*****特別編MOTHERS SIDE
母にございます。
乗り合わせたバスは、ちょうど息子が乗ったバスと運転手さんが同じでございました。
というか、田舎で1時間に1本でございますから確率は1/2。
1本置けば、確実に同じ運転手さんに当たることができます。
「そのほうが、事前の道路状況がわかってて都合がいいのよ」
「なるほど~。すると息子たちはこのバスに?」
「そういうことになるわね。ねー、運転手さん、運転手さん?息子、どこで降りました?」
「駅前バス停ですよーー?」
と、運転手さん。
「よかった~~~。バス停で」
「バス停じゃないと止まらないでしょ?タカさん」
「息子は、”吐く”って言うと、どこでもバスは止まるもんだと思ってるから・・・・」
「あははははーー。まったくだ!」
運転手さんが苦笑い・・・・。
「・・・・タカさん。教育まちがってません?」
そこを言われると痛い・・・。
ものすごく痛い・・・。
が。
「まぁ、次男に限ってだから~~~。ホホホ」
「でも、間違った、ってことですよね?元神童が」
く・・・・・・。
薫ちゃんてば・・・・自分の息子のデキがいいもんだから・・・・この時ばかりと・・・・。
「あのね。薫ちゃんは、算数、得意だったわよね?」
「え?いや、まぁ・・・・」
薫ちゃんは、さすがに計算高く、算数だけは得意でございました。
奥様も育ちがよろしゅうございますから、頭は飛び抜けて良くって、お子様たちには、それが遺伝したものと思われます。
「地球を1本のリボンで囲むと4万キロよね?」
「完全に球体、と仮定してですな?」
「ええ、そう。そのリボンに1mだけ足して、それをみんなでいっせいに持ち上げたら、どれくらい持ち上がると思う?」
「1mだけ、ですか・・・・?」「4万キロに1mぽっち?」
「そう。1mぽっち足すの。合計は4万キロと1メートルね。どれくらい持ち上げられると思いますか?奥様」
「いや・・・・数ミリじゃないかしら?」
「そんなには上がんないだろー。ミクロンだろ、ミクロン」
「実は、16センチ持ち上がります」
「16センチ!? え!そ、そんなに?」「本当ですか?」
「ええ」
「16センチも・・・・!」
「実は地球だけじゃありません。野球ボールでも、タイヤでも、円周に1m足せば、必ず16センチなの」
「へぇ・・・・・」「知りませんでした・・・・不思議なものですのね・・・」
ビー玉でも、地球でも、同じ1メートルで、同じ16センチ持ち上がるようになるのでございます。
これが数字の不思議で、実におもしろいところです。
わたくしは、この定理に小学校の3年の時に気づきました。
学校で算術の先生を困らせるなら、この問題に限るわよ?
でも、言いたいことはそこではございません。
「薫ちゃん。子供は玉。親はそのまわりをつつむ円ですから」
「円・・・・ですか・・・・」
「ええ。子供の大きさは様々。大きくっても、小さくっても、実は同じ。親はそれより1mでも長ければ、同じだけ包み込むことができるのよ」
「なるほど・・・・確かに・・・・」
「私は、常に、そういうつもりで子育てしてまいりました」
「か、感服しました!」
「素晴らしいですわね・・・さすがおタカさん・・・・」
ご覧いただけましたかしら?
元祖「論点ずらしの術」!
息子は、懸命に真似ますが、
あんなもの、しょせん児戯でしかございません。
ほほほほ~~~~。
通常編につづく・・・
昭和の無茶2へ→
ラフマニノフの憂鬱 第51話へ→
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母にございます。
乗り合わせたバスは、ちょうど息子が乗ったバスと運転手さんが同じでございました。
というか、田舎で1時間に1本でございますから確率は1/2。
1本置けば、確実に同じ運転手さんに当たることができます。
「そのほうが、事前の道路状況がわかってて都合がいいのよ」
「なるほど~。すると息子たちはこのバスに?」
「そういうことになるわね。ねー、運転手さん、運転手さん?息子、どこで降りました?」
「駅前バス停ですよーー?」
と、運転手さん。
「よかった~~~。バス停で」
「バス停じゃないと止まらないでしょ?タカさん」
「息子は、”吐く”って言うと、どこでもバスは止まるもんだと思ってるから・・・・」
「あははははーー。まったくだ!」
運転手さんが苦笑い・・・・。
「・・・・タカさん。教育まちがってません?」
そこを言われると痛い・・・。
ものすごく痛い・・・。
が。
「まぁ、次男に限ってだから~~~。ホホホ」
「でも、間違った、ってことですよね?元神童が」
く・・・・・・。
薫ちゃんてば・・・・自分の息子のデキがいいもんだから・・・・この時ばかりと・・・・。
「あのね。薫ちゃんは、算数、得意だったわよね?」
「え?いや、まぁ・・・・」
薫ちゃんは、さすがに計算高く、算数だけは得意でございました。
奥様も育ちがよろしゅうございますから、頭は飛び抜けて良くって、お子様たちには、それが遺伝したものと思われます。
「地球を1本のリボンで囲むと4万キロよね?」
「完全に球体、と仮定してですな?」
「ええ、そう。そのリボンに1mだけ足して、それをみんなでいっせいに持ち上げたら、どれくらい持ち上がると思う?」
「1mだけ、ですか・・・・?」「4万キロに1mぽっち?」
「そう。1mぽっち足すの。合計は4万キロと1メートルね。どれくらい持ち上げられると思いますか?奥様」
「いや・・・・数ミリじゃないかしら?」
「そんなには上がんないだろー。ミクロンだろ、ミクロン」
「実は、16センチ持ち上がります」
「16センチ!? え!そ、そんなに?」「本当ですか?」
「ええ」
「16センチも・・・・!」
「実は地球だけじゃありません。野球ボールでも、タイヤでも、円周に1m足せば、必ず16センチなの」
「へぇ・・・・・」「知りませんでした・・・・不思議なものですのね・・・」
ビー玉でも、地球でも、同じ1メートルで、同じ16センチ持ち上がるようになるのでございます。
これが数字の不思議で、実におもしろいところです。
わたくしは、この定理に小学校の3年の時に気づきました。
学校で算術の先生を困らせるなら、この問題に限るわよ?
でも、言いたいことはそこではございません。
「薫ちゃん。子供は玉。親はそのまわりをつつむ円ですから」
「円・・・・ですか・・・・」
「ええ。子供の大きさは様々。大きくっても、小さくっても、実は同じ。親はそれより1mでも長ければ、同じだけ包み込むことができるのよ」
「なるほど・・・・確かに・・・・」
「私は、常に、そういうつもりで子育てしてまいりました」
「か、感服しました!」
「素晴らしいですわね・・・さすがおタカさん・・・・」
ご覧いただけましたかしら?
元祖「論点ずらしの術」!
息子は、懸命に真似ますが、
あんなもの、しょせん児戯でしかございません。
ほほほほ~~~~。
通常編につづく・・・
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知ってた♪グレート父に勝った。
でも先生ならわかるんじゃ?
元祖論点ずらしの術来ましたね(笑)
あ、今気づいたけど、桜いいですね。
論点ずらし(笑)
夕力さん…
「論点ずらし」は、やっぱり意図的だったんですね。
そして”吐く”って言うと、どこでもバスは止まるもんだと思ってるから…って、(笑)。
それ、自分で編み出したわけですか、ジュリーは…。
子は親にかなわないはずだ…
元祖論点ずらしですか~
タカさん流石です!
たしかにずれてる・・・
16センチ上がるんだ・・・
>毛皮まといくん
えらいえらい。
さぁ?先生によりけりですね。
一番載り認定。
+50pt
>千流くん
>DOESくん
+30pt
すごい!
これが元祖論点ずらしの術ですか
確かにママチャリのと出来が大違いですね(笑)
タカさん、見事です・・
さすがタカさんですっっ!論点ずらしの術、やっぱりすごいなぁ…!!!
タカさんの見事なところは、
論点をずらされたことに、相手が気づいていないところですね~~。
タカさんかっこいい~
こんな母親を持ったくろわっさんが羨ましいです。
さすがタカさん
これにはママチャリもかなわないわ…
すごいなぁ…尊敬しちゃいます
16センチも上がるんですか?
ビックリです・・・・
論点ずらしの術、おみごと!
本家論点ずらしの術は凄い!!
何の違和感もなかった~
でました、論点ずらしの術
僕もレクチャーしてもらいたい!
何でタカさんは小3でこんな事を知ってたんだろー?
タカさんは小三の頃何を考えてたんだ…………
か、かなわんわ~
その定理の真実が知りたい
なんで16センチなんですか?
でもママチャリに対するタカさんの大きな大きな愛が感じられますね
素晴らしいです……
タカさん流石です。
明日の受験頑張らなくっちゃ♪
タカさん頭いい~~!!
論点ずらしも、すごいです~
えー?ほんとー?
と思い、ものっすごい考えましたが
納得しました。
直径×3.14ってことですね。
完全に論点ずらされました。
半径の差は円周の差をπで割って半分にすればいいからね。
((円周+1m/π)-(円周/π))/2
さすがタカさんです♪
その定理が気になる…
今日は久しぶりに
ぼくちゅうの映画を見ました(^O^)!!
何回見ても最高です(≧▽≦)ゞ
タカさんさすがですね~
タカさんみたいな頭脳が欲しいです(*^_^*)
論点ずらし、習得したいです~
流石タカさん!!
スゴイ!!論点ずらしできるようになりたい・・・
おお!元祖みれた(笑
くろわっさんのおかげで高校受かることができました!ありがとうございます!!!
16cm…
なんで気付けたんだろ…?
>優樹 くん
>きゅうくん
円周から直径を割り出す公式「外周÷円周率」で、求めることができます。
ちなみに、地球の直径は12700キロくらいですが、小さい数字を当てはめて試してみるといいでしょう。
>くろわっさん
コメの「直径」の漢字違いますよ。
早速実践してみよう!!
ママチャリの論点ずらしと違って感動した・・・
今日卒業式でした!みんな涙目でした・・・
さ、さすが神童・・・感動しましたw
学びたいです。論点ずらし。
さすがタカさん…!
話をズラしつつ相手を感動させる…
天才だっ!!
100センチで試してみました
ホントに 約16センチになりました
さっすがタカさん…!!
見習おーっと(笑)♪
さすが元祖論点ずらしすごいですねぇ~。
いつのまにかヘッダーも変わってますし。
そして新聞報道のほうやいかに?
さすがタカさん!!!
論点ずらし…やっぱりすごい(*゜▽゜*)b
この話、何か聞いたことあるよーな・・・
あ、一日報告が遅れましたが、
第一志望高校に無事合格致しました。
これもぼく駐の御陰(?)です。
有難うございました^^
これからも読んでいきますので、
宜しくお願い致します~
おぉ!元祖論点ずらし!!!
なんか、すごすぎて、感激してしまいました。
まね、できないなぁ。。。。
そこだけまねても、他で突っ込まれたら、答えられない・・・・( T△T)
神童の神髄、見たり!!!ですね。
見事に、話がずれました(そこかい)。
タカさん流石ですね~
円周に1mたして持ち上げたら16cmになるんですか!!
私もタカさんみたいになりたいです!!
だから、、、
「元の長さがまちまち」ってのがポイントでしょ。
球が大きければ、「その比率」はどんどんちいさくなるだけで。。。。
まずは、
「元の長さよりは大きくないといけない」
わけですよ。
そこが大変なのですが・・・・。
さすが元神童タカさん…
論点ずらし神業ですね
どうしたらできるんですかね…
ぜひコツを知りたいです!!
気になったので円周の公式から計算してみました。
たしかに半径(r)が計算すると消えるので
半径によらず常に成り立ちますね~^w^ノ
でも、「論点ずらし」はほどほどに・・・^^;
さすがタカさん><
100m÷3.14≒32cm(16cmの2倍)なんだから元の数字が何だろうと当たり前っちゃ当たり前の話(笑)
論点ずらしの術…
さすがは おタカさん~尊敬
あ~冷静になれば当たり前だけど急に言われると えっ!?ってなってなんか腑に落ちないけど納得せざるを得ない… さすがタカさん!!
おぉ!元祖論点ずらしの術素晴らしいの一言です。
球体の直径をa(単位m、定数)、
持ち上げる幅をx(単位m,変数)とおくと、
(a+2x)π=aπ+1
aπ+2xπ=aπ+1
xπ=0.5
x≒0.16
…でもこんなの計算しないとわからないよなぁ・・・
円周は直径の長さに比例してるから、
直径が16cm増える毎に直径は1m増える。
規則を知ると数学は途端に面白くなる。
じゃあ体積は?
直径の2乗に比例している。
難しい(@ ̄□ ̄@;)!!
でも本当は簡単。
実は増えた量が直径に比例している。
0の2乗は0
1の2乗は1 増えた量は1
2の2乗は4 増えた量は3
3の2乗は9 増えた量は5
4の2乗は16 増えた量は7
増えた量が2ずつ増える。
あら簡単。
数学上ではこれを円周について直径で微分する、と言う。
途端に難しい(@ ̄□ ̄@;)!!
ついでにも1つ。
5×5=25
これから左右の数字をどちらかを1増やしてどちらかを1減らす。
4×6=24
答えが1減る。
これも同じ数のかけ算の時の規則。
12×12=144
11×13=143
20×20=400
19×21=399
簡単だし面白いでしょ?
これを数学では
Xの2乗=Yの時、(X+1)(X-1)=Y-1となる。
小難しい(@ ̄□ ̄@;)!!
ちなみに2ずつずらすと4減る。
3ずつずらすと9減る。
4ずつずらすと16減る。
どっかで見た数字が出てくる。
簡単簡単。
数学では
Xの2乗=Yの時、(X+n)(X-n)=Y-nの2乗、となる。
(@ ̄□ ̄@;)!!
数学、面白いよ♪
↓2行目
直径が16cm増える毎に円周は1m増える、の間違い(T_T)
すごいな…これが元祖!
感服しきりですね…
さすがタカさんですね~
論点ずらしの術の完成度が違いますね Σ(・□・;)
やっぱり元祖は違いますね元祖は(^ ^)
あ、ぼくちゅう12読み終わりました(^ ^)
感想は孝明くんも勿論カッコよかったですが、やはり早乙女さんはいいキャラだなと思いました(^ ^)
16㎝も上がるんだ…
初めて知った…
さすがタカさん!!
っていうか、
逆算しようよ。
きちっと巻いて、さらに+1mってことは、
50cm「まっすぐ余る」わけで、
それより小さければ
「まあ、そんなもんじゃない」ってわけです。
定理しりたいです!!
なぜでしょうか??。。。。
カニさんの説明とってもわかりやすいです!
数学は好きだけど得意ではないので全然知りませんでした。
やっぱり数学は面白いですね☆
タカさん・・・神童だわ・・・
感服致します。
使い方合ってる?
神童強し!!
ままちゃりもすごいな~
って思うけど、
やっぱりタカさんが
でてきちゃうと
かわいくみえちゃうから
くろわっさんすごいよな…
ま、私には
『持ち上がんないんじゃない?』
という残念な答えしか
でなかったが(T-T)★
いやぁ~
いいこと聞いた
出た!
奥義、論点ずらしの術!!(爆)
僕も習いたいですよ~(笑)
論点ずらしぼくも教えてほしい
学校でやったが「話ずれてない?」と言われた・・・
論点がずれるまでの過程が
自然で流麗だ。
まさしく元祖
タカさんすごいなぁ・・・
いろんな人のコメント読んでもあまり理解できなかった・・・・(:_;)
論点ずらし、さすがです☆
論点ずらし 覚えたら便利そうだなぁ
覚えられないけどw
へ~全部同じなんですね~
さすがママチャリの師匠
ちょっと解りにくい言い方なので何だか勘違いしてる方がいるようですが
地球という球体が持ち上がる訳では無いですよ?持ち上がるのはリボン!です。
地球をぐるりと1m長いリボンで囲んで、それを地球をぐるりと人の輪で繋げて「リボンを」持ち上げた場合、ね。その場合に地表から16センチ上がると言うこと(つまりリボンは土星の環状態ですね)。
直径が32センチ増えれば円周は32センチ×3.14≒100センチ(1m)増えるので当たり前の話。
さすがタカさん・・・
論点ずらしの術、教えてほしい~(笑)
か~ちゃん、すげ~!!
でも、肝心な事はママチャリ君にチャンと御教育されたと思われます。
「命が如何に重か」です。
すごいなぁ元祖論点ずらしの術・・・教わりたいなぁ・・・
おタカさんでも子供の育て方について痛いことを言われれば痛いんですね。
お母さんだなぁ・・・
おタカさんのような偉大な方に共感する部分があって嬉しいです(^∀^)
あと 『母にございます。』 の出だし凄く好きです♪
> カニさん
とても楽しい数学講座をありがとうございます!
カニさんのような先生に数学を教わることが出来たら
数が苦じゃなかったかも知れません。
やっぱり論点ずらしか・・・
でも私にはわかっていたぞ・・・わかったぞ~~!!
いい話に・・・。と思えばおほほほ~って。
さすが論点ずらし!
師匠と比べると僕は児戯以下です(笑)
元祖論点ずらしの術すげ~!!
さすがおタカさん、何でも知ってるんですね。
論点ずらしって奥が深いですねwww
さすがタカさん・・・・
16㎝は初めて知りました
すか
小学3年の僕は単なる鼻垂れ坊主でしたw
ちょっと考えて計算すればわかることなのに、
イメージってすごい!
こういった、意外なこと、身近なことに
当てはめて考えられれば
算数の授業って面白くなりますよね~。
次小学校3年になる長女にも、
勉強のそういう面白さに気づいてほしいです。
リボンの話もですけど、元祖論点ずらしはやっぱりすごいですね~
相手を惹きつけるような話術も必要なのかな…?
初めて書きます。
これから、おねがいします。
これまで見たんですけど。やはり、タカさんすごい!
これこそ「論点ずらし!」(か?)
おぉ! もう1コの事件の進展か?
と思ったら、こっちも論点ズラされましたね(笑)。
元祖論点ずらし、凄い! の一言です。
この定理に小学校3年生で気付くって、神童って凄いな。
次男さんの「ピタリオコラスの定理」とは比較にならないですね。