当然経営は破綻します。
「しかし銀行からは融資を受けられない。銀行を替えても同じように街金の手形がまわってくる」。
「八方ふさがりか」。
「うん。そこで新しい金融屋を紹介するんだよ」。
「虹色家族が?」
「そう。親切なふりをしてね。でもここからはとんだ高利になる」。
「ひとたまりもないな」。
森田くん。
グレート井上くん。不思議そうに
「不思議だな。そんなことをしたら信者がいなくなっちゃうだろ?倒産させたら、どんどん減っちゃうじゃないか」。
「うん。あそこはね。信者なんか実は求めていないんだ」。
「?」
社長さんは高笑いしました。
「ははは。おめぇなぁ。新興宗教は信者なんてのは集めにくい。それにな。普通の信者からどんなにむさぼりとっても年200万がいいとこだ」。
「それはそうでしょうけど・・・」。
「10年たっても2000万。だがな。金融でカタにはめれば入信から1年もしないで家屋敷からその家の財産、まるごといただけるんだ」。
「まるごと・・・」。
「ああ。しかも法的が守ってくれるんだからなぁ。善意の第三者としてよ」。
グレート井上くん。
「善意の第三者・・・か」。
森田くん。
「そんなの詐欺じゃない。警察に訴えられたら・・・」。
「いや。警察は*民事非介入の原則がある。法的には落ち度がなんにもない」。
(*民事非介入の原則=警察は刑事事件を扱うところで、民事のもめごとには一切介入しない、という大原則)
「そしたら坂本の家は・・・・」。
「たぶん、財産まるごと取られる。しかもあとわずかしかない」。
脳裏にはやはり夜逃げした渉くんの一家がよぎります。
「なにか・・・方法は?」
「500万円。揃えるしかない」。
そう。500万円。
期限は2ヶ月。
「だから君らを呼んだんだ」。
「ああ」。「うん!」



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12章-第67話へつづく→
さて。これでひとつは片付いたか?
と、思われましたが、ケンちゃん。今度は僕たちに
「おまえら。財布出せ」。
????
しかしなにしろ「はっほ~ケンちゃん」の命令ですので、3人が財布を出しました。
ケンちゃん。その財布から中身のお金を全部テーブルに出しました。
所詮高校生の持ち金ですから、たいしたことはありません。
10円玉やら5円玉が、トレモロのような音を鳴らしながら散らばります。
「これだけか?」
うなづく僕たち。
全部合わせて・・・3624円。
するとケンちゃん。社長に向かって
「菊水のぉ。これは金利分だ。受け取れ」。
「あん?ふざけてんのか?ケン」。
もっともな言い分。50万円はほぼパー。3000円程度で納得できる話ではありません。
「違う。これでもな。こいつらには全財産に近いからな」。
「?」
「もともとその水道屋は舎弟のダチで、俺には関係もねぇ話だ。しかし、ダチ守りたいってぇ気持ちはよーくわかる」。
「ああ。それで?」
「だからよ。受け取ってやってくれや。金額の大小はあっても全財産にはちがいねぇ」。
ケンちゃん、僕たちを見まわすと
「てめぇらもそれでいいな?」
「はい・・・。かまいません。受け取ってください」。
僕は、小遣い銭のほとんどがそこに入っていましたが、ケンちゃんの言うことはもっともでした。
社長。しばらく黙っていましたが
「だははっ。相変わらずだなぁ。ケン。てめぇにゃかなわねぇよ」。
そう言うと
「ボウズたち。じゃ。これは仁義として受け取らせてもらうが。いいか?」
「ありがとうございます」。
僕は、あれだけの暴挙をうまくまとめるケンちゃんの凄腕に、ひたすら感心するばかりでした。
蛇の道は蛇だ・・。
「しかしな・・・」。
と、社長。
「うちの4枚だけが片付いても、残念だが水道屋は同じことだ」
「え?」
「あと10枚とられてる。しかもとっくに市中に流れてるからな」。
「あと・・・10枚?50万円の手形ですか?」
「ああ。合計で500万。もうどうしようもねぇだろ。あそこは」。
500・・・万・・・・。
得られた現金は100万円?
「期限は?」
ケンちゃんがたずねました。
「さぁー。しかし同じ街金だしな。長くはねぇだろ。90日まではないんじゃねぇか?」
「60日ってことかぁ。そいつぁ厳しいなぁ」。
ケンちゃんの言葉に西条くん。
「なんとかなんねぇかな。ケンイチ兄ちゃん」。
これに答えたのは社長さん。
「ボウズ。手形なめちゃいけねぇ。手形ってのはな。一度流れたら止められねぇんだよ。仏様でも神様でもな。ウチのはたまたまだ」。
どうもこの社長。さっきのお孫さんの書道の話といい、同じ金融でもさほどに悪い人ではなさそうに見えます。
僕はおもいきって聴いてみました。
「あの・・・それって早乙女さんの・・・。虹色家族とは関係あるんでしょうか?」
「虹色?知ってんのか?」
社長さん。突然怪訝な顔つきをしました。
しかし
「ふ。まぁいい。うちは虹色とはたいした関係ねぇからな。さっきの全財産と孫の書道を褒めてくれたのに免じて教えてやるか」。
「お願いします!」
僕たちは身を乗り出しました。
それは宗教と金融が絶妙に絡み合った、「虹色家族」の恐るべき実態でした。
社長は最初
「あのなぁ。日本の中小企業の9割はな。ボーナスは借金して払ってるって知ってるか?」
「9割・・・ですか?」
「ああ。おかしいもんだろ?もともと賞与ってのはよ。会社が儲かった分、社員に分配するもんだったわけだからなぁ」。
「ええ」。
「それを借金して払うんだ。ま、今や住宅ローンでもなんでもボーナス払いってのがあるからよ。ボーナスが出ないと社員も困る」。
「はい・・・」。
「そこで9割の経営者がな。銀行から金借りて払うわけだ。ボーナスをよ。普通返済期間は5ヶ月以内」。
「5ヶ月・・・」。
「つまり夏のボーナスの借金を返し終わると、冬のボーナス分をまた借金しなくっちゃいけねぇってことだ」。
「そうですね」。
「その他にも会社ってのはいろいろと金がかかる。だから銀行とは手を切れねぇ。つまりな。借金でまわってんだよ。たいていの会社ってのは」。
なるほど・・・。
「借金でまわってるってこたぁ銀行から手を切られれば、たいていの会社はつぶれる。そこにまぁ、俺たちのような市中の金融、街金の食いブチがあるわけなんだが」。
「でも。坂本くんの家はずいぶんと羽振りがいいように見えました」。
僕は反論してみました。
「ん?健全だったろ。なんたって市がお客様だからなぁ」。
「それがなぜ?」
「いいかボウズ。公共事業の支払いってのは、完了後2ヶ月から5ヶ月後の現金払いだ」。
「へぇ・・・」。
「つまりそれまでの間の給料やら材料費は業者の持ち出しだ。それは貯蓄と借金でまかなう」。
セクシーランジェリーショップ西条の仕入れと同じパターン。
「だからよ。歯車ひとつ狂えば中小企業なんざぁ、ひとたまりもねぇんだ」。
→ → → → → → →
翌日。僕はグレート井上くんと森田くんをポプラに呼んで社長から聴いた話をしていました。
森田くん。
「歯車?」
僕が社長にした質問と、まったく同じことを聞きました。
「うん。坂本のとこ、弟が難病で入院したらしい。それで急遽金が入り用になった」。
「それくらいのことで?」
「ちがう。早乙女さんのところがこの情報を得て・・・」。
そうです。それは実に巧妙な手段だったのです。
「融資をね。持ち込んだらしい。しかも超低利の」。
「超低利?」
「ああ。年利1%くらいで持ち込むんだってさ」。
グレート井上くん。
「1%?銀行でさえ5%だろ?」。
「うん」。
僕は社長から聴いた話をそのまま伝えました。
「ああ。銀行から借りれば1000万借りて年で50万。1%なら年で10万。普通飛びつくわなぁ」
「でも。銀行より安いって・・・ありえないんじゃ?」
「ああ。普通はな。だが、こういう怪しい低利の融資話ってのはな。昔っからある。有名なのはM資金とかな」。
(*M資金=旧日本国軍の隠し財産で、これを軍閥が低利で融資するという詐欺話。現在でも不景気になると必ず流れる)
「そんなもの信じるんですか?」
「そりゃ手形なら信じるだろ。1000万の手形切って、そこに1000万の現金があれば。信じざるを得ねぇだろうが」。
グレート井上くん。
「なるほど。ゲンナマがあればね。でもそんな融資って大赤字じゃない?」
「ああ。この融資自体は早乙女さんとこにとっては大赤字だけど。金の出所は虹色家族だから」。
「虹色家族が?」
「うん。それでね。1000万円をわざわざ100万円の手形10枚に分けて書いてもらうんだって」。
「同じ期限で?」
「いや。期限は未記入」。
「無駄だろ?なんでまた」。
これが虹色家族の実に巧妙なところなのです。
1000万円1枚でも同じなのに、わざわざ100万円×10枚に分ける。
社長
「まぁ、理屈は簡単だ。もし返済できない場合、10枚に分けとけば、手形を切り直してもらえばすむでしょ、ってな?」
「あー。それなら600万しか準備できない場合、4枚は書き直せばいいってことですね?」
「そういうこったなぁ。表向きはな」。
「親切ですね。1000万1枚だと必ず1000万そろえなくっちゃいけないですもんね」。
「表向きっつってるだろ?ボウズも騙されやすいクチだな」。
「だがな」
社長が続けました。
「まぁ、普通の経営者は飛びつく。なにしろ銀行の1/5の金利で、しかも返済が自由ときたもんだ」。
「そうですね」。
「社長さんとこなら、いつでもこの金利で資金ご用意いたしますから。好きな時にご利用くださいってな」。
「はい」。
「たいていの経営者が、こんなうまい手段あるなら銀行なんざいらねぇって思うだろ」。
「そうですね。いらないですね」。
「水道屋もこんときは、ボーナスの銀行借り入れはしないですんだ」。
グレート井上くん。
「それを坂本の家は借りたのか?」
「うん。そうらしい。もっと言えば、渉くんのとこも同じ手口だと思う」。
「渉くんのところも・・・」。
「早乙女さんのところは、うけとった10枚のうち1枚を坂本くんちのメインバンクに割引に持って行くんだ」。
「メインバンクに?」
「そう。普段融資してくれている銀行だね」。
これが手口の第二段です。
「銀行はなぁ。俺ら街金に手形が流れてるとなればおだやかじゃねぇ。つまり街金から借金してるってことだからな?」
「え・・・」。
「だからよ。会社が尋常な状態じゃねぇって判断すんだ」。
「でも・・・」。
「ああ。1枚目はなんかの間違いじゃねぇか?って考える。それまで普通に取引してるし会社もおかしなところはない」。
「はい」。
「ところがなぁ。これが2枚、3枚と、街金に流れた手形が出てくれば話は別だぁ」。
「あ・・・・」。
「誰がどう考えてもやばい会社だ」。
それで・・・10枚・・・・。
「銀行の支店長が10人いれば10人。様子を見ろって言うわなぁ」。
なるほど・・・。
「様子を見るってのはな?追加融資はするなっつーことだ。お取引はご遠慮しろってこと」。
ここで銀行との縁を切るのか・・・。
健全だった会社の・・・。
「たいていの銀行がどんな少額であっても融資しなくなる。経営者は目を白黒させるわけだ。意味もわからずな」。
「そうですね。寝耳に水ですよね」。
「だが経営者は新しい融資先、まぁ、早乙女んとこだな。これめっけてっからな。銀行に捨て台詞言っちゃうんだな」。
そうか・・・。
「てめーんとこなんかなくってもウチは困んねぇよ!ってなぁ。腹もたつからな」。
「ところがよ。また金が入り用になって早乙女んとこ行くとな。今度は融資が無理だって言うわけだ」。
やはり・・。ここからか。
「社長さんすいません、うちは銀行と基準が同じもんですから、とかな。ま。経営者は慌てるわなぁ」。
「はい・・・」。
「あわてて、振り出した10枚のうちの何枚か返してくれって頼む訳だが。後の祭りだ。もう、善意の第三者に回ってしまいました、ってな?それどころか、残りは今月の期日になりますってよ」
それで期限未記入なのか・・・。
「残り600万とかが今月くるとなりゃ、中小企業にはそりゃ大事だ。だが用立てないと会社はその日つぶれる」。
森田くん。
「銀行に手を切らせてから、会社を危機に陥れるってわけか」。
「そう。経営者は弱り果てる。ここにね。虹色家族が登場するんだ」。
「ここで?」
「そう。お宅さんは今祟られている、なにか不幸なことがおきていませんか?って」。
「なるほど・・・。先刻承知な情報か」。
「ああ。それで入信させる。たいていの経営者の奥さんは入信するらしい。会社の経理とか、家計あずかってるからね」。
「すごいな・・・」。
「うん。ここで無償の相談を受けるふりをする。それでね。仕事の紹介したり、物を買ったりするわけだよ。虹色家族がね」。
「でもその支払いは・・・」
「そうだ。虹銭だよ。なんの価値もない。渉くんとこは車何台も納めてる」。
物を納めても現金が入って来なければ当然経営は破綻します。
「しかし銀行からは融資を受けられない。銀行を替えても同じように街金の手形がまわってくる」。
「八方ふさがりか」。
「うん。そこで新しい金融屋を紹介するんだよ」。
「虹色家族が?」
「そう。親切なふりをしてね。でもここからはとんだ高利になる」。
「ひとたまりもないな」。
森田くん。
グレート井上くん。不思議そうに
「不思議だな。そんなことをしたら信者がいなくなっちゃうだろ?倒産させたら、どんどん減っちゃうじゃないか」。
「うん。あそこはね。信者なんか実は求めていないんだ」。
「?」
社長さんは高笑いしました。
「ははは。おめぇなぁ。新興宗教は信者なんてのは集めにくい。それにな。普通の信者からどんなにむさぼりとっても年200万がいいとこだ」。
「それはそうでしょうけど・・・」。
「10年たっても2000万。だがな。金融でカタにはめれば入信から1年もしないで家屋敷からその家の財産、まるごといただけるんだ」。
「まるごと・・・」。
「ああ。しかも法的が守ってくれるんだからなぁ。善意の第三者としてよ」。
グレート井上くん。
「善意の第三者・・・か」。
森田くん。
「そんなの詐欺じゃない。警察に訴えられたら・・・」。
「いや。警察は*民事非介入の原則がある。法的には落ち度がなんにもない」。
(*民事非介入の原則=警察は刑事事件を扱うところで、民事のもめごとには一切介入しない、という大原則)
「そしたら坂本の家は・・・・」。
「たぶん、財産まるごと取られる。しかもあとわずかしかない」。
脳裏にはやはり夜逃げした渉くんの一家がよぎります。
「なにか・・・方法は?」
「500万円。揃えるしかない」。
そう。500万円。
期限は2ヶ月。
「だから君らを呼んだんだ」。
「ああ」。「うん!」



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- 12章-第65話 善意の第三者(11)
初登校です。いつも楽しく見させてもらってます。金融関係のお話はためになりますね。気をつけます。
いつにも増して強敵!
どうやって乗り切るのかワクワクです(><
ケンちゃんかっこいい相手はヤクザだけに変な遺恨のこると厄介ですもんね。
しかし、うまい話しには裏があるとは良く言ったものだ…そんな方法取られたら一溜まりもないですね…
許すわけにはいきませんね。グレート井上君とママチャリが知恵を出せば無敵!!明日からの作戦が楽しみです。
超シリアスムードですね・・・
虹色家族がでてきましたか・・・
早めのコメントできてうれしいです!
どーなってくるんでしょうかね
更新ご苦労様です。
きんゆうかんけーの話はしょーじき
いいますとわかりません。。。
って・・・
500万!!
この金額をどうやって集めるのですか?
あー、お金がないよ。
今バッグの中にお金がばらばらしてるし。
一葉さんいるけど、あとは10円玉
とか5円玉とか1円玉・・・泣
ままちゃりくんの頭脳にはどんな
作戦が・・・。
どっからでてくんの・・・頭イイですね!!
ついに500万揃えちゃう訳ですかっ(≧▽≦)/
色んな伏線が集まってきて本題に・・・
ぼくちゅうのこの流れ、
いつも伏線を読んでる時はもどかしいのですが
いよいよって時はやはりこの流れが必要だったのかなって
思います。
頑張れママチャリィ!
駐在さんの出番が少ないのが少し寂しいワタクシです。
>Qさん 初登校 初級長!
リクエスト特権授与~~~
>金融関係のお話はためになりますね。気をつけます。
今悪徳金融が目をつけているのは、企業よりは個人です。
これからあの手この手、ゴロゴロ出て来るでしょうね。
ちなみに『ぼくちゅうBOYS』探訪記のコメントに「ぼくちゅーずデイ」について返事書かせてもらいました
お手数ですがお読みくださいませ。
>Ayuさん
+10点
>いつにも増して強敵!
どうやって乗り切るのかワクワクです(><
いや~~~。書くのに苦労しました。
何度書き直したかわかんないですねぇ。
▼---------
>りきさん
>ケンちゃんかっこいい 相手はヤクザだけに変な遺恨のこると厄介ですもんね。
そうそう。結局自分はほぼ損せずにかたづけました。
お見事です。
▼---------
>shinichiくん
>超シリアスムードですね・・・
虹色家族がでてきましたか・・・
はい。ここでようやく金融と宗教団体が結びつくわけです。
長かった~~~~
どこにでもいるような真面目に会社経営をしているひとたちが、こうやって墜ちて行くんですね。
絶対悪くて卑怯だと分かっているのに警察が介入できないなんて!
ママチャリくんたちの反撃を待ちます!
虹色家族、やり方汚い!!!!!
渉くんの家族もそれで急に居なくなっちゃったんですね
Y(>_<、)Y
大きな組織だから、やっつけるの難しそう(><;)
みんな!!頑張って
虹色家族の裏にはこんなことが・・・・・・・。
なんかもんの凄いことになってますね。
かなり危ない状態。
しかし最後の言葉が気になります。
もしかしてグレート井上家のパパに頼むとか。。。
まさかねぇ。
ママチャリ君の家に押しかけていった信者さんらは真剣に信仰してるように見えたのですが、
彼らも教祖さんらの所業を知ってて入信させようとしてたのでしょうか?
・・・にしても極悪です・・・。
それに教祖母の逸話が怪しくなりました。
もし教祖母の逸話が真実なら、
いくら彼女が亡くなっているとしても教祖さんのやってることは
教祖母の名誉をずたぼろに引き裂いてることになるわけで。
こんな息子を持った教祖母は死んでも死に切れない。
それこそ、亡者となって祟りそうです。
いやいやいや。
教祖さん、信者さんに先祖が祟ってるって言ってお金を巻き上げているわけですが、
教祖母、本当に霊能力を持ってるなら。
息子に祟るとすれば、一般の霊の祟り方と比べると怨霊級の祟り方になりそうです。
言葉には言霊が宿るといいますし、
教祖さんらにはそのくらいの罰が当たっても当然ですね。
さぁ、ここからだ。
悪r…明晰軍師のママチャリ先生、頼みます!
ありゃ(ρ_;)
そこまで深読みしないよな~金借りるとき(ρ_;)
いよいよ500万円ですね!
それだけあれば、○○家の牛丼が卵つきで何杯食べれるか・・・
ハー○ンダー○の最新作付けても・・・(笑)
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何日かお休みしてしまいました;
たしかに悪はそこにあるのに、その輪が大きすぎて…一つ一つが繋がってるなんて、実際に直面したら、それこそその道に詳しい人じゃないと見破れないですよね。
…ママチャリさん達なら勝てると、信じています。
ここから500万円を集めるんですね、しかし一枚で良い手形をわざわざ10枚に切り替えるんですから新しく方法とか考える人もすごいですよね民事非介入とかいろんな法律の勉強もしておいた方が得だし・・・・・ん?待てよ、虹銭ってケンちゃんのケーキ引換券と同じ原理じゃ?
虹色家族の恐るべき実態がよくわかりました。
からくりが見えても、この後どのように
ママチャリ軍団が動いてゆくのか・・・。
心配しながらわくわくしています。
いよいよ繋がりましたね、、、
なるほど、あくどいやり方、でも法律で裁けない、、
う~~ん、、、腹が立つ!
500万、どうやって作るんでしょう?!
>さーちゃん
+5点
>きんゆうかんけーの話はしょーじき
いいますとわかりません。。。
これからはですねー。
民間人も金融、知ってないとどんどん大変になりますよ。
ま。手形は知らなくっても大丈夫かなぁ。
でも金利くらいはね。
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>ぷちさん
>ついに
ついに500万揃えちゃう訳ですかっ(≧▽≦)/
色んな伏線が集まってきて本題に・・・
そうですね。6章あたりから予告してましたから1年くらい?
ぜひ參考に・・・。ならないなぁ。きっと。
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>shinichiくん@1班
らじゃ。
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>菜摘ちゃん
おひさ。
>どこにでもいるような真面目に会社経営をしているひとたちが、こうやって墜ちて行くんですね。
今もそうですが、経営者が無知すぎる、っていうのも罪ですね。
これは今も言えることです。
二極化とか嘆く前に勉強しないとですねー。
+5点
ママチャリくんたち 一体どうやって500万もの大金を揃えるの?
それにしても なんて 卑劣かつ陰湿な虹色家族!
徹底的にやっつけてほしい!頑張れ ママチャリくん。
一等賞ですか!ありがたや、ありがたや。僕としては一番好きなチャーリーが、この章で活躍してるので、感無量なのですが。願わくば、7章や10章のようにチャーリーの熱い演説が聞きたいっすねえ。
本当に法律や政治って誰のためにあるんでしょう?
領収書、1円から付けろや~!
ママチャリ、ギャフンといわせてやって~!
手形から街金事情までホントに勉強になりますね。
森田君とグレート井上君の登場でどんな作戦たてるのか楽しみです!
遅刻…ずっと待ってたのに…
ひどいですよね、こういうの。
私が思うに、宗教で学ぶべきなのは、神や仏に感謝することでなく、日常の全て(生きていること・ご飯が食べられること・家族がいること…etc)に感謝することじゃないかなぁって思います。
あたりまえすぎると忘れがちですからね、感謝の気持ちって。
目に見えない「何か」でなく、目の前の「みんな」が大事なはず。
大人の社会ってムズカシイ・・・
3人でどんな作戦をたてるのかな?
とにかく頑張れ~
う~ん、かなり悪辣な手口ですね。
美味しい話には裏があるということなんですね。
これから500万円をどうやってママチャリ軍団が捻出するのか楽しみです。
悪いやつってのはここまで計算して人を騙すのか!!!
こんなやつら絶対許しちゃいけない(#゜Д゜)
我らが頭脳のお三方!!!
頑張って懲らしめてくださいm(_ _)m
初登校です。こんにちは。
いつも、楽しく読ませていただいてます。
ぼくちゅうはほんとに社会勉強になります。学ばせて頂いてます~ありがとうです。
これからが彼らの本番ですよね?どうやって対決するんか先が読めません。早く知りたい!一日が長く感じます!!
駐在さんの出番も楽しみに待ってま~す
(はっ!でも、駐在さん出るとケンちゃん出なくなっちゃう??それはいや~ん
世の中怖いもんですね・・・
今コメントを打っている時もこういったことが起きているとおもうとたまったもんじゃありません!!
グレート井上君と森田君を呼んだということは・・・
森田君のおはらいパワー炸裂か!?!?
>ちっちさん
+10点
>虹色家族、やり方汚い!!!!!
渉くんの家族もそれで急に居なくなっちゃったんですね
Y(>_<、)Y
そのようです。あとのことは久保くんが情報収集します。
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>ユウジくん
>しかし最後の言葉が気になります。
もしかしてグレート井上家のパパに頼むとか。。。
ありえないですね。いくら息子の後輩でも、500万、出さないでしょー。
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>迷い仔猫@深読み倶楽部
>ママチャリ君の家に押しかけていった信者さんらは真剣に信仰してるように見えたのですが、
彼らも教祖さんらの所業を知ってて入信させようとしてたのでしょうか?
ああ。これは知らないでしょうね。
その時、どういう状態であったかはわかりませんが。
表の顔と裏の顔があるってことです。
うまい話には裏がある。けど隠しかたもうまいからなあ。仲のいい知り合いになってからふってきたり、反則技の説明は一切しなかったり…
さて我らが軍師ママチャリがどんな作戦を思いつくのやら。
これは、ずいぶんとまあひどい・・・。
しかも法律的には何の問題もないですとっ!
新興宗教の目的ってのは、金儲けしかないんですか。
信じられません、信じられません。
人の弱みにつけこむとは、非道ですね、許せません。
かぁっこいぃ~
ママチャリくんに やられちゃいました。あ ズレてる?
ケンちゃん。
仁義の通し方がかっこいいっ。
きっと、ケンちゃんは見越してたんだろうけれど、侠気のある社長さんでほんとよかった~。
ママチャリくん、これで、能勢さんとの縁もきれた・・・かな。
シリアスモードですけど、よし、これから反撃だ! といった終わり方で、よかったです。
頑張れママチャリ軍団っ!
人の弱みにつけ込んで、ひどい連中です。
借りたい方は藁をもつかむ感じなのに・・・
詐欺対策、勉強になります。
有り難うございました。
ヒドいですね… 信じられない…
とは言え、ほんとにあってる事で…
もう、目一杯懲らしめちゃって~(TωT)
>だから君らを呼んだんだ。
希望の光ですね。がんばれ みんな。
通して
「蛇の道は蛇」。
後半は、それなりに聞く(知る)話ですね。(私らの同僚[それなりの一般の会社員])
この辺はどの様に話を聞くかで、大きく内容が変わる話です。
先日までの話で大体つながりました。
こんな勉強さしてもらって・・・
(ご近所町会のイベント参加あと・・・ お酒入ってますんで、大目に観てあげてください)
この先、わくわく。
金融の話・・・前も書いたけど、「学校では教えない事」ですね。必要なことなのに・・・
そして最後の最後、「500万円。揃えるしかない」。に対して 「ああ」。「うん!」
頼りになります!!っていうか、驚いてもないし(°口°)
ついに本題キタね(^-^)
これから、西条がどのように金をかせぎ、予告通りのリッチ西条になるのかが、楽しみでしょうがない!
#-[ 編集]
一気に金融裏事情がみんなの知るところになりましたね。
さぁて いよいよママチャリ君の知恵袋炸裂!!!
くろわっさ~ん、是非釣りバカシリーズ超えましょうよ♪
新興宗教、大きくなるわけだ・・・
しかし、500万。
どんな作戦立てて、用意するのか
楽しみですが・・・
それでも虹は生き残るんでしょうけどね~
うまい話なんてそうそうあるはずないんだけど
窮地に陥ると冷静な判断ができなくなるんですねぇ。
そこに法の隙間をうまく利用して追いつめる者がいて。
こういう話って他の人にも言いにくいから、つい騙されちゃうんだな。
素直だから気をつけよっと。
あぁ。
ためいきが出てしまいました……
虹色家族。予想以上にひどいですね・・・
真面目な新興宗教も中には存在しますが・・・
良いことがあったら、教団のお陰だから100万円献金しなさい。
悪いことがあったら、浄財のために100万円献金しなさい。
お金が無い?借金してでも払いなさい。
借り方なら教えますよ。自己破産のしかたも教えますから。
・・・こんな団体も実在します。
500万も稼ぐということは、きっと蛇の道は蛇なんでしょうね~
相手は当然・・・
M資金!つい数年前も噂になったりしてましたねー。
ここ最近話題なのはエビ養殖投資話ですか。なんか昔からある手口だと思うんですけどね。
詐欺はもちろん悪いですけどね、安易に欲かいて騙される方にも問題あると思いますね、僕は。
まぁそれにしても虹色家族は論外。きっちりやっつけて欲しいです。
こんな時間にUPされてたなんてっ\(◎o◎)/!
くやしぃよ~(。>Д<。)また遅刻しちゃった。
ゴロゴロ寝てないで、チェックしとけばよかった……。
睡魔くんのばかやろ~~(T^T)ぅぅ
>「なにか・・・方法は?」
>「500万円。揃えるしかない」。
>そう。500万円。
>期限は2ヶ月。
>「だから君らを呼んだんだ」。
>「ああ」。「うん!」
ここ最後カッコイイですね!
いよいよこれからが「ぼくちゅうファミリー&そーおん!」の本領発揮ですね?
(!_+)あれ?
なんか最後変な絵文字になってるぅ……`s(-・-;)
すみません。。。
早乙女さんや、この菊水の社長さん。
もちろん、悪い事をしている人達なのでしょうけど、
まだ「情」みたいな物が感じられますね。
虹色の教祖は・・とっとと潰れて欲しい。
でも500万・・ケンとメリー作戦みたいなものでは、
とても追いつかないだろうし。
どんな作戦を立てるのか?どうぞ解決しますように。
悪人はいつの時代にも悪知恵を働かすもんですね。。
アリ地獄のようにはまっていくひとたちがいることもいっしょです。
行き着く先は・・
さぁ、ママチャリの出番ですよ!!
裏金の流れ、難しいですがなんとなくわかりました。
やっぱりおいしい話には裏があるもんなんですね。
ってかまた金集め?短期で500万稼ぐんですか?
今度は桁が違うし、ママチャリくんたちどーするんだろう。。
今回みたくケンちゃんの力借りるわけにもいかないだろうし。
怖っ…こういう手口ってホントにあるんですか?くろわっさんのフィクションではなく?
くろわっさんってこーいう話詳しいですよね~実は結構裏社会の人だったりして…(笑)
本当に蛇の道は蛇ですね!!
世の中やはり何事も根回しが上手いと詐欺も合法になってしまうのか??
何か悔しいですね!
坂本君家もっと確認して借りないと、、、、、。
昔、「嫌な思い、損をしたくなかったら賢くなれ」って言われたことを思い出しました。でも現実、難しいですよね。次から次へと新しい手口の犯罪が出てくるんですから。
最初から相手を疑って掛かるってのもなんだか、悲しいものがある。でも、信じすぎても損をする時があるし。難しい。
法律って難しいんですね~。悪用しなければみんなを守ってくれるはずなんだけど・・・・。
ママチャリくんの頭脳活動開始?
避妊だ。いや、非人だ(爆)
あくどい。きたない。非道。悪辣。残虐。同じ人間として許せない。
ここは、ママチャリファミリーにぎったぎたのぼっこぼこにやっつけてもらって、大団円といきたいとこです。
自分はしがない貧乏人ですが、借金には要注意ですね。
これから高校生が2が月で500万稼ぐ方法が。。
そうか、、ホント巧妙。。
なんかどんどん話がやばくなってるなぁ~~。
にしても、どんな方法で200万を2か月でためるんやろ??
次回がめっさきになりますwww!!
ごめんなさい・・・。
上の「200万」を、「500万」とまちがえました。
すんまそん(b>▽・;)
恐ぇなぁ~
スベて丸々取り上げるなんて……
何より手段がキタナイ!!
罠にハメて根刮ぎ持ってくなんて!!
んでもそんなん考えるんも人間なんだな……
なんかセツナイ……
うわ~。虹色。徹底してるな~。
ここまで金一筋の凶悪組織の話は聞いた事無いです。
こういうのは徹底的に撲滅しないとイケマセンねぇ。
う~~~ん
これは、新興宗教というよりは、年金不安者の詐欺行為を思い描くけど・・・。あまりにも日本的ですね・・。新興宗教知っていますが、詐欺と一緒じゃね・・・。むずかしくて・・・、ごめん、でも、あしたの食事を困る人を考えると、考えることが難しい・・・。
ほんとに勉強になります
坂本君の両親も自分でお金を借りているものだから
怒りのぶつけるところがありませんね
当時の高校生が500万を稼ぐ方法・・・
とうとうママチャリ 能勢さんのヒモになる
( ̄□ ̄;)!?
訳ないか
いよいよ高校生が2ヶ月で500万稼いだ話になるわけですね。
うわー。楽しみだな。
いよいよ高校生が500万の話ですか。
どんなことするんでしょう?
坂本くん家、助かって欲しいです。
初登校です お寝坊さん 今日はずっと待ってました 我慢できなくてカキコしました もう 若くないんだから無茶しないで 体大事にして 毎日 お話してね
ナルホド・・・(゜ー゜)(。_。)ウンウン
すっごく勉強になりました☆
ありがとうございます!
でも最後が。。。(; ̄ー ̄)...ン?
いよいよ500万稼ぎ出すんですね
善意の第三者も悪者のように見えますよね。
それにしても街金・宗教団体 恐すぎです
裏があるんですね。
よいこのみんなはまねしちゃだめだお、ってとこですな。
低金利でお金を貸すという手口があったとは。。。
これは勉強になりました。
まぁ、多くの経営者は損得の前に「街金」というだけで気を付けるとは思いますが、ふとスケベ心で手を出しちゃったりするんでしょうねぇ。
虹色、きたねぇ(-"-;)
神様なんかじゃない。金の亡者に成り下がってる。
こんな奴ら、コテンパンにしちゃえッッ(≧∇≦)
わあ・・・
あくどい!!!
裏金融ってこんな風になってるんだ・・・
知らなかった・・・
金輸関係の裏側は全然知らない世界ですからー。
ためになりますね。
こんなことが実際に行われていて、多分今もあるんじゃないかと思うと・・・。
健全な経営してるのに!って思っちゃいます。
がんばれ・・ママチャリ軍団。
会社の経理やってると、普通の銀行取引以外は社長が直接担当者とお話するので、街金や闇金の実態は今は解りません。
でも今でも経営に生き詰まると、ついつい甘い言葉には乗ってしまうんですよネ。(特にどうしても、一次的にお金が必要なんて時にはぁ・・・)
宗教もその一環なんですよネ。
藁にも神にもすがりたいぃ!!!