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第8話 夕陽の決闘(1)
多大な犠牲を払いながら、ようやく『使用済みパンティ』の製作に成功した僕たち。
とうとう僕は、クラス内では「ド変態」が定着しつつありました。
いっしょに作業をしていた(つまりパンティを洗っていた)村山くんには、まったくそうしたウワサがたたなかったところをみると、やはり○○ファンから始まった一連の行為が響いていたのでしょう。
それどころか、村山くんは「病気がちの母にかわって洗濯物を学校に持って来ている」という、美談さえ噂になっていました。ちなみに村山くんのお母さんは、子供に似てとっても頑強な方で、とても病弱などと言える人ではありませんでした。
女子の多い学校。モテる、ということは、それだけで優位なことなのです。くそ~。
できあがった『使用済みパンティ』は、確かに使用済みのようには見えましたが、なにしろ誰も本物の使用済みパンティというものを観察したことがないので、それがよく出来ているのかどうかわかりませんでした。
ちなみに「洗濯後」のレシピについては、詳細に覚えてはいますが、ここには書けません。
真似されても困る、というのもありますが、なにより恥ずかしくて書けません。
「う~ん。よく出来てるなぁ」
「う~ん。よく出来てるのかなぁ・・・」
「なにしろ本物がないからなぁ・・・」
「井上~。夕子ちゃんのと比べてこいよ」
「だからぁ!そんな兄がどこにいるって!お前、いい加減、夕子から頭切り離せ!」
グレート井上くんの、たいへんごもっともな言い分に、西条くんは、黙って目をつむりました。
「あ!きさま!また瞑想に入りやがったな!?」
「へっへっへ」

「くそっ!必殺 白井先生!」

「あ!また邪魔しやがって!!」
「お前らさぁ~。いいかげんにしろよ。井上ももう西条の妄想につきあうのやめろよ。妄想が染るぞ」
「おうおう!お前ら、人の妄想をウイルスみたいに言いやがって!お前ら、俺の妄想見たらびっくりするからな!」
どういう自慢でしょう?
ともあれ、パンティのリアリティはともかくとして、準備は全て整いました。
いよいよ決行です。
今回の作戦は、今までとは少し勝手が違います。
なぜなら、駐在さんがすでに悪戯慣れしているからです。
悪戯に慣れた人間は、用心深くなりますが、また逆に、用心ゆえに、非常に罠にかかりやすくもなります。
いずれにしても僕たちには、より綿密なプログラムが必要となりました。
決行日は、その週の金曜日、と決定していました。
駐在さんのスケジュールを調べると、定時に駐在所に帰って来る日は金曜日以外になかったのです。
それ以外の日は、何時に駐在さんが駐在所にいるのかわかりません。
僕たちの作戦では、絶妙なタイミングで駐在所に帰っていただく必要がありました。
当日、僕たちは、4つの班に分かれ、それぞれの配置についていました。
携帯電話などない時代のことですから、分かれてからの連絡のとりようはありません。
したがってアクシデントや不測の事態というのは、許されません。
しかし。
不測の事態は、しょっぱなからおきました。
「せ、先輩!たいへんです!」
僕と同じ、設置班(なんの設置班かはすぐわかります)にいたジェミー、こと丹下くんが言いました。
「なんだ?」
「パ、パンツが足りないみたいなんですけど・・・」
「はあ?」
「確か、6枚でしたよねぇ」
パンツの入った紙袋を覗き込みながらジェミー。
「うん。お前が買ったんだからわかるだろ?」
「ええ。それがですね。5枚しか入ってないんですけど」
「な、なんだって?」
「お前、確かめてこなかったのか!」
「いえ。確かめましたけど」
「じゃぁなんで足りないんだよっ!」
「うーん。おかしいなぁ。最後は西条先輩も孝昭先輩も確認してたのに・・・」
「なにぃ?」
「だからぁ。僕の後に西条先輩と孝昭先輩も確認したんですよ」
「おまえ・・・・あいつらにあずけたのか?それ」
「ええ・・・見せないと殺されそうだったんで・・・。なにか支障・・・ありました?」
支障・・・。もうこれ以上の支障は他にないと言ってもいいほどでした。
「馬鹿!そういうもんはな、あいつらにあずけちゃダメなんだよっ!」
「す、すみませんでした・・・」
「なくなった1枚は西条か孝昭が盗んだんだな・・・。まぁ、いいや。じゃ5枚で作戦変更だ」
2人で1枚ならまだ被害はましなほうです。
「はい!」
「・・・それがですねぇ・・・」
「なんだ、まだなにかあるのか?」
「ええ・・・残ってる5枚なんですが」
「はやく言えよ」
「1枚が豹柄のやつなんですけど・・・・」
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多大な犠牲を払いながら、ようやく『使用済みパンティ』の製作に成功した僕たち。
とうとう僕は、クラス内では「ド変態」が定着しつつありました。
いっしょに作業をしていた(つまりパンティを洗っていた)村山くんには、まったくそうしたウワサがたたなかったところをみると、やはり○○ファンから始まった一連の行為が響いていたのでしょう。
それどころか、村山くんは「病気がちの母にかわって洗濯物を学校に持って来ている」という、美談さえ噂になっていました。ちなみに村山くんのお母さんは、子供に似てとっても頑強な方で、とても病弱などと言える人ではありませんでした。
女子の多い学校。モテる、ということは、それだけで優位なことなのです。くそ~。
できあがった『使用済みパンティ』は、確かに使用済みのようには見えましたが、なにしろ誰も本物の使用済みパンティというものを観察したことがないので、それがよく出来ているのかどうかわかりませんでした。
ちなみに「洗濯後」のレシピについては、詳細に覚えてはいますが、ここには書けません。
真似されても困る、というのもありますが、なにより恥ずかしくて書けません。
「う~ん。よく出来てるなぁ」
「う~ん。よく出来てるのかなぁ・・・」
「なにしろ本物がないからなぁ・・・」
「井上~。夕子ちゃんのと比べてこいよ」
「だからぁ!そんな兄がどこにいるって!お前、いい加減、夕子から頭切り離せ!」
グレート井上くんの、たいへんごもっともな言い分に、西条くんは、黙って目をつむりました。
「あ!きさま!また瞑想に入りやがったな!?」
「へっへっへ」

「くそっ!必殺 白井先生!」

「あ!また邪魔しやがって!!」
「お前らさぁ~。いいかげんにしろよ。井上ももう西条の妄想につきあうのやめろよ。妄想が染るぞ」
「おうおう!お前ら、人の妄想をウイルスみたいに言いやがって!お前ら、俺の妄想見たらびっくりするからな!」
どういう自慢でしょう?
ともあれ、パンティのリアリティはともかくとして、準備は全て整いました。
いよいよ決行です。
今回の作戦は、今までとは少し勝手が違います。
なぜなら、駐在さんがすでに悪戯慣れしているからです。
悪戯に慣れた人間は、用心深くなりますが、また逆に、用心ゆえに、非常に罠にかかりやすくもなります。
いずれにしても僕たちには、より綿密なプログラムが必要となりました。
決行日は、その週の金曜日、と決定していました。
駐在さんのスケジュールを調べると、定時に駐在所に帰って来る日は金曜日以外になかったのです。
それ以外の日は、何時に駐在さんが駐在所にいるのかわかりません。
僕たちの作戦では、絶妙なタイミングで駐在所に帰っていただく必要がありました。
当日、僕たちは、4つの班に分かれ、それぞれの配置についていました。
携帯電話などない時代のことですから、分かれてからの連絡のとりようはありません。
したがってアクシデントや不測の事態というのは、許されません。
しかし。
不測の事態は、しょっぱなからおきました。
「せ、先輩!たいへんです!」
僕と同じ、設置班(なんの設置班かはすぐわかります)にいたジェミー、こと丹下くんが言いました。
「なんだ?」
「パ、パンツが足りないみたいなんですけど・・・」
「はあ?」
「確か、6枚でしたよねぇ」
パンツの入った紙袋を覗き込みながらジェミー。
「うん。お前が買ったんだからわかるだろ?」
「ええ。それがですね。5枚しか入ってないんですけど」
「な、なんだって?」
「お前、確かめてこなかったのか!」
「いえ。確かめましたけど」
「じゃぁなんで足りないんだよっ!」
「うーん。おかしいなぁ。最後は西条先輩も孝昭先輩も確認してたのに・・・」
「なにぃ?」
「だからぁ。僕の後に西条先輩と孝昭先輩も確認したんですよ」
「おまえ・・・・あいつらにあずけたのか?それ」
「ええ・・・見せないと殺されそうだったんで・・・。なにか支障・・・ありました?」
支障・・・。もうこれ以上の支障は他にないと言ってもいいほどでした。
「馬鹿!そういうもんはな、あいつらにあずけちゃダメなんだよっ!」
「す、すみませんでした・・・」
「なくなった1枚は西条か孝昭が盗んだんだな・・・。まぁ、いいや。じゃ5枚で作戦変更だ」
2人で1枚ならまだ被害はましなほうです。
「はい!」
「・・・それがですねぇ・・・」
「なんだ、まだなにかあるのか?」
「ええ・・・残ってる5枚なんですが」
「はやく言えよ」
「1枚が豹柄のやつなんですけど・・・・」
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- 4章:第9話 夕陽の決闘(2)
- 4章:第8話 夕陽の決闘(1)
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実は、セクシーなパンツの基準がよくわかりません。
豹柄はなんでだめなのかなぁ??
んだんだ
ヒョウ柄ぢゃダメなの?
その頃の、一般女性は、ぜええ~たい!に履きません。
職業柄・・・・????
詳しくしりません・・・・が・・・・
ピンクのフリフリとかがいーのかな??
ひょ、ひょひょひょひょ豹がらがなぜここに!?