SCENE3
友人の妹。15歳。
自分の妹だったらと、何度も仮定した。
注文はケーキセット。
「あれ?」
「先輩。こんにちは!」
「いらっしゃい。めずらしいね」
「なにが?」
「いや・・・。こんなとこ入るのって。大丈夫?」
「ヤだ。わたし、もう高1ですよ?先輩」
「あ。そうか。そうだよね。ご注文は?」
--------
「先輩」
「なに?」
「教えてほしいことがあるの・・・」
「え?勉強なら君の兄さんのほうが得意だよ?」
「そうじゃなくって」
「うん。じゃ、なに?」
「そう・・・じゃなくって・・・」
「うん。だからなに?」
「やっぱりいい・・・」
「ハハ。なんだ遠慮するなよ」
「やっぱりいい」
「ふうん。むずかしい質問?」
「・・・・・・」
--------
「おかんじょう、おねがいします」
「はい」
「あ。先輩、もうひとつ質問」
「うん。なぁに?」
「あのね・・・」
「うん」
「・・・・ずっとここでバイトしてるんですか?」
「え?今月いっぱいくらいだと思うけど」
「あのね・・・・・」
「うん」
「・・・・また来ていいですか?」
「え?」
「また、ここ来ていいですか?」
「うん。いいけど。お兄さんに叱られない程度にね?ハハハ」
「イジワル」
「え?」
「先輩のイジワル!」
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友人の妹。15歳。
自分の妹だったらと、何度も仮定した。
注文はケーキセット。
「あれ?」
「先輩。こんにちは!」
「いらっしゃい。めずらしいね」
「なにが?」
「いや・・・。こんなとこ入るのって。大丈夫?」
「ヤだ。わたし、もう高1ですよ?先輩」
「あ。そうか。そうだよね。ご注文は?」
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「先輩」
「なに?」
「教えてほしいことがあるの・・・」
「え?勉強なら君の兄さんのほうが得意だよ?」
「そうじゃなくって」
「うん。じゃ、なに?」
「そう・・・じゃなくって・・・」
「うん。だからなに?」
「やっぱりいい・・・」
「ハハ。なんだ遠慮するなよ」
「やっぱりいい」
「ふうん。むずかしい質問?」
「・・・・・・」
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「おかんじょう、おねがいします」
「はい」
「あ。先輩、もうひとつ質問」
「うん。なぁに?」
「あのね・・・」
「うん」
「・・・・ずっとここでバイトしてるんですか?」
「え?今月いっぱいくらいだと思うけど」
「あのね・・・・・」
「うん」
「・・・・また来ていいですか?」
「え?」
「また、ここ来ていいですか?」
「うん。いいけど。お兄さんに叱られない程度にね?ハハハ」
「イジワル」
「え?」
「先輩のイジワル!」
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