山の傾斜の茂みに熊!
それもかなりデカい!
「メスかな?」
「どっちでもいいだろ?」
が。大きさから察するに、
「メス・・・かも・・・」
「メスなら、お前、くどけよ」
「熊は口説いたことない・・・」
「熊子~~~、俺の子供を産んでくれ~~~、ってのは?」
「わはははは」
山育ちぞろいの僕たち。
これくらいの冗談が出るくらいには、余裕がありました。
はっきり言って、町中でヤンキーに遭遇するよりも、対応方法を知っています。
「いや~~~~ヤンキーのほうが簡単ですけど~~」
「まったくだ」
一部反論もあるようですが。
なにしろ「春先の熊は弱い」のです(←本当。秋口の熊よりずっと弱い)
「春先のヤンキーも弱い」
「誰が決めたんだよっ!!」
ヤンキーは、春先でも強いです。(←本当らしい)
熊は僕たちのいる場所から、10mほども離れていましたが、
なにしろ、春先でも時速50キロで走ることができるわけで、
ここまでたどりつくのには、
「何分だ?」
「計算できねぇ・・・」
「何分ってことはないだろー」
「時速なんだから、『時間』で出せよ」
「そうそう。単位変換の問題出すな」
「1時間は100分だから~~~」
「60分だっちゅうに!」
「ってか、計算してる場合じゃないだろー」
この調子で計算していたのでは、終わる頃には、仲間がひとりふたり減ってます。
「いやいや。ひとり喰うのに60分はかかるだろう」
「だから、『分』で出すなよ」
「そうそう。単位変換がたいへんだ」
「1時間は60分だから~」
「お!チャーリー、覚えたな?」
「1時間だ!」
それくらいは、単位変換しなくってもわかるでしょう。
「ってことは、ここまで1時間はかかるってことだ?」
「バカ。人を喰う時間加えちゃダメだろ!」
緊迫感のないやつら・・・。
ある意味、馬鹿って幸せです。
ようやっと、
「いいか!目をそらすなよ!」
と、動物なれした久保くん。
「ヤンキーと同じだな」
「ヤンキーはもういいよ・・・」
熊と遭遇した場合、目をそらさず、じりじりと後退します。
熊も、実は「人間が怖い」からです。
「孝昭ぃ~~~、ガンつけんなよ~~~~~」
「え?ヤンキーと同じじゃないのか?」
次に。
「そうだ!食べ物でつれ!」
食べ物を持っていたら、それを投げて、熊の気をそらします。
熊は、手っ取り早い栄養分に目をうばわれるからです(←本当)
「よーし!」
それ~~~~~~!
が、持っていたのはポップコーン。
「ば、バカヤローーー!逃げ道のほうにまくヤツがあるかぁ!」
投げつけたポップコーンは、風にあおられ、フラフラとこっちに戻って来てしまいました。
「だってポップコーン、軽いしー」
これでは逆効果!
「と、とにかく!ポップコーンより後ろまで逃げろ!」
「おお!」
ということになりましたが。
風は、僕たちに向かって吹いていたので、
コロコロコロ・・・
「うわぁああああ!ポップコーンがついてくる~~~~」
「こっちくんな!バカ~!」
コロコロコロ・・・
熊ではなく、ポップコーンに追われる僕たちです。
ああ・・・ポップコーンがこんなに怖いものとは知りませんでした。
「そうだ!乾いてるから軽いのであってー」
さっそく三流高校生なりに対処方法が浮かびますが、
なにしろ、頭脳、グレート井上くんがいませんから、
「口で湿らせればいい!」
そうかなぁ・・・?
西条くん、これを受けて、いっきにポップコーンをほおばり、
ポリ、ポリ、ポリ・・・
「バカヤローーーーー!喰うバカがいるか!」
「いやぁ~~~、だってクセだからな~~~」
「アホーーーー!」
あたりには、ポップコーンの香ばしい香りがただよい、ただでさえ「おいしそうな人間」に、花を添えているのでした(泣)。
「馬鹿がぁ!熊が鼻ヒクヒクさせてんぞ!」
冬ごもりから明けた熊は、食べ物の匂いに敏感です(←本当)
なんと!さっきまでじっと様子をうかがっていた熊が、動き始めてしまいました。
「これってポリポリぜったいヤバい気がするポリポリ」
「ポップコーン喰いながら言うな!」
「食べ物を粗末にすっと、かあちゃんに怒られんぞ?ポリ」
「今は、こっちが食い物なんだよ!」
「なんで追加で喰う!?」
「それが、やめられない止まらない」
「やめろーーーー!」
「止めろーーーー!」
さて。高校生ポップコーン添えは、熊から逃げ切れるのでしょうか?
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「メスかな?」
「どっちでもいいだろ?」
が。大きさから察するに、
「メス・・・かも・・・」
「メスなら、お前、くどけよ」
「熊は口説いたことない・・・」
「熊子~~~、俺の子供を産んでくれ~~~、ってのは?」
「わはははは」
山育ちぞろいの僕たち。
これくらいの冗談が出るくらいには、余裕がありました。
はっきり言って、町中でヤンキーに遭遇するよりも、対応方法を知っています。
「いや~~~~ヤンキーのほうが簡単ですけど~~」
「まったくだ」
一部反論もあるようですが。
なにしろ「春先の熊は弱い」のです(←本当。秋口の熊よりずっと弱い)
「春先のヤンキーも弱い」
「誰が決めたんだよっ!!」
ヤンキーは、春先でも強いです。(←本当らしい)
熊は僕たちのいる場所から、10mほども離れていましたが、
なにしろ、春先でも時速50キロで走ることができるわけで、
ここまでたどりつくのには、
「何分だ?」
「計算できねぇ・・・」
「何分ってことはないだろー」
「時速なんだから、『時間』で出せよ」
「そうそう。単位変換の問題出すな」
「1時間は100分だから~~~」
「60分だっちゅうに!」
「ってか、計算してる場合じゃないだろー」
この調子で計算していたのでは、終わる頃には、仲間がひとりふたり減ってます。
「いやいや。ひとり喰うのに60分はかかるだろう」
「だから、『分』で出すなよ」
「そうそう。単位変換がたいへんだ」
「1時間は60分だから~」
「お!チャーリー、覚えたな?」
「1時間だ!」
それくらいは、単位変換しなくってもわかるでしょう。
「ってことは、ここまで1時間はかかるってことだ?」
「バカ。人を喰う時間加えちゃダメだろ!」
緊迫感のないやつら・・・。
ある意味、馬鹿って幸せです。
ようやっと、
「いいか!目をそらすなよ!」
と、動物なれした久保くん。
「ヤンキーと同じだな」
「ヤンキーはもういいよ・・・」
熊と遭遇した場合、目をそらさず、じりじりと後退します。
熊も、実は「人間が怖い」からです。
「孝昭ぃ~~~、ガンつけんなよ~~~~~」
「え?ヤンキーと同じじゃないのか?」
次に。
「そうだ!食べ物でつれ!」
食べ物を持っていたら、それを投げて、熊の気をそらします。
熊は、手っ取り早い栄養分に目をうばわれるからです(←本当)
「よーし!」
それ~~~~~~!
が、持っていたのはポップコーン。
「ば、バカヤローーー!逃げ道のほうにまくヤツがあるかぁ!」
投げつけたポップコーンは、風にあおられ、フラフラとこっちに戻って来てしまいました。
「だってポップコーン、軽いしー」
これでは逆効果!
「と、とにかく!ポップコーンより後ろまで逃げろ!」
「おお!」
ということになりましたが。
風は、僕たちに向かって吹いていたので、
コロコロコロ・・・
「うわぁああああ!ポップコーンがついてくる~~~~」
「こっちくんな!バカ~!」
コロコロコロ・・・
熊ではなく、ポップコーンに追われる僕たちです。
ああ・・・ポップコーンがこんなに怖いものとは知りませんでした。
「そうだ!乾いてるから軽いのであってー」
さっそく三流高校生なりに対処方法が浮かびますが、
なにしろ、頭脳、グレート井上くんがいませんから、
「口で湿らせればいい!」
そうかなぁ・・・?
西条くん、これを受けて、いっきにポップコーンをほおばり、
ポリ、ポリ、ポリ・・・
「バカヤローーーーー!喰うバカがいるか!」
「いやぁ~~~、だってクセだからな~~~」
「アホーーーー!」
あたりには、ポップコーンの香ばしい香りがただよい、ただでさえ「おいしそうな人間」に、花を添えているのでした(泣)。
「馬鹿がぁ!熊が鼻ヒクヒクさせてんぞ!」
冬ごもりから明けた熊は、食べ物の匂いに敏感です(←本当)
なんと!さっきまでじっと様子をうかがっていた熊が、動き始めてしまいました。
「これってポリポリぜったいヤバい気がするポリポリ」
「ポップコーン喰いながら言うな!」
「食べ物を粗末にすっと、かあちゃんに怒られんぞ?ポリ」
「今は、こっちが食い物なんだよ!」
「なんで追加で喰う!?」
「それが、やめられない止まらない」
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春先弱くても熊は熊なような…
頑張れ♪♪
緊迫感がまるでないですね(笑)
2番初です どうしますかね~
ぶぶふふふじゃ~
あはははは!ポップコーン!!笑っ
早速のアップありがとうございます!
怖いのに、
文庫よりも緊迫感がないです~~
木に登るのも死んだフリもダメなんですよね。
熊子・・・子ども産んであげたら?wwww
やめられない止まらないっ♪
確かにポップコーンは美味しい。笑
ポップコーン恐るべし…(笑)
みんな逃げて~!
天下御免のママチャリ君でも、熊子さんは口説けませんでしたか~。
修業が足りませんね。
この緊張感の無さが良いですね。
細かい事ですけど、ポップコーンが追ってくるのだから風下ではないですか?
チャーリーやっと覚えたか(笑)
緊迫感がw
やめられない 止まらない かっぱえ○せん♪←
ポップコーンおいしいですもんね~
緊張感なさすぎw
どんだけ慣れてるんですか(笑)
チャーリーやっと覚えましたね(笑)
西条(爆)
高校生のポップコーン添えって…。
緊張感ないなぁ。
こんなので、逃げられるの?
みんな大丈夫かなぁ
それにしても熊に出会ってその態度でいわれるのはすごいなぁ~
このコメントは管理人のみ閲覧できます
緊迫感が感じられませんけど(笑)、
ちゃんと逃げられるのかな?
私もバターしょうゆ味は、どうしても手がとまりません^^
「やめられない~とまらない~」
このころにかっぱえびせんはあったのでしょうか?
春先の熊は弱いと言っても普通じゃ勝てませんよね・・・
えぇっ大丈夫なんですか?!笑
緊迫感ないですけど…(笑)
チャーリーくんの1時間100分発言が
とっても懐かしいです^^
しかしバカですねぇww
やめられない止まらないかっぱえびせん♪
最近たべてないな~
やめられない止まらないって「かっぱ○びせん」みたい
にしても50キロも出るのか・・・早いですね、
ポップコーンに追われる高校生、ちょっと見てみたい気もします。ヤンキーと同じって・・・・
風向きが途中で変わっているような…。最初風に煽られて投げたポップコーンはこちらに飛んできました。つまり風下。その後西条くんがポップコーン食べた時は匂いが熊に届いて、つまり風上と…。いかがでしょうか。こちらの勘違いなら申し訳ありません…。
バカって幸せなんですね。
うらやましいです。(笑)
熊も口説いてほしいですね(笑)。
高校生ポップコーン添え・・・
おいしそう?
みんな
緊張感なさすぎるよ…
バカって素晴らしい!(笑)
熊も頭いいんですよねぇ、西条くんたちといい勝負?
上り坂は、強いけど…
下り坂は、弱かった様な…(逆だったかな?)
ど忘れしましたが…
冬眠前と冬眠後は…
危ないですからね…
まぁ…
彼ならば…
種族は違えど…
カテゴリーで女ならば…
大丈夫でしょう!!
しかしながら…
仲間から…
そんな事を言われるとは…
素晴らしき友情ならではの言葉ですね!!(爆)
時折…
友人?の言葉で彼は、少し傷付いてますが…
逆に此処まであけすけに言われたら…
否定するよりも…
会話に乗るしか無いですよね…(苦笑)
普通10m以内で熊に遭遇したらメッチャビビりますけど・・・
何か策があるのかな?
いくら春先とはいえ、「熊」は「熊」だと思うのですが…(笑)
まあ、この緊迫感のなさが、
ぼくちゅうメンバーのぼくちゅうメンバーたる所以、
といってもいいかも(笑)
文庫で取られた作戦とはまた違うかたちでのこの『ポップコーン作戦』、
吉とでるのか凶と出るのか…!?
熊に食べられるのかしんぱいですね・・・
熊から逃げれることをお祈りしております。
熊がいるのにみんな大丈夫なの!?
このままだと、だめでしょ・・・。
山にいって、熊の足跡があってビビりました
カルビーかっ
く、食うのか・・・
へえ、ヤンキーって春先でも強いんだ 知らなかった(メモメモ)
この後の展開も気になるけど、カーちゃんも気になる!!
孝昭君の一斗缶(漢字違う気がする…)でつくるポップコーンが好き
でももうポップコーン出てきましたねぇ~。
唾液付き…
やっぱり1時間100分計画なんですね。これからの展開が楽しみです!!
ポップコーン味の男子高校生はどんな味がするのでしょうか・・・
ポップコーンに追われるってなかなか体験できないですねぇ笑
この後大丈夫なんでしょうか?
続きが気になります・・・。
ポップコーンが恐ろしい(笑)
春先だろうがなんだろうが熊相手に中学生がタイマンはったらゼッタイ負ける気がします。
ピンチのはずなのに・・・(笑泣)
アホですね~~~
一番先に食べられるのって・・・
西条では?
香ばしい匂いのする高校生・・・
熊じゃなくても食べたいような食べたくないような・・・ えっ?
いゃ~
仲間の誰かを 投げるのがと思い 冷や冷やしましたよ
ポップコーン 風に流れますよね
この危機に緊迫感のカケラも無いですね
さすがです
自分の住んでいるところも田舎なんでやたらと熊出没の放送がありますよ
お?
チャーリーちょっとは頭良くなったか?
…にしても、熊にガンつけんなよ…孝昭…
ポップコーンから逃げる高校生・・・
想像だけで大爆笑
チャーリーさんはやっと時間について覚えられましたか
それにしても皆さん緊張感が全くないですね
しかも怖がる対象は熊じゃなくポップコーン
西条くん神!
緊張感ゼロですよ←
西条が歩く餌に(笑)
ポップコーンに追われる高校生は珍しいですね。
西条なら戦える気が・・・
西条頑張って\(^o^)/
メスなら全て口説けそう(笑)と思われてるのも
日頃のおこないですかね(笑)
ポップコーンもメスかも(笑)
やめられない、とまらないっ♪
『かっぱえびせん』ですね。懐かしい
春先の熊は弱くても腹っぺらし(^_^;)
熊の視界に餌たちがたくさん。おまけにポップコーンで誘ってるし。
熊って体の割りにはやいんですね。
ポップコーンに追いかけられる…大爆笑!
声出して笑っちゃいましたよ~(笑)(笑)
森の中歩くの好きなので、熊に出会ったらそうします(o^-')b
西条、ポップコーンを追加で食べるとは・・・。
いろんな意味で大した奴だ。
>エバンスさん
一番載り認定。
+50pt
>ちはるさん
>ジェンくん
+30pt
▼
>家来27号くん(20:30)まで
+10pt
春先の熊は、どれくらいの強さなんでしょう?
チャーリー・・・。フランス革命じゃないんだから・・・。1時間100分って・・・。
一時期、私も
一時間を100分だと思ってました。笑
でも、小学生だった気が…
西条くん…
どこまでも面白い人…
西条は本当に面白い人ですねー
緊張感の無さがウケる(爆)
チャーリーもようやく1時間が60分って理解したのかな(笑)
> ヤマさん
このころにかっぱえびせんありましたよ(^-^)
「やめられない とまらない~♪」のCMも既に流れてました。
かっぱえびせんは戦後の食糧事情の良くない時に
日本の子ども達に安くて栄養のあるおやつを食べさせたいという
菓子製造メーカーの研究者の情熱から生まれたらしいです。
安くて栄養がある、までは何とかなっても
やめられない美味しさに仕上げるまでには苦難の道があったようです。
しまった、ポップコーンのお話でしたね!
ワニも陸上を時速40kmのスピードで走ると聞いたことがあります(←本当??)
あ、クマのお話でした(汗)!
ポップコーンはとまらないですよ~~(笑)
1時間100分でも40分ワープすれば60分だ~(笑
熊を前にしてこの緊迫感のなさ…(笑)電車で読んでいたので、笑いを堪えきれない私は、隣の人に不審げに見られてしまいました…ポリポリ。
西条は天才ですね
ポップコーンにつられたのが
モロッコだったりして・・・
うわぁ、ポップコーン怖い!(笑)
みんながんばれー!
う~~~ん・・・。
ポップコーン、口に入れたら食べちゃうよね~~~、ね?西条?ポリ。(←ちなみにこれはポテチ)
やめられない♪
とまらない♪
バカばっかですね!でも、おもしろいっ!
危機一髪ですね~
あ、まだ危機脱してませんか(笑)
がんばって逃げてください
ポップコーンから
ポップコーン降れ降れ熊さんが♪
腹減ってお迎え嬉しいな(泣)♪
ポップ♪ポップ♪
コーン♪コーン♪
ラン♪ラン♪ラン♪
すいません…
酔ってます…
このコメントは管理人のみ閲覧できます
モロッコ(かな?)がついに動き出しましたね
ここから話がどう進むのか楽しみです
やめられない止まらないかっぱえびせん♪
ポップコーンって映画館でしか食べたことないな~