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第9回:ぼくちゅーずデー相性診断:男性用
Q.実際になれば、和美ちゃんと夕子ちゃんでは、美人の夕子ちゃんをとる
YES NO
「あのな。ジェミー。これ今森田がつくったやつだから。色ついてないの!」
「じゃー色つければいいじゃないですかー」。
「どっちに?」
「北さしてるほうに」。
「・・・・・・」。

Q.実際になれば、和美ちゃんと夕子ちゃんでは、美人の夕子ちゃんをとる
YES NO
「あのな。ジェミー。これ今森田がつくったやつだから。色ついてないの!」
「じゃー色つければいいじゃないですかー」。
「どっちに?」
「北さしてるほうに」。
「・・・・・・」。
「やめろ。ジェミーとしゃべってると体力消耗するぞ」。
「ほんとだなー。晴れてても遭難するわ。こいつといると」。
「どーいう意味ですかっ!」
「だからどっちが北かわかんないだろ?」
するとジェミー。
「え?簡単ですよ。僕の磁石と比べればいいんですから」。
「あんだって?」
「え。だから僕、方位磁石持って来てますから。これ正確に北さしてますから、そっちに色塗ればいいでしょ?」
「はぁ?」
「え。山に来る時は磁石持って来るのは常識でしょ?バカだなー。先輩たちはー」。
「じゃぁ、なんで早く出さないんだよっ!」
「いやぁ。森田先輩の実験、画期的なんで見とれてましたぁ」。
「・・・」。
「まったく先輩たちといっしょにいたら晴れてたって遭難しますよ!」
「もう一度埋めろ」。
「おお!」
「なんでですかーーーーーーーー」。
再びジェミーは樹氷の仲間入り。
しかし、こいつのお手柄(?)で、正確な方角がわかりました。
だいぶ長いビバークです。あたりは吹雪のせいもあり、さっきより薄暗くなってきた気がしました。
「どうする?動くと危険かな」。
「うーん。でもこのまま夜ってわけにもいかないな」。
「動くか」。
「そうだな。さっきより吹雪の勢い落ちてるし」。
「よし。新聞紙持ってるやつどれくらいいる?」
「俺弁当つつんできたの3枚くらいある」。
「俺も」。
意外かも知れませんが新聞紙は保温材として非常にすぐれています。
僕たちは人数分の新聞紙を用意すると、全員がウエアを脱いで、体にまきました。
これでセーター1枚分の温度を確保できるのです。多少ゴワゴワ言いますが。
「あとウェア乾いた順から、スキーワックス塗っとけよ。みんな」。
僕たちはそれぞれのウェアにワックスの塗りっこを始めました。
当時のウェアはどんなに防湿といっても、長時間の風雪には耐えませんでした。
ウェアが濡れるのは、非常に危険なのです。
ジェミーのウェアは僕が担当。
「あーーーーー。せんぱいーーーー。そんなとこーーーー」。
「背中のどこがそんなとこなんだよっ!」
「えっと。僕のウィークポイントです」。
「てめーのウィークポイントなんざどうでもいいんだよっ!」
「あ。和美先輩のウィークポイントならどうでもよくないんですね?」
「誰がそんなこと言った!」
そこに久保くんが横やり。
「あ。和美のウィークポイントは耳たぶだぞ」。
「なんだってそんなこと知ってんだよっ!」
「え?なんか女子でそういう会話してた。あとでお前に有料で教えてやろうと思ってたんだが」。
どういう会話だ・・・。それ・・・。
しかも有料?
地図を広げる僕たち。
「このまんま下ると沢だ」。
「沢沿いに行く?」
久保くんの提案に孝昭くん。
「ばか。沢沿いに行くのは一番危険なんだ。素人が陥りやすいわなだ」。
「そうなのか?」
「ああ。山の川は障害いっぱいだしな。谷から元にもどれなくなることの方が多い」。
「だとするとー。一旦上に登るしかないかー」。
「ああ。そこからだったら吹雪さえやめば町の光、見えるかも」。
「よし!行こう!」
僕たちが動き出した時は、すでに午後3時をまわっていました。
これ以上遅くなると、あっと言う間に暗くなってしまいます。
そして僕たちが第一目標とした丘についた頃には、あたりはすっかり暗くなり始めていました。
「吹雪やまないなー」。
「まぁ、さっきよりはましだ。前見えるし」。
「でも、町の明かりが見えない」。
「うん。それやばいよなー」。
「まさか山の洗礼受けるとはなー。まいった」。
「ミドルネームもらえるかな?」
「うーん。ジェロニモはやだなぁ」。
「うん。俺ならセバスチアン・・・」
デジャブ?



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「ほんとだなー。晴れてても遭難するわ。こいつといると」。
「どーいう意味ですかっ!」
「だからどっちが北かわかんないだろ?」
するとジェミー。
「え?簡単ですよ。僕の磁石と比べればいいんですから」。
「あんだって?」
「え。だから僕、方位磁石持って来てますから。これ正確に北さしてますから、そっちに色塗ればいいでしょ?」
「はぁ?」
「え。山に来る時は磁石持って来るのは常識でしょ?バカだなー。先輩たちはー」。
「じゃぁ、なんで早く出さないんだよっ!」
「いやぁ。森田先輩の実験、画期的なんで見とれてましたぁ」。
「・・・」。
「まったく先輩たちといっしょにいたら晴れてたって遭難しますよ!」
「もう一度埋めろ」。
「おお!」
「なんでですかーーーーーーーー」。
再びジェミーは樹氷の仲間入り。
しかし、こいつのお手柄(?)で、正確な方角がわかりました。
だいぶ長いビバークです。あたりは吹雪のせいもあり、さっきより薄暗くなってきた気がしました。
「どうする?動くと危険かな」。
「うーん。でもこのまま夜ってわけにもいかないな」。
「動くか」。
「そうだな。さっきより吹雪の勢い落ちてるし」。
「よし。新聞紙持ってるやつどれくらいいる?」
「俺弁当つつんできたの3枚くらいある」。
「俺も」。
意外かも知れませんが新聞紙は保温材として非常にすぐれています。
僕たちは人数分の新聞紙を用意すると、全員がウエアを脱いで、体にまきました。
これでセーター1枚分の温度を確保できるのです。多少ゴワゴワ言いますが。
「あとウェア乾いた順から、スキーワックス塗っとけよ。みんな」。
僕たちはそれぞれのウェアにワックスの塗りっこを始めました。
当時のウェアはどんなに防湿といっても、長時間の風雪には耐えませんでした。
ウェアが濡れるのは、非常に危険なのです。
ジェミーのウェアは僕が担当。
「あーーーーー。せんぱいーーーー。そんなとこーーーー」。
「背中のどこがそんなとこなんだよっ!」
「えっと。僕のウィークポイントです」。
「てめーのウィークポイントなんざどうでもいいんだよっ!」
「あ。和美先輩のウィークポイントならどうでもよくないんですね?」
「誰がそんなこと言った!」
そこに久保くんが横やり。
「あ。和美のウィークポイントは耳たぶだぞ」。
「なんだってそんなこと知ってんだよっ!」
「え?なんか女子でそういう会話してた。あとでお前に有料で教えてやろうと思ってたんだが」。
どういう会話だ・・・。それ・・・。
しかも有料?
地図を広げる僕たち。
「このまんま下ると沢だ」。
「沢沿いに行く?」
久保くんの提案に孝昭くん。
「ばか。沢沿いに行くのは一番危険なんだ。素人が陥りやすいわなだ」。
「そうなのか?」
「ああ。山の川は障害いっぱいだしな。谷から元にもどれなくなることの方が多い」。
「だとするとー。一旦上に登るしかないかー」。
「ああ。そこからだったら吹雪さえやめば町の光、見えるかも」。
「よし!行こう!」
僕たちが動き出した時は、すでに午後3時をまわっていました。
これ以上遅くなると、あっと言う間に暗くなってしまいます。
そして僕たちが第一目標とした丘についた頃には、あたりはすっかり暗くなり始めていました。
「吹雪やまないなー」。
「まぁ、さっきよりはましだ。前見えるし」。
「でも、町の明かりが見えない」。
「うん。それやばいよなー」。
「まさか山の洗礼受けるとはなー。まいった」。
「ミドルネームもらえるかな?」
「うーん。ジェロニモはやだなぁ」。
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- 8章-第47話 メーデー(1)
- 8章-第46話 洗礼(5)
- 8章-第45話 洗礼(4)
う~ん、明るい遭難のススメ?
暗い遭難は悲観的になって、冷静さをうしなっちゃうかも・・・
やっぱり1チームに1人ジェミーですね、磁石持参だし♪
っていうか、ジェミー&ソーオンですね(笑)
コラコラww久保wwww
セコい商売をするんじゃないwwww
でも、会話とかノリはお気楽だけど結構ヤバい状況なんじゃない、今…?
山では尾根づたいに行動。
この鉄則を知ってるとは、やはり写真部はただ者ではありませんね。
あれ?写真部?ワンゲルでなくて?
一番だと思ったのに、、、、、
ジェミーお手柄ですね。
自分は比較的雪の無いところで育ってきたので、勉強をしているような気分ですね。
ジェミー、方位磁針持ってるんなら早く言えよ。。。って
もしかして遭難しかけてる自覚ないのかな?
私の無線傍受してくれるといいんだけど。。。
「無事帰還せよ、ママチャリ軍団」
やっぱジェミーに助けられてるし(^o^
っても、まだ遭難中・・・
ど~やって脱出すんの~?
和美ちゃんの話題が出てくるたびにほんわかするのは私だけでしょうか。
おもわず応援しちゃう(^^
久保くん、そこはやっぱ有料よネ。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
久保くん、さすが情報通。何でも知ってますねぇ。
商売にしたら儲かりそうw
いや~勉強になりました。
遭難しそうになったらいろいろ試してみます。
遭難するチャンスがあれば・・・
耳たぶか~。
・・・うわっと、なんでもないです(^^;)
大丈夫かなぁ、みんな。
次も読んできますノシ
ジェミーの天然は底なしですね…うちの子とかぶります。
空気読めない人の相手するのって本当に体力消耗するんですよねf^_^;
よ~くわかります…ハァ…
イヤハヤ…遭難してる自覚まったくないッスね、ジェミ子( ̄▽ ̄;
て言うか……
みゃあサンまさか…美奈子サン?
(全部読んでから米してたりwww)
まさか、ねぇ( ̄▽ ̄;
思わず秘米(‥;
>秘密のコメントさん 0:39
うん。がんばってね!
ずっとここで待ってるからね!
>レインビーさん
>暗い遭難は悲観的になって、冷静さをうしなっちゃうかも・・・
>やっぱり1チームに1人ジェミーですね、磁石持参だし♪
そうそう。大事です。
>のりぞおさん
>でも、会話とかノリはお気楽だけど結構ヤバい状況なんじゃない、今…?
うーん。スキーはいてて下りですからね。
登山のそれとは違いますが。
町までの距離も近いですしね。
でも、人々のとらえかたは、かなりやばい状況なのではないでしょうか。
>女難@ともさん そうきたかー
>和美ちゃんの話題が出てくるたびにほんわかするのは私だけでしょうか。
>おもわず応援しちゃう(^^
けなげですからねぇ。
>久保くん、そこはやっぱ有料よネ
ともさんも有料?
>みけさん
>遭難しそうになったらいろいろ試してみます。
>遭難するチャンスがあれば・・・
これはですねぇ。実は深~い意味がございまして。
もうすぐ震災とか言われてるでしょ?
こういうので読んだ知恵って忘れませんからね。専門書よりずっと。
「そういえばぼくちゅうのバカどもが、あんなこと言ってたっけなー」って。
そういう時になってタメになることだってありえるじゃないですか。
だからいちいち説明してるんですよ~。
>ぷにょんさん
>耳たぶか~。
耳たぶ、ぷにょん。
>ねぎさん
>ジェミーの天然は底なしですね…うちの子とかぶります。
>空気読めない人の相手するのって本当に体力消耗するんですよねf^_^;
どういう子・・・。
>テラsanさん
>山では尾根づたいに行動。
>この鉄則を知ってるとは、やはり写真部はただ者ではありませんね。
>あれ?写真部?ワンゲルでなくて?
はい。意外に知られていなくて、よく沢に下って遭難するわけですが。
写真部です。というか、「心霊研究会」で、うつってるかどうかわからんものに現像代払いたくないんで「写真部」に所属しているわけです。暗室使えますから。
>茶帯さん
>自分は比較的雪の無いところで育ってきたので、勉強をしているような気分ですね。
まぁ、雪降るとこにいても、普通は知りません。
世の中、なにがいつ役にたつかわかりませんからね。知っといて損はないです。
>るみちょさん
>みゃあサンまさか…美奈子サン?
>(全部読んでから米してたりwww)
まったくね~。そう思っちゃいますよね~。
びっくりですよ。
イヤハヤ…まぢでみゃあサン、美奈子サンかとワクワクしました( ̄▽ ̄;
今度から連続アップの時は米全てチェックですねwww
携帯から参加なモノですから、最初本文読んで、それから各話の米書くモノだから(^^;
でも、面白かった♪
もちろん、本文もですょ
やっぱり遭難には、一人欲しいジェミー!!!
都会(東京育ち)の生活に、慣れていたジェミーやっぱあなたは、唯ものだはなぁ~~~~いぃ。
スキーの腕前はボーゲンでも、山登り(ノット山スキー)には一人は欲しいキャラですよネ。
田舎でもスキーに、行くのには3時間くらい山方面に、車で行っていた私からすると、ボーゲンとパラレルと直滑降さえ、出来れば結構山の上の方目指してました。 挑戦者だったかも・・・・?!
久保くん情報は
たしかに有料ものですね~♪
耳たぶか~♪
今すぐ使わなくても
知っておけば いざという時役立ちます
アクション映画で見た事があって アイスバーンで川に落ちなかったことがありましたよ~
ジェミーさんて・・・
プラマイゼロ!
むしろマーイ!
な気が・・・(^_^;)
どうしよう、こんなに必要な時にママチャリさんの明晰な頭脳が
和美ちゃんの耳たぶのことで一杯になってしまった・・・ッ!!
斜体の文っfgtyrdxcvf
ごめんなさい
変な文うちました
僕ちゅうめっちゃおもろい (笑)