クリスマス特別編『雪明かりの足跡』
獣医師のBJは、ミスマスカットのバナナちゃん始め、妹3人全員がミスコン優勝者というくらいですから、当人も実はけっこうなイケメンです。
それを補って余りあるほど性格が面白かっただけで。
なのに未だ独身。
どうしてなのでしょう？
「フ・・・・。恋か・・・・。遠い昔のことだ・・・・・」
バーボンのグラスカップを揺らしながら、少し遠い目をしたBJ。
そうなのです。実はBJにも、大学時代に将来を誓い合った恋人がいました。
名前を園子さん。
「札幌の大学に通っていた頃に知り合ったんだが・・・・・。ピノヨは、まだ小学生だっちょんぶりけ」
「無理に語尾変えることないですよ？先生」
「当時、女性の適齢期は22歳くらい・・・。だから卒業と同時に結婚するつもりだった・・・・」
それは、BJ、大学5年生（全課程で6年）のクリスマスイブの夜のこと。
「和夫さんは、卒業したらどうするの？」
「私かい？私は・・・・・・」
「できれば君と・・・・」
その続きを言えればよかったのですが。
言えないまま、札幌の白い大地に、ふたりの足跡だけが、
BJが躊躇した時間の長さ分だけ、続いていました。
園子さんとて、実直で面白いBJに惹かれていなかったわけではありません。
ある意味、「今日、プロポーズされるかも？」という期待と覚悟があったのです。
が、当時、そのことを女性から言い出すのは「はしたないこと」とされていました。
園子さんが、その言葉を待つ時間分、ふたつの足跡は、さらに続いて。
雪明かりに、延々と続くふたりの足跡。
ふりかえって見た園子さんは、
「和夫さん、見て？足跡・・・・・」
「ああ・・・」
「ずっと並んでるよ？」
「うん・・・」
「いつか・・・この真ん中に、ちっちゃい足跡が入ればいいのにナ・・・・なんてネ・・・・」
「！」
BJは、驚きました。
「園子さん！ちょっとだけ待ってて！」
「え？どうしたの？和夫さん？」
それからしばらくして、BJがも園子さんの元へどって来ました。
トナカイ連れて・・・。
「ど、どっから連れて来たの!?このトナカイ!?」
「え？バイト先の動物園から」
「そ、そんなの勝手に持って来ちゃっていいの!?」
「まだ1歳くらいだから」
「そういうこと言ってんじゃないの!!」
「すぐに返すさ。それより見てごらんよ！」
2人の間には、トナカイの足跡が加わって、
「ほら！園子サン！間にちっちゃい足跡が！」
「フ・・・・それっきり・・・・だったな・・・・・」
「当たり前でしょう」
「え！そうか？なんで？」
というわけで、いまだ独身のBJです。
Merry Christmas！
【クリスマスリクエスト】へ→
獣医師のBJは、ミスマスカットのバナナちゃん始め、妹3人全員がミスコン優勝者というくらいですから、当人も実はけっこうなイケメンです。
それを補って余りあるほど性格が面白かっただけで。
なのに未だ独身。
どうしてなのでしょう？
「フ・・・・。恋か・・・・。遠い昔のことだ・・・・・」
バーボンのグラスカップを揺らしながら、少し遠い目をしたBJ。
そうなのです。実はBJにも、大学時代に将来を誓い合った恋人がいました。
名前を園子さん。
「札幌の大学に通っていた頃に知り合ったんだが・・・・・。ピノヨは、まだ小学生だっちょんぶりけ」
「無理に語尾変えることないですよ？先生」
「当時、女性の適齢期は22歳くらい・・・。だから卒業と同時に結婚するつもりだった・・・・」
それは、BJ、大学5年生（全課程で6年）のクリスマスイブの夜のこと。
「和夫さんは、卒業したらどうするの？」
「私かい？私は・・・・・・」
「できれば君と・・・・」
その続きを言えればよかったのですが。
言えないまま、札幌の白い大地に、ふたりの足跡だけが、
BJが躊躇した時間の長さ分だけ、続いていました。
園子さんとて、実直で面白いBJに惹かれていなかったわけではありません。
ある意味、「今日、プロポーズされるかも？」という期待と覚悟があったのです。
が、当時、そのことを女性から言い出すのは「はしたないこと」とされていました。
園子さんが、その言葉を待つ時間分、ふたつの足跡は、さらに続いて。
雪明かりに、延々と続くふたりの足跡。
ふりかえって見た園子さんは、
「和夫さん、見て？足跡・・・・・」
「ああ・・・」
「ずっと並んでるよ？」
「うん・・・」
「いつか・・・この真ん中に、ちっちゃい足跡が入ればいいのにナ・・・・なんてネ・・・・」
「！」
BJは、驚きました。
「園子さん！ちょっとだけ待ってて！」
「え？どうしたの？和夫さん？」
それからしばらくして、BJがも園子さんの元へどって来ました。
トナカイ連れて・・・。
「ど、どっから連れて来たの!?このトナカイ!?」
「え？バイト先の動物園から」
「そ、そんなの勝手に持って来ちゃっていいの!?」
「まだ1歳くらいだから」
「そういうこと言ってんじゃないの!!」
「すぐに返すさ。それより見てごらんよ！」
2人の間には、トナカイの足跡が加わって、
「ほら！園子サン！間にちっちゃい足跡が！」
「フ・・・・それっきり・・・・だったな・・・・・」
「当たり前でしょう」
「え！そうか？なんで？」
というわけで、いまだ独身のBJです。
Merry Christmas！
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さすがはＢＪです。
トナカイとは・・・確かに間に足跡出きましたが（苦笑）
結婚かぁ～出来るといいなぁ・・・
メリークリスマス
BJ。トナカイはだめだろう。。。
あ～あ、せっかくのチャンスを、
勿体ない。
まぁ、ＢＪらしいですが(笑)。
おめーは、サンタか！
って感じですね。
みなさま！メリークリスマス！
クリスマスらしいロマンチックなお話をお届けしました。
明日は、クリスマスリクエストでギャラリーやります。
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BJ・・・せっかく園子さんがんばったのに・・・
もったいない～！！
でもそれがさすがBJって感じです笑
BJそれはダメでしょ
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だっちょんぶりけ(笑)
さすがBJだっちょんぶりけ(笑)
＞秘密のコメントさん
へ？BJの同級生？
マジっすか？
そうですかぁ。息子さんも獣医めざしてんだ？
なぜこんなことに(笑)
メリークリスマス！
クリスマスギャラリーのリクエストですか・・・西条君が家の愛猫チャコを抱いてる姿がいいなあ・・・因みに全身茶虎です・
みなさん、メリークリスマス！！
さすがBJ…おもしろ！
くろわっさんは何かプレゼントもらいましたか？
僕はMr.ChildrenのCDをもらいました！
みなさん良い聖夜をお過ごしください！！
BJ…(笑)
ちょっと天然ですね(笑)
笑笑
今年、一番笑ったww
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メリークリスマスくろわっさん(*´∇｀*)
夜勤なう……
BJ…面白すぎですっ
いい男なだけに尚更残念
トナカイ(笑)
BJそれでも大人かい(´-ω-`)
めりくりです！
今、ふと「自分も恋愛に関してはＢＪと似たり寄ったりな感性なのではないか？」という
恐ろしい疑惑が・・・・( Ｔ△Ｔ)
BJもったいねー。
ナダレの心は読めても、
女心が読めなきゃだめでしょう。
BJも脳をナダレのようにお腹に入れれば
もう少し考える力がつくかもですね。
BJ、僕が言うのもなんだけど、結婚は程遠そうだな〜。
ＢＪに 女心を 理解するのは 無理なのでしょうか～(笑)
イヴにトナカイさん連れて来ちゃった(≧∇≦)
プレセントを乗せてきたらバッチリなのに。
自分の世界に浸るBJ。女心を理解するのは、かなりのハードルだな。
メリクリ～
BJ、姉妹多いんだから女性の扱いも上手いんじゃないのか
乙女心わからなすぎですね(^_^;)
リクエストギャラリー楽しみにしてます！
リク受け付けはこれから？
フラグバッキバキに圧し折るとは…ww
もったいないw
みなさん、メリークリスマス！！
ＢＪは「フ・・・」とか言ってる場合じゃないでしょ～
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あ～あ（笑）
ＢＪに幸あれ～
メリークリスマスっ
あのー、クリスマスギャラリー、リクエスト誰のですか････
誰でもokなら、私、西条君がクリスマスツリーのかざりつけしてるのがいいです。
おねがいします。
BJ痛恨のミス(^_^;)
そこでプロポーズしたら即OK出たかもしれないのに(^_^;)
獣医って当時４年制では・・・
それでこそＢＪ！(笑)
BJって面白いんじゃなくてただ天然な気がする・・・＾＾
くろわっさん、
みなさん、
メリークリスマシタ！
ＢＪはきっと園子さんには面白過ぎたんですね(笑)
過ぎたるはなお及ばざるが如し・・・
やっぱりＢＪは大場か・・・
いえ、何でもありません。
BJ………
園子さんの気持ちに気づいてあげなよ
くろわっさん、
merryChristmas
遅れてすいません
ＢＪ…それは無理だろ～～。
園子さんの無念が余りあるわ…。