←復習する?
<おことわり>
前日コメントで推理が盛り上がりましたので、たぶん気になってしょうがないかたいっぱいいるでしょうから、前後関係を無視いたしまして、2話連続でカセットテープの謎、答えを書きます。
ほんとは明日の予定だったんですけどね。謎解きにつき、笑える部分はありません。
「ミュージックテープ?」
グレート井上くんと、バリトンくんが顔を見合わせています。
「ああ」。
答える僕。
「声でも入ってた?」
「いや。音楽だけ。最初から最後まで聴いた」。
「和美ちゃんはなんて?」
「思い当たることはない、って。ただ・・・」。
「ただ?」
「曲は全部知ってるらしい」。
「いや。それおかしいぞ」。
「どうして?」
「何曲入ってた?」
「60分テープに16曲。主にニューミュージックだな。魔法の黄色い靴、とか、心もよう、とか」。
「全部、ポピュラーな曲か?」
「いや・・・。そうでもないが」。
「なんで和美ちゃんが知ってるってわかるんだ?」
「あ・・・・」。
「でもまぁ、テープだけで、まだ実害ってほどのことはないわけだな。お前に来た手紙も注意書きだけだし」。
「まぁ。そうだな」。
しかし、この日、初めての「実害」が起こってしまいました。
初めは。
和美ちゃんの外履きが消えたのです。
そして僕の元には・・・・・。
僕の下駄箱に入っていたものは、僕の度肝を抜くのにじゅうぶんでした。
そしてそれは、僕の隣にいた西条くんをも驚かせました。
「なんだ・・・これ・・・・・」。
「泥・・・人形?」
そうです。それは幾本もの針の刺された粘土の人形でした。
「お前。誰かに怨み買ってんのか?」
西条くんが言いますが
「馬鹿言え。そんな覚えないぞ」。
「なんなんだ?それ」。
「たぶん・・・ブーズー教かなにかの、呪いの人形だ・・・」。
「いやがらせにしてはすぎるなぁ」。
「ああ・・・。だいたい目的がわからない」。
Cautionか・・・・。
「魔太郎が来る、でも見てるのかな?」
「ウラミハラサデオクベキカってやつ?」
「それほどに恨まれる覚えもないな・・・」。
「やっかいだな。相手が見えないってのは」。
そうです。暴力的なことであれば、西条くんと孝昭くんのいる僕にとって、なんということもありません。
しかし、こうなると話は別です。
「なにが望みだろ?」
「和美の関連?」
「いや・・・。僕は和美とつきあってるわけじゃないからなー」。
「傍目からはわかんねぇだろ?」
確かにその通りです。
しかし、そう仮定したにしても、よく目的のわからないイヤガラセです。
急遽アジト教室に集まった僕たち。
「とりあえず、テープあるから」。
「うん。調べてみるか」。
「一番いいオーディオあるとこは?」
「夕子ちゃんちだ!」。
「なんで妹が先なんだ?」
疑惑の目のグレート井上くん。
「なんとなく」。
目的見え見えの孝昭くん。
本日2話ワンセットです。続けて第20話へどうぞ→
<おことわり>
前日コメントで推理が盛り上がりましたので、たぶん気になってしょうがないかたいっぱいいるでしょうから、前後関係を無視いたしまして、2話連続でカセットテープの謎、答えを書きます。
ほんとは明日の予定だったんですけどね。謎解きにつき、笑える部分はありません。
「ミュージックテープ?」
グレート井上くんと、バリトンくんが顔を見合わせています。
「ああ」。
答える僕。
「声でも入ってた?」
「いや。音楽だけ。最初から最後まで聴いた」。
「和美ちゃんはなんて?」
「思い当たることはない、って。ただ・・・」。
「ただ?」
「曲は全部知ってるらしい」。
「いや。それおかしいぞ」。
「どうして?」
「何曲入ってた?」
「60分テープに16曲。主にニューミュージックだな。魔法の黄色い靴、とか、心もよう、とか」。
「全部、ポピュラーな曲か?」
「いや・・・。そうでもないが」。
「なんで和美ちゃんが知ってるってわかるんだ?」
「あ・・・・」。
「でもまぁ、テープだけで、まだ実害ってほどのことはないわけだな。お前に来た手紙も注意書きだけだし」。
「まぁ。そうだな」。
しかし、この日、初めての「実害」が起こってしまいました。
初めは。
和美ちゃんの外履きが消えたのです。
そして僕の元には・・・・・。
僕の下駄箱に入っていたものは、僕の度肝を抜くのにじゅうぶんでした。
そしてそれは、僕の隣にいた西条くんをも驚かせました。
「なんだ・・・これ・・・・・」。
「泥・・・人形?」
そうです。それは幾本もの針の刺された粘土の人形でした。
「お前。誰かに怨み買ってんのか?」
西条くんが言いますが
「馬鹿言え。そんな覚えないぞ」。
「なんなんだ?それ」。
「たぶん・・・ブーズー教かなにかの、呪いの人形だ・・・」。
「いやがらせにしてはすぎるなぁ」。
「ああ・・・。だいたい目的がわからない」。
Cautionか・・・・。
「魔太郎が来る、でも見てるのかな?」
「ウラミハラサデオクベキカってやつ?」
「それほどに恨まれる覚えもないな・・・」。
「やっかいだな。相手が見えないってのは」。
そうです。暴力的なことであれば、西条くんと孝昭くんのいる僕にとって、なんということもありません。
しかし、こうなると話は別です。
「なにが望みだろ?」
「和美の関連?」
「いや・・・。僕は和美とつきあってるわけじゃないからなー」。
「傍目からはわかんねぇだろ?」
確かにその通りです。
しかし、そう仮定したにしても、よく目的のわからないイヤガラセです。
急遽アジト教室に集まった僕たち。
「とりあえず、テープあるから」。
「うん。調べてみるか」。
「一番いいオーディオあるとこは?」
「夕子ちゃんちだ!」。
「なんで妹が先なんだ?」
疑惑の目のグレート井上くん。
「なんとなく」。
目的見え見えの孝昭くん。
本日2話ワンセットです。続けて第20話へどうぞ→
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- 9章-第20話 心もよう(3)
- 9章-第19話 心もよう(2)
- 9章-第18話 心もよう
タチの悪い嫌がらせですね~。むぅ…。
それにしても孝昭くんはノリノリですね。目の前に兄がいるのに妹の名前出すなよ…、、
2話アップお疲れサマですo(__*)o謎解き楽しみにしてます♪
失礼しました~。携帯で更新ボタン押したら一話しかアップされてなくて、もう一話は後なのかなぁと思って;
コメ返し、結構です~o(__*)o
無理矢理カタカナにしてるから、いろんな表記有りだとは思いますが、ブードゥー教という表記が一般的だと思います。
たしか英語でもBooDooですし。
しっかし、呪いできましたか。
陰湿な奴っちゃなぁ~。
陰湿やのぉ…男ならがつーんと言ったればいいのに…
でもジェミーみたいな人ならどっちになるんだろ…
>テラsan先生
>無理矢理カタカナにしてるから、いろんな表記有りだとは思いますが、ブードゥー教という表記が一般的だと思います。
この話は『魔太郎が来る!』からとっているので、藤子A先生の「ブーズー教」という表記に従っています。
1975年頃はこう呼んでたんですねぇ。
方言かとおもっちゃいました。
目の前のグレート井上くんを無視して夕子ちゃんだ~って、(爆笑)
今日もエコエコアザラックでした。
グレート井上君と孝昭君に、相談したんだぁ。
ゲタ箱に粘土で出来たノロイの人形・・・???
ママチャリさん、ネタは上がってるんだ。
おとなしくついてきて、はいてもらおうかぁ。
(ウラミかうほど、嫌われていたなんて・・・!!!)
お母さんは許しませんヨ。
孝昭さん、 「なんとなく」 って(笑)!!
おもろ!(≧▽≦)
確かに’75年頃に “ドゥ” という表記は見掛けなかったかも知れませんね。