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第13話 vs本屋(4)
ようやく呼吸や脈拍が正常になり、それでも横隔膜の異常を残しながら、おそるおそる事務室の扉を開けるご主人。
その後ろから、やはりおそるおそる僕たち。
換気扇とは偉大なもので、さっきの大パニックからわずかに数分といった時間で、もうほぼ刺激臭はありませんでした。
あー、匂いですか?そうですねぇ〜。とても口では言い表せませんが、炭酸ガスを含んだウ○コとでも言えば近いでしょうか。
なにしろ、実際に「炭酸ガスを含んだウ○コ」というものを体験したことがないので、よくわからないのですが。
そして一同は、再び尋問のため事務室へ。
「あー、死ぬかと思った」
とは、のうのうと僕たち。
まさに自分の術に自分がかかる、というヤツです。
「もう・・・そっちの鞄はいいや・・・・・」
と、ご主人。よほどに懲りたようです。
「じゃ、君のほうも確認させてもらうよ。念のため」
「はぁ」
もう、僕たちも制止する元気がありません。
ご主人、またしても触診で本らしき陰影をキャッチ。
しかし、チャックに手をかけたところでいったん手を止めると、
「これも変な臭いがするもの入ってる?」
当然の確認です。
「さぁ?」と、僕。
ご主人が鞄を開けると、今度はあっけなく口は開き、ざらざらと出て来たものがありました。
それは「米ぬか」
「な、なんだ、これ」
しかし異臭がしないことを確認すると、ご主人、勇気あることにそこにも手を突っ込みました。
が、
例によって眉間にしわをよせるご主人。
そして本を取り出したのですが、手にはべったりと米ぬかと卵の黄身やらカラがくっついていました。
「あっ!」と、僕たち。
「た、たまご?」と、ご主人。
「あーっ割れてる~!た、たまごが!われてる~!」
「さっき、鞄を机においたときに割れたんだ~」
大騒ぎの僕と西条くん。
「そ、そうなのか?」
と、事態を理解できないご主人。
疑惑の本は、ただの「小学3年生のこくご」と「小学3年生のりか」「小学3年生の社会」という、いずれも使い古された教科書でした。
そちらにも卵がベッタリ。
ハンカチで手をぬぐいながらご主人。
「あ・・・いや・・・す、すまなかったね。たまご、弁償するから」
「え!それ、秋田から送られて来た比内地鶏の有精卵なんですよっ。そのへんじゃ買えません!」
と、突如攻勢に出る僕たち。
「あ~、病気のおばあさんに持って行くはずだったのに~」
大ウソです。ただの卵です。
しかも、はじめから割れてました。
駐在さんと比較して、かなり紳士なご主人は、そうとう申し訳なく思ったらしく、
というか、まんまと策にひっかかりまして
「いや。すまなかった。申し訳ない」
正直なかたです。普通、あの異臭騒ぎで少しは疑いそうなもんなのですが。
逆に、あまりに素直なかただったものですから、今度は僕たちが申し訳なくなってしまいました。
「べ、べつにいいです。疑いさえ晴れれば。僕たちは」

<比内地鶏。うまいらしい>
「いや、そういうわけにはいかないよ、なにかお詫びに・・・」
「そうだ。好きな本1冊あげるから」
ホントに真正直なかたです。よく商売人やってこれました。
「いえ・・・そんな・・・」
と申し訳なさそうに言う僕をさえぎり
「え!じゃぁ○○マニアってあります?」
と、西条くん。
馬鹿!
さすがにそれをやるとあきらかに「詐欺」なので、僕は西条くんを激しくつつきました。
だいたい『○○マニア』ってなんだ?またその筋か?
本屋だましたあげく、エロ本もらう高校生って相当なモンだぞ?
2章-第14話へ 駐在さん登場~♪
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ようやく呼吸や脈拍が正常になり、それでも横隔膜の異常を残しながら、おそるおそる事務室の扉を開けるご主人。
その後ろから、やはりおそるおそる僕たち。
換気扇とは偉大なもので、さっきの大パニックからわずかに数分といった時間で、もうほぼ刺激臭はありませんでした。
あー、匂いですか?そうですねぇ〜。とても口では言い表せませんが、炭酸ガスを含んだウ○コとでも言えば近いでしょうか。
なにしろ、実際に「炭酸ガスを含んだウ○コ」というものを体験したことがないので、よくわからないのですが。
そして一同は、再び尋問のため事務室へ。
「あー、死ぬかと思った」
とは、のうのうと僕たち。
まさに自分の術に自分がかかる、というヤツです。
「もう・・・そっちの鞄はいいや・・・・・」
と、ご主人。よほどに懲りたようです。
「じゃ、君のほうも確認させてもらうよ。念のため」
「はぁ」
もう、僕たちも制止する元気がありません。
ご主人、またしても触診で本らしき陰影をキャッチ。
しかし、チャックに手をかけたところでいったん手を止めると、
「これも変な臭いがするもの入ってる?」
当然の確認です。
「さぁ?」と、僕。
ご主人が鞄を開けると、今度はあっけなく口は開き、ざらざらと出て来たものがありました。
それは「米ぬか」
「な、なんだ、これ」
しかし異臭がしないことを確認すると、ご主人、勇気あることにそこにも手を突っ込みました。
が、
例によって眉間にしわをよせるご主人。
そして本を取り出したのですが、手にはべったりと米ぬかと卵の黄身やらカラがくっついていました。
「あっ!」と、僕たち。
「た、たまご?」と、ご主人。
「あーっ割れてる~!た、たまごが!われてる~!」
「さっき、鞄を机においたときに割れたんだ~」
大騒ぎの僕と西条くん。
「そ、そうなのか?」
と、事態を理解できないご主人。
疑惑の本は、ただの「小学3年生のこくご」と「小学3年生のりか」「小学3年生の社会」という、いずれも使い古された教科書でした。
そちらにも卵がベッタリ。
ハンカチで手をぬぐいながらご主人。
「あ・・・いや・・・す、すまなかったね。たまご、弁償するから」
「え!それ、秋田から送られて来た比内地鶏の有精卵なんですよっ。そのへんじゃ買えません!」
と、突如攻勢に出る僕たち。
「あ~、病気のおばあさんに持って行くはずだったのに~」
大ウソです。ただの卵です。
しかも、はじめから割れてました。
駐在さんと比較して、かなり紳士なご主人は、そうとう申し訳なく思ったらしく、
というか、まんまと策にひっかかりまして
「いや。すまなかった。申し訳ない」
正直なかたです。普通、あの異臭騒ぎで少しは疑いそうなもんなのですが。
逆に、あまりに素直なかただったものですから、今度は僕たちが申し訳なくなってしまいました。
「べ、べつにいいです。疑いさえ晴れれば。僕たちは」

<比内地鶏。うまいらしい>
「いや、そういうわけにはいかないよ、なにかお詫びに・・・」
「そうだ。好きな本1冊あげるから」
ホントに真正直なかたです。よく商売人やってこれました。
「いえ・・・そんな・・・」
と申し訳なさそうに言う僕をさえぎり
「え!じゃぁ○○マニアってあります?」
と、西条くん。
馬鹿!
さすがにそれをやるとあきらかに「詐欺」なので、僕は西条くんを激しくつつきました。
だいたい『○○マニア』ってなんだ?またその筋か?
本屋だましたあげく、エロ本もらう高校生って相当なモンだぞ?
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感動した.本屋さん、やさしいわ。
>もつさん
そうですねー。
とりあえずここでは一番載り。認定です。
ウーン
し・ん・し
うっ、4番・・・
この主人かわいそうやな。。。
二人に騙されるわひどい薬品のにおい吸わされるわ・・・。
>直江さん
そうですね。
ごく最近になって恩返しできました。
こっこれは?
6ばんなのか、7番なのかワカランが
とりあえず感想
本屋さんやさしっ
なんかコメント少ないですねぇ
最近は125とかいってますけどねぇ・・・・
なんでだろう?
あいなさん
初めての人は次の話を早く読みたいからコメントふっとばして読んでんですよ!(私はそうだった!・・・私だけか)
後 比内鶏は食べたら法に触れますよ!まあママチャリには関係ないだろうけど
それくらい
よく気絶しなかったな。
俺は無理だと思う。
かえるさん
天然記念物は食べてもいいはずですよ
シャモとかも記念物ですからね!
あと
普通のう○こは炭酸ガス含んでますよねw
て言うか本屋の主人大変過ぎやろwww
おもしろー
>うんこ
ワロスwwwwwwwwwwwwwwww