<月曜日はママチャリラジオ!世界に1冊だけ!オリジナル表紙の17巻プレゼント!>
花ちゃんは、すでにタオル地のローブに着替えていて、
その短さは、膝上15cmはいってる超ミニで、そこに「こういう手合いのホテル」の気遣いがうかがえましたが、
ケーキ屋さんの名前が出て来たところで、こっちの負け。
ああ、「萎える」って、こういう動詞なんだ、と、身を持って知った僕です・・・。
対する彼女は、
僕が黙ってしまって静寂が訪れると、それが実は「ケンちゃんのことを考えているから」とは、思いもよらぬらしく
ついにその時が来ちゃった〜〜〜ど〜しよ〜〜〜
とばかりに、身を固めます。
この大いなるすれ違い。
が。その短いローブの膝元に置かれた手が・・・
小刻みに震えてる・・・。
カ・・・・カワイイ〜〜〜〜〜♪
なにしろ花ちゃんと言えば、僕を見れば急所蹴りばっかりしてたくらいでしたから。
あるいは「萎える」理由のひとつには、その時の後遺症があるんじゃないか、ってくらいで。
「ローブの下って・・・・なにも着てないの?」
コクン、と花ちゃん。
試しに、また僕が黙ると、
「あ・・・あ!そやった。その前に化粧せんと!」
「もう、してるだろ?」
「あ、そ、そやったっけ?そやったそやった」
いよいよ、となって焦りまくり始めました。
カワイイ〜♪
けれど、その背後にケーキ屋さんが透けて見えますから、やっぱり僕は冷静です。
また静寂が訪れ、いい雰囲気になると花ちゃん、
「あ!わ、忘れとった!ちょ、ちょっと待っといて。赤飯、たいとかんと!」
「赤飯〜〜〜?」
「そや。そ、それなりに大事な日やもん!」
「へぇ〜、京都の旧家ってそんなことまですんの?」
「わ、わからんけど・・・・。初潮の時には、おばあちゃんが炊いてくれはったん」
「赤飯の材料なんてないだろー?」
「それがある。大納言と餅米、持っとるさかい・・・」
「あーー・・・・・」
って、そんなもん鞄に入れてたのか!
どーりで重いわけだ。
「そ、そこの電気ポットあればすぐ炊ける・・・いや、1時間あれば炊けるから。それまで待っといてんか?」
はは〜ん。
「花・・・・」
「え・・・?」
「ムリしなくっていいよ」
「え・・・?べ、別にムリなんか・・・・」
なによりの証拠に、
彼女は、落胆よりは、
緊張から解かれた安堵の表情を浮かべました。
「僕のほうも初めてだし。ムリ」
ああ・・・・スェーデンが北欧の端からさらに遠ざかる・・・・。
と、思いつつも。
「あ。誤解するなよ?花は、じゅうぶん可愛いって。ずっと、衝動押さえるの大変だったんだから」
すると、
「・・・・・・やっぱ・・・・・カズミ?」
花ちゃんは、かなり言いにくそうに言いました。
「それも・・・・ある・・・・・」
カババアと話したのは、よかったのか、悪かったのか。
それは、僕の心の中では、明里ちゃんと和美ちゃんの「二度目の対決」でもありました。
結果は・・・・和美ちゃん、と、タッグを組んだケンちゃんの勝ち・・・・。
「さよか・・・・」
「花だって・・・・・・」
彼女が夢に抱いていたのは、少なくとも外見は、井上くんなわけですから。
「そ、やね・・・・・・」
「うん・・・・・」
「なんか・・・・安心した・・・・」
「そう?」
「ウン・・・。アンタ、うちが思ってた通りの男やったし・・・・」
「そう?」
「ウン・・・。なんか・・・・・・・・安心したら眠うなって来た・・・・・・」
すでに、午前3:30。
「うん。寝ろよ」
「アンタは?」
「僕は・・・・起きてるよ。寝過ごすとまずいことになるし」
「だいじょぶ?」
「ああ。慣れてるんだ。徹夜」
朝起きると枕元にケンちゃんが立ってた、だけは避けたい・・・・。
「さよか・・・・。ほな・・・・・・」
花ちゃんは、僕に断ると、
それでも、ダブルベッドに僕の入る隙間を残して、布団にもぐりこみました。
実はこの時に、僕は、花ちゃんのローブがめくれることを期待していたのですが
良家で躾けられた花ちゃんが、そんな失態を晒すはずもなく・・・・。
ちょっとガッカリ・・・・・。
花ちゃんは、恥ずかしかったのか、最初は布団にまるまる顔を隠していました。
が。それをちょっとめくって顔を出すと、
「・・・・ナア?」
「え?なに?」
「・・・・・ウチが眠るまで・・・・。頭、撫でとってくれへん?」
「うん・・・・。いいよ」
「おおきに・・・・」
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花ちゃんは、すでにタオル地のローブに着替えていて、
その短さは、膝上15cmはいってる超ミニで、そこに「こういう手合いのホテル」の気遣いがうかがえましたが、
ケーキ屋さんの名前が出て来たところで、こっちの負け。
ああ、「萎える」って、こういう動詞なんだ、と、身を持って知った僕です・・・。
対する彼女は、
僕が黙ってしまって静寂が訪れると、それが実は「ケンちゃんのことを考えているから」とは、思いもよらぬらしく
ついにその時が来ちゃった〜〜〜ど〜しよ〜〜〜
とばかりに、身を固めます。
この大いなるすれ違い。
が。その短いローブの膝元に置かれた手が・・・
小刻みに震えてる・・・。
カ・・・・カワイイ〜〜〜〜〜♪
なにしろ花ちゃんと言えば、僕を見れば急所蹴りばっかりしてたくらいでしたから。
あるいは「萎える」理由のひとつには、その時の後遺症があるんじゃないか、ってくらいで。
「ローブの下って・・・・なにも着てないの?」
コクン、と花ちゃん。
試しに、また僕が黙ると、
「あ・・・あ!そやった。その前に化粧せんと!」
「もう、してるだろ?」
「あ、そ、そやったっけ?そやったそやった」
いよいよ、となって焦りまくり始めました。
カワイイ〜♪
けれど、その背後にケーキ屋さんが透けて見えますから、やっぱり僕は冷静です。
また静寂が訪れ、いい雰囲気になると花ちゃん、
「あ!わ、忘れとった!ちょ、ちょっと待っといて。赤飯、たいとかんと!」
「赤飯〜〜〜?」
「そや。そ、それなりに大事な日やもん!」
「へぇ〜、京都の旧家ってそんなことまですんの?」
「わ、わからんけど・・・・。初潮の時には、おばあちゃんが炊いてくれはったん」
「赤飯の材料なんてないだろー?」
「それがある。大納言と餅米、持っとるさかい・・・」
「あーー・・・・・」
って、そんなもん鞄に入れてたのか!
どーりで重いわけだ。
「そ、そこの電気ポットあればすぐ炊ける・・・いや、1時間あれば炊けるから。それまで待っといてんか?」
はは〜ん。
「花・・・・」
「え・・・?」
「ムリしなくっていいよ」
「え・・・?べ、別にムリなんか・・・・」
なによりの証拠に、
彼女は、落胆よりは、
緊張から解かれた安堵の表情を浮かべました。
「僕のほうも初めてだし。ムリ」
ああ・・・・スェーデンが北欧の端からさらに遠ざかる・・・・。
と、思いつつも。
「あ。誤解するなよ?花は、じゅうぶん可愛いって。ずっと、衝動押さえるの大変だったんだから」
すると、
「・・・・・・やっぱ・・・・・カズミ?」
花ちゃんは、かなり言いにくそうに言いました。
「それも・・・・ある・・・・・」
カババアと話したのは、よかったのか、悪かったのか。
それは、僕の心の中では、明里ちゃんと和美ちゃんの「二度目の対決」でもありました。
結果は・・・・和美ちゃん、と、タッグを組んだケンちゃんの勝ち・・・・。
「さよか・・・・」
「花だって・・・・・・」
彼女が夢に抱いていたのは、少なくとも外見は、井上くんなわけですから。
「そ、やね・・・・・・」
「うん・・・・・」
「なんか・・・・安心した・・・・」
「そう?」
「ウン・・・。アンタ、うちが思ってた通りの男やったし・・・・」
「そう?」
「ウン・・・。なんか・・・・・・・・安心したら眠うなって来た・・・・・・」
すでに、午前3:30。
「うん。寝ろよ」
「アンタは?」
「僕は・・・・起きてるよ。寝過ごすとまずいことになるし」
「だいじょぶ?」
「ああ。慣れてるんだ。徹夜」
朝起きると枕元にケンちゃんが立ってた、だけは避けたい・・・・。
「さよか・・・・。ほな・・・・・・」
花ちゃんは、僕に断ると、
それでも、ダブルベッドに僕の入る隙間を残して、布団にもぐりこみました。
実はこの時に、僕は、花ちゃんのローブがめくれることを期待していたのですが
良家で躾けられた花ちゃんが、そんな失態を晒すはずもなく・・・・。
ちょっとガッカリ・・・・・。
花ちゃんは、恥ずかしかったのか、最初は布団にまるまる顔を隠していました。
が。それをちょっとめくって顔を出すと、
「・・・・ナア?」
「え?なに?」
「・・・・・ウチが眠るまで・・・・。頭、撫でとってくれへん?」
「うん・・・・。いいよ」
「おおきに・・・・」
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よかったー何事も起きなくて!!
しかし赤飯とは
ひさしぶりです〜
花ちゃんかわいいー
ケンちゃん強力過ぎ(笑)
花ちゃんやっぱり純ですね~
ママチャリは相変わらずケーキ屋におびえる始末ww
花ちゃんかわいーー☆〜(ゝ。∂)
ママチャリよくがんばった!
てか、花ちゃんに何かしたら許せなかった笑
ママチャリこんなに耐えたんだから、ケンちゃんにも怒られずに済んでほしいかなー
男子って上と下は別と聞いておったけど・・・
花ちゃんの後ろに……
ケンちゃんが見える…!
無事に帰れるのか…
かわいい…笑笑
けんちゃんの力はその場にいなくても
効果がある!
ローブめくれなくても
シャワーシーン見てるんだから
いいじゃないかぁ
バックにケンちゃんなんて考え出したら・・・
あらゆるところから出るもの全部出ちゃいそう・・・
花ちゃんも女の子やな~寝るまで頭撫でとって...か
花ちゃんカワイすぎるぅ〜(≧∇≦)
そしてママチャリがモテすぎて腹立つーー
ローブがめくれなくてガッカリしたとか、、、
裸見たんやから文句ゆーなーー(♯`∧´)
初コメです。
受験期からずっと楽しみに読んできました←
森田大明神のご利益か、今年受験にも合格でき、
この春から見事大学生になれました!
これからも頑張ってください!
いつか、眠るまで頭撫でていて
は使おう(笑)
いつか、があるかはさておいて(笑)
花ちゃんかわいい~
アクセス集中でたいへんですよ~(;´▽`lllA``)
なんか、安心しました(〃∇〃)
よかった、よかった・・・・(T_T)
赤飯って確か早苗さんの時にもありましたよね
やっぱケンちゃんは、怖いなf^_^;
花ちゃんに惚れたw
迫り来る、ケンちゃんの恐怖!!!
花ちゃんかわいいなあ…
花ちゃん、いろいろあった一日でしたね・・・。
実は、相当、疲れてたのでは・・・
でも、もう、きっと、ぐっすり眠れますね♪
けんちゃんすげぇ…
欲情にまさる、恐怖!!
このコメントは管理人のみ閲覧できます
みなさん
"ローブめくれなくてくても、裸見てるからいいじゃない"
って言うけど、あのチラリズムがいいんじゃないかね(笑)
おっさんやなぁ~(TOT)
いいなぁ・・・花ちゃん。
こんなにママチャリさんに甘えて、こんなに優しくして貰って
羨まし~です~
でも辛いこといっぱいあったんだから
これ位のご褒美があったっていーか♪
ママチャリさん
心の戦いお疲れ様でしたm(_ _)m
アァ~~~~!!
最大のトラップに自ら進むとは……
彼は偉大なる勇者ですね…
女の寝顔とは…
最大に無防備な姿なのに…
理性を保てるのか……
しかし…
未来の花ちゃんが言った素晴らしい標語は、何時生まれたのか…
この時で間違い無いと思ったのに………orz
ケンちゃんの恐怖はヤバイな~~~~
欲情にも勝るとは恐ろしい。
ケンちゃんの力スゴい!
ママチャリが少し可哀想になってきた(笑)
でも、花ちゃん可愛い♡
赤飯って(^o^)
透けてるけんちゃん怖っΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
BGMにターミネーターの音楽が
聞こえそう((((;゚Д゚)))))))
ママチャリくん優しいなぁ。
でも、そこにいるだけで、ケンちゃんのお怒りは免れないんじゃ…
朝が怖いですねww
隣にケンちゃん…(怖)
>天災戦士さん
よろしく~
花ちゃんかわいいね
あんまりかわいいと理性が・・・
花ちゃんか~わ~いい~
駄目だ…
この花ちゃんを前にして抑えられる自信がない
ママチャリ君の自分との戦いがついに終わりましたね(^_^;)
恐怖が透けて見えるってすごいですね(^_^;)
ケンちゃん超強力ww
怖い怖い(^_^;)
花ちゃん…
何で赤飯作る材料なんか持ち歩いてるんだ…(・・?)
そりゃカナリ屋の新メニューつくりに行ったからでしょう。
だから大納言なんだから。
こういう細かい伏線を気づいてもらえないのは哀しい。
>ユウショウタくん
一番載り認定
+50pt
>モンブランちゃん
ひさしぶり
>ライトくんも
ひさしぶり
+30pt
>天災戦士さん 初登校
いらっしゃい〜
+100pt
花ちゃんの後ろにケンちゃんママチャリの横に和美…
手を出したとして後ろめたすぎる…
いや~
ヤバいです
花ちゃんが 可愛すぎるよ くろわっさん
萌えてまうやろー! 萌えてまうやろー!
花ちゃんが可愛すぎてキュンキュン!!
これで衝動を抑えるのは難しいわ~(爆)。