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第14話 vs本屋(5)

<ハエ取りリボン vs 本屋のご主人>
「いや。それじゃわたしの気持ちが済まないから。いつも買ってもらってるお客さんなのにこんな疑いかけちゃって」
「いえいえ。疑いさえ晴れればそれだけで」
しばらくこの無限ループを繰り返していたご主人と僕たち。
(正確には「僕」だけ。西条はどうしても○○マニアを入手したいらしく「くれるっていうんだから」を連発していました)。
と、そこに女性店員に連れられて駐在さん登場!
駐在さん、
「ごめんください」
部屋に入るなり
「ん?なにかへんな臭いがしますね」
異臭の残り香に気づかれました。
「万引きだそうですね」
と、すごんで言ったとたんに、僕たちを確認いたしまして
「あ・・・・また・・・・・」
と、たいへんばつの悪そうな顔をなさいました。
「おまわりさん、こんにちわぁ〜」
へらへらと僕たち。
ご主人が、
「あー。おまわりさん、お騒がせしてすみません。どうも誤解だったみたいなんです」
しかし、駐在さんは事務机の上に広がる得体の知れない物体、
具体的には
”ビロビロになったハエ取りリボン”と
”西条くんの母ちゃんのビロビロパンツ“と
”たまご混じりでビロビロの米ぬか”という、
ビロビロシリーズ(やなシリーズだなぁ)を見つけ「あー、こいつらやりやがったな」と、状況証拠だけで全てを察知されたようでした。
それでも公務中の警官らしく
「いや、なにもないに越したことはありませんから」
するとご主人
「いえね。先日、おまわりさんがこの子ら捕まえたでしょう?それで注意してたのですが・・・」
「あ・・・」
と、駐在さん。
「あああああ、いえ、あれはごく個人的なことでして。別件です、別件」
あせりまくりの駐在さん。
しかし
「あのですねー、ご主人。この子たちは、本官もよく知っているのですが。そういう犯罪はやらないやつらなんですよ。本官が保証します」
めずらしく僕たちの弁護にまわった駐在さん。
と、思ったら
「コイツらはね、そういうハンパなことじゃ喜ばんヤツらなんです」
弁護じゃなかった・・・・。
「え・・・?」
この駐在さんのご丁重な解説に、どうやら自分が「かつがれた」ことに少し気づいたらしきご主人。
「まぁ。しかし、オマエらもよかったな。疑いが晴れて」
そもそもの原因はお前だろうが!
ご主人と僕たちはそろって駐在さんを睨みつけました。
ところがここで、ご主人が、
「でも、レコード屋さんも、アイツらは前から怪しかった、とか言うものですから。つい・・・」
え!
レコード屋ぁ?
この発言に僕と西条くんは敏感に反応しました。
だって「レコード屋」さんと言えば、僕たちがこづかいの半分以上を注ぎ込んでいる「超」のつくお得意様なわけで、通っている回数といい、投資金額といい、本屋さんの比ではなかったからです。
あのレコード屋が・・・。
僕たちの脳裏には、しっかりと次のターゲットが刻み込まれていたのでした。
ここでご主人が思い出したように
「あ・・君たち、電車に乗り遅れるとたいへんだ、とか言ってなかった?」
「え・・・あああ・・・もういいです」
だって口からでまかせですから・・・。
「いや・・私のせいで遅れたのだから。どこまで行くんだい?車で送ってくよ」
うわぁ・・・涙が出そうなほどにやさしいご主人。
「だいじょうぶです。自転車で二人乗りでもしていきますから」
と言ったとたん
「あああ?警官の前で二人乗りとは聞き捨てならんなぁ」
あ。すっかり忘れていましたが、この人、警官でした。
そしてこの「警官」は、とてつもなく想定外のことを言い出したのです。
「ご主人、だいじょうぶです。彼らは本官がうちのパトカーで送ってきますから」
え”っ!
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「いや。それじゃわたしの気持ちが済まないから。いつも買ってもらってるお客さんなのにこんな疑いかけちゃって」
「いえいえ。疑いさえ晴れればそれだけで」
しばらくこの無限ループを繰り返していたご主人と僕たち。
(正確には「僕」だけ。西条はどうしても○○マニアを入手したいらしく「くれるっていうんだから」を連発していました)。
と、そこに女性店員に連れられて駐在さん登場!
駐在さん、
「ごめんください」
部屋に入るなり
「ん?なにかへんな臭いがしますね」
異臭の残り香に気づかれました。
「万引きだそうですね」
と、すごんで言ったとたんに、僕たちを確認いたしまして
「あ・・・・また・・・・・」
と、たいへんばつの悪そうな顔をなさいました。
「おまわりさん、こんにちわぁ〜」
へらへらと僕たち。
ご主人が、
「あー。おまわりさん、お騒がせしてすみません。どうも誤解だったみたいなんです」
しかし、駐在さんは事務机の上に広がる得体の知れない物体、
具体的には
”ビロビロになったハエ取りリボン”と
”西条くんの母ちゃんのビロビロパンツ“と
”たまご混じりでビロビロの米ぬか”という、
ビロビロシリーズ(やなシリーズだなぁ)を見つけ「あー、こいつらやりやがったな」と、状況証拠だけで全てを察知されたようでした。
それでも公務中の警官らしく
「いや、なにもないに越したことはありませんから」
するとご主人
「いえね。先日、おまわりさんがこの子ら捕まえたでしょう?それで注意してたのですが・・・」
「あ・・・」
と、駐在さん。
「あああああ、いえ、あれはごく個人的なことでして。別件です、別件」
あせりまくりの駐在さん。
しかし
「あのですねー、ご主人。この子たちは、本官もよく知っているのですが。そういう犯罪はやらないやつらなんですよ。本官が保証します」
めずらしく僕たちの弁護にまわった駐在さん。
と、思ったら
「コイツらはね、そういうハンパなことじゃ喜ばんヤツらなんです」
弁護じゃなかった・・・・。
「え・・・?」
この駐在さんのご丁重な解説に、どうやら自分が「かつがれた」ことに少し気づいたらしきご主人。
「まぁ。しかし、オマエらもよかったな。疑いが晴れて」
そもそもの原因はお前だろうが!
ご主人と僕たちはそろって駐在さんを睨みつけました。
ところがここで、ご主人が、
「でも、レコード屋さんも、アイツらは前から怪しかった、とか言うものですから。つい・・・」
え!
レコード屋ぁ?
この発言に僕と西条くんは敏感に反応しました。
だって「レコード屋」さんと言えば、僕たちがこづかいの半分以上を注ぎ込んでいる「超」のつくお得意様なわけで、通っている回数といい、投資金額といい、本屋さんの比ではなかったからです。
あのレコード屋が・・・。
僕たちの脳裏には、しっかりと次のターゲットが刻み込まれていたのでした。
ここでご主人が思い出したように
「あ・・君たち、電車に乗り遅れるとたいへんだ、とか言ってなかった?」
「え・・・あああ・・・もういいです」
だって口からでまかせですから・・・。
「いや・・私のせいで遅れたのだから。どこまで行くんだい?車で送ってくよ」
うわぁ・・・涙が出そうなほどにやさしいご主人。
「だいじょうぶです。自転車で二人乗りでもしていきますから」
と言ったとたん
「あああ?警官の前で二人乗りとは聞き捨てならんなぁ」
あ。すっかり忘れていましたが、この人、警官でした。
そしてこの「警官」は、とてつもなく想定外のことを言い出したのです。
「ご主人、だいじょうぶです。彼らは本官がうちのパトカーで送ってきますから」
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おまわりさ~ん。
14話と15話と、ごちゃごちゃになってませんか?
awajiさん、おはようございます。
いやぁ。ご指摘ありがとうございました。
昨夜、というか今朝、前の話にももどれるように「骨太の改革」を行いましたところ、あれこれおかしくなっておりましたぁ。
直しました。
ごふっ、さ、3番
なぬぅまたまた死の4番かぁ
!?( ̄□||||!!がーん。。
ちっきしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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何でこんなんなってんの
駐在さんもよくわかって………
えっ?そっち?
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