7月◇日 はれ
「きょうは、七夕だから、ちゅうざい所で七夕まつりをしましょう」
と、悪い悪いおともだちがさそいました。
ぼくたちには、悪い悪いともだちのさそいは、ことわりきれないので、悪い悪いことのおてつだいをすることになりました。
お寺から死ぬほど大きな竹をもらってきて、ちゅうざいしょに持っていくことになりました。
でも、運んでいるとちゅう、こうさ点で、信号が赤なのに、ものすごいスピードで車がつっこんできて、ぼくたちの竹にこすってしまいました。
「あぶないですね。気をつけてください」
と、言ったら、中から髪のひさしがあるお兄さんと、まったく髪の毛のないおにいさんたちがおりてきて
「おうおう、このキズはどうしてくださるのですか?」
と言うので、
「おうおう、ごめんなさい」
と、あやまったのに
「もんどうむようです」
と、一番ちかくにいた麻生くんをなぐりました。
ぼくと孝昭くんは、
「それでは、めだたなくしましょう」と、まわりに同じようなキズをいっぱいつけてカモフラージュしてあげました。
おにいさんたちの顔にもキズをたくさんつけてあげたら、おにいさんたちは泣いてよろこんでいました。
孝昭くんが、
「せっかくの七夕です」
と、言うので、苦労してとってきた竹でしたが、おにいさんたちにあげることにしました。
車のまどからつっこむと、だいぶはみ出てしまい、走れなくなりましたが
「日本一の竹ヤリですね。生だけど」
と言ったら、お兄さんたちも大よろこびでした。生だけど。
そこへ、悪い悪いともだちが、お寺のおしょうさまと、ちゅうざいさんをつれきたので、
「竹をぬすんだのは君たちですね」
「ちがいます」
と、ひさしのおにいさんが言ったのですが、
「この車は改造車ですね。よくありません」
と、おにいさんたちをつれて行ってしまいました。
やっぱり、生の竹ヤリがよくなかったのでしょうか。
かえりに、みんなで元気に『ささのはさらさら』をうたいました。
とても楽しかったです。
西条くんのケンカ日記(9)へ→
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「きょうは、七夕だから、ちゅうざい所で七夕まつりをしましょう」
と、悪い悪いおともだちがさそいました。
ぼくたちには、悪い悪いともだちのさそいは、ことわりきれないので、悪い悪いことのおてつだいをすることになりました。
お寺から死ぬほど大きな竹をもらってきて、ちゅうざいしょに持っていくことになりました。
でも、運んでいるとちゅう、こうさ点で、信号が赤なのに、ものすごいスピードで車がつっこんできて、ぼくたちの竹にこすってしまいました。
「あぶないですね。気をつけてください」
と、言ったら、中から髪のひさしがあるお兄さんと、まったく髪の毛のないおにいさんたちがおりてきて
「おうおう、このキズはどうしてくださるのですか?」
と言うので、
「おうおう、ごめんなさい」
と、あやまったのに
「もんどうむようです」
と、一番ちかくにいた麻生くんをなぐりました。
ぼくと孝昭くんは、
「それでは、めだたなくしましょう」と、まわりに同じようなキズをいっぱいつけてカモフラージュしてあげました。
おにいさんたちの顔にもキズをたくさんつけてあげたら、おにいさんたちは泣いてよろこんでいました。
孝昭くんが、
「せっかくの七夕です」
と、言うので、苦労してとってきた竹でしたが、おにいさんたちにあげることにしました。
車のまどからつっこむと、だいぶはみ出てしまい、走れなくなりましたが
「日本一の竹ヤリですね。生だけど」
と言ったら、お兄さんたちも大よろこびでした。生だけど。
そこへ、悪い悪いともだちが、お寺のおしょうさまと、ちゅうざいさんをつれきたので、
「竹をぬすんだのは君たちですね」
「ちがいます」
と、ひさしのおにいさんが言ったのですが、
「この車は改造車ですね。よくありません」
と、おにいさんたちをつれて行ってしまいました。
やっぱり、生の竹ヤリがよくなかったのでしょうか。
かえりに、みんなで元気に『ささのはさらさら』をうたいました。
とても楽しかったです。
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