ぼくたちと駐在さんの700日戦争

12月は、小さい頃から特別な月で、家族の誰よりも先にカレンダーをめくってワクワクしてたものです。

あのワクワク感は、なんだったんでしょうね。

ひとつはクリスマス。これはもう間違いありません。

そして、給食記念日、紅白歌合戦、大晦日・・・・お楽しみ会？

とにかく行事が目白押しで、現代と比べても、街全体がウキウキしていたような気がします。

特に高校3年の時のクリスマスは特別でした。

クリスマスと言うよりも「ノエル」と言うべきかも。

ノエルがフランス語であることも、彼女を通して知りました。

そう。フランス生まれ、京都育ちの‥‥‥‥グレート井上許嫁です。


「へぇ‥‥‥‥ノエルってフランス語だったんだ？」

「あったりまえ。まさか津軽弁とでも思うとったんか？」

「いや‥‥‥‥‥」

なんでこの女は、こんなにケンカ腰なのでしょう？

意外かも知れませんが、スケ番グループとかは、こういった行事が大好きです。（←本当）
もちろん、グループ単体で開くことはなく、男を招き入れて行います。（←本当）
そしてたいていクリスマス当日よりも早い。（←本当）
理由は中には男がいるヤツもいるので、当日は空けておくため。（←らしい）
不良のクセに、ちょっと可愛いとは思いませんか？

あとは、「負けず嫌い」なので、いかに早くクリスマスをやるかが重要らしい。

歴代最速は、早苗さんの10月1日だそうです。さすが早苗さん‥‥‥‥。


当初、お蝶夫人としては、当然、井上くんを招くつもりだったようですが、グレート井上くんがそんな巣窟に足を踏み入れるわけもなく。

「ええか？アンタは、あくまで補欠やからな？補欠！」

「はいはい‥‥‥‥」

「言うてみぃ！」

「はあ‥‥‥‥？」

「いっぺん言うてみぃ！」

「僕は補欠・‥‥‥‥」

「よし！」

こんなパーティが楽しいでしょうか？


というわけで、今回より数回に分けて、

マスカレード番外編

潜入！スケ番Noëlパーティ！を、お送りいたします！


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