←復習する?
それからなにごともなかったかのように数日が流れました。
僕たちは、サンタ服を返すために保育園をたずねました。
むろん森田くんも一緒です。
園長さんはいつものように暖かく迎えてくれましたが、なにか不思議な「かげり」のようなものがありました。
それからなにごともなかったかのように数日が流れました。
僕たちは、サンタ服を返すために保育園をたずねました。
むろん森田くんも一緒です。
園長さんはいつものように暖かく迎えてくれましたが、なにか不思議な「かげり」のようなものがありました。
保育園では、すでに恵美ちゃんが子供たちと遊んでいて、そこだけ見れば先週となにも変わりません。
森田くんは、軽く壁を叩いて恵美ちゃんに合図を送ります。
恵美ちゃんは僕たち、というか、森田くんを確認すると、一緒に帰宅するつもりで帰り支度を始めました。
やがて僕たちが保育園を出ようとしたとき。
「右京・・・・」。
そうです。
そこに右京が立っていました。
仲間にいためつけられたのか、顔中に痣があります。
「なにしにきた?」
「あ・・。誤解するなよ・・・。今日は・・その・・恵美に詫びに来たんだ」。
「詫び?」
「ああ・・。お前らのおかげでグループも空中分解したからな。ようやく俺もお役御免だ」。
「ふうん・・・」。
「もともとあいつらは寄生虫みたいなもんだったからな。ある意味、感謝してるよ。お前らには」。
恵美ちゃんはとまどいを隠せないようでした。
いままでに見せたことのない表情です。
森田くんが言いました。
「それなら、もう、恵美ちゃんに近寄るなよ」。
「ほんとに、俺は恵美に詫びに来ただけなんだ・・・」。
右京はそう言うと恵美ちゃんに近づき、
「恵美。悪かった。こいつらの言う通り、もう来ることはないけど・・・」。
恵美ちゃんは少し哀しそうな顔をしています。
そこまで・・・・こんなやつのことを・・・。
耳が不自由だと、読唇をするために相手と見つめ合うことになります。
この様子をじっと見つめていた森田くんでしたが
「ふざけるな!僕はまだお前を許しちゃいないぞ!」
嫉妬にかられたのか、森田くんがいきなり右京に襲いかかりました。
森田くんのパンチはかすっただけで、なんなく右京によけられました。
が
その勢いで、右京のキザな帽子が落下。
そこには・・・・・。
そうです。右京のザビエル頭。
しかも、少しだけ毛が復活してきていて、ぽやぽやした部分が、これがまたほほえましいというか・・・。
「ああああああああ!」
あわてて頭を隠そうとする右京。
そのしぐさがまたおかしくて
ぶっ!
吹き出す僕たち。
驚きの恵美ちゃん。そりゃそうです。さっきまで見つめ合っていた顔の激変。
わかりました。ザビエル頭はどんなキザな台詞吐いても無駄ってことが。
いえ。本物と違い、右京は長髪ですから、その面白さに拍車がかかっています。
「あははははははは!」
なんとあの恵美ちゃんも一緒に大笑い。
初めて聴く恵美ちゃんの「爆笑」。
うーん。確かに100年の恋もさめるかも。
恵美ちゃんに笑われたのがよほどのショックだったのか、右京は大慌てで帽子を拾うと、逃げるように去っていくのでした。
「行こう。恵美ちゃん」
「うん・・・」。
「あのねー。森田君」。
「ん?」
「あいがとお・・・・」。
→ → → → → → → → → → → → → → →
森田くんたちを見送った後、僕とグレート井上くんは、駐在所に立ち寄りました。
もちろん事後のことが気になったからなのですが。
「駐在所、立派になりましたね~。駐在さん!」
「あ?ああ・・・。少し・・・丈夫な扉に変えたよ・・・」。
この落胆は、どうやら自腹があったようです。
ふれるんじゃなかったか?
「ところでな。我妻さんがな・・」。
「はぁ?誰です?我妻さんって?」。
僕たちは、こういう知らない名前が出ると戦々恐々としなくてはなりませんでした。
いつ誰がどういう悪戯の被害者を生んでいたかわからなかったからです。
「お前たちがよこしたネガの・・」。
「あ・・・。葵さんと、典子さん・・・?」
「ああ。その葵さんってかたな。会って来たぞ」。
「え・・・。そうなんですか?」
「ああ。堂島は自白したんだが、事件の裏とらなくっちゃいけなかったんでな」。
「はい・・・」。
「彼女、堂島たちを告訴するそうだ」。
「ほんとですか?」
「ああ・・・。時効は7年(改定後10年)だからな。お前らのおかげで間に合った。なにしろ親告罪なんでな」。
「親告罪?」
「うん。本人じゃないと告訴できないってことだ。当時・・高校生だった彼女らにはむずかしいことだっただろう。親じゃ・・・訴えることもできないんだよ。つまりは・・・・」
「つまり?」
「それまで罪は問えない、ということだ」。
なんということ・・。
「じゃぁ、堂島はそこまで知っていて?」
「さぁ・・・どうかな。だが彼女のおかげでその上まで掴めそうだ」。
やはり・・・。代々だったのか・・・。
駐在さんの話によると「あおのり事件」で実際に妊娠したのは葵さんだけで、典子さんは「紹介」の呵責の念から、自ら同時に学校をやめた、というのが真相だったようです。それほどに堅い友情だったのでしょう。
”あおのり”というのは、事件の名前ではなく、その「仲良しコンビ」にみんながつけた愛称だったのです。愛称がつけられるほどに微笑ましく、まわりからも愛されていた、ということでしょう。
それが僕たちには、忌まわしい事件の名前として伝わったとは。なんという皮肉でしょう。
葵さんは、はじめ、唐突にふきだした「過去の事件」に、かなりの驚きと嫌悪を抱いたようですが、ことの次第がわかり、協力を申し出たのだそうです。
「そうですか・・・。なんか悪いことしちゃったな・・。葵さんには・・・。思い出したくもないことを・・・」。
「いや。ママチャリ。そうじゃないぞ」。
「え?」
「葵さん、な。最後は涙流しておられたぞ。まさか何代も後のお前らが真相をあばくとは思ってもなかったんだろうな・・・」。
「そう・・・ですか」。
僕は少し安堵しました。が、やはり気分は複雑でした。
「それで。最後にな」。
「はい」。
「後輩たちによろしく、と・・・・」。
僕はその言葉を聞いて、どういうわけか涙がぽろぽろ流れ出して、止まりませんでした。
理由はまったくわかりません。
ただただ胸が熱くなって。その涙を隠すことも忘れていたのです。



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森田くんは、軽く壁を叩いて恵美ちゃんに合図を送ります。
恵美ちゃんは僕たち、というか、森田くんを確認すると、一緒に帰宅するつもりで帰り支度を始めました。
やがて僕たちが保育園を出ようとしたとき。
「右京・・・・」。
そうです。
そこに右京が立っていました。
仲間にいためつけられたのか、顔中に痣があります。
「なにしにきた?」
「あ・・。誤解するなよ・・・。今日は・・その・・恵美に詫びに来たんだ」。
「詫び?」
「ああ・・。お前らのおかげでグループも空中分解したからな。ようやく俺もお役御免だ」。
「ふうん・・・」。
「もともとあいつらは寄生虫みたいなもんだったからな。ある意味、感謝してるよ。お前らには」。
恵美ちゃんはとまどいを隠せないようでした。
いままでに見せたことのない表情です。
森田くんが言いました。
「それなら、もう、恵美ちゃんに近寄るなよ」。
「ほんとに、俺は恵美に詫びに来ただけなんだ・・・」。
右京はそう言うと恵美ちゃんに近づき、
「恵美。悪かった。こいつらの言う通り、もう来ることはないけど・・・」。
恵美ちゃんは少し哀しそうな顔をしています。
そこまで・・・・こんなやつのことを・・・。
耳が不自由だと、読唇をするために相手と見つめ合うことになります。
この様子をじっと見つめていた森田くんでしたが
「ふざけるな!僕はまだお前を許しちゃいないぞ!」
嫉妬にかられたのか、森田くんがいきなり右京に襲いかかりました。
森田くんのパンチはかすっただけで、なんなく右京によけられました。
が
その勢いで、右京のキザな帽子が落下。
そこには・・・・・。
そうです。右京のザビエル頭。
しかも、少しだけ毛が復活してきていて、ぽやぽやした部分が、これがまたほほえましいというか・・・。
「ああああああああ!」
あわてて頭を隠そうとする右京。
そのしぐさがまたおかしくて
ぶっ!
吹き出す僕たち。
驚きの恵美ちゃん。そりゃそうです。さっきまで見つめ合っていた顔の激変。
わかりました。ザビエル頭はどんなキザな台詞吐いても無駄ってことが。
いえ。本物と違い、右京は長髪ですから、その面白さに拍車がかかっています。
「あははははははは!」
なんとあの恵美ちゃんも一緒に大笑い。
初めて聴く恵美ちゃんの「爆笑」。
うーん。確かに100年の恋もさめるかも。
恵美ちゃんに笑われたのがよほどのショックだったのか、右京は大慌てで帽子を拾うと、逃げるように去っていくのでした。
「行こう。恵美ちゃん」
「うん・・・」。
「あのねー。森田君」。
「ん?」
「あいがとお・・・・」。
→ → → → → → → → → → → → → → →
森田くんたちを見送った後、僕とグレート井上くんは、駐在所に立ち寄りました。
もちろん事後のことが気になったからなのですが。
「駐在所、立派になりましたね~。駐在さん!」
「あ?ああ・・・。少し・・・丈夫な扉に変えたよ・・・」。
この落胆は、どうやら自腹があったようです。
ふれるんじゃなかったか?
「ところでな。我妻さんがな・・」。
「はぁ?誰です?我妻さんって?」。
僕たちは、こういう知らない名前が出ると戦々恐々としなくてはなりませんでした。
いつ誰がどういう悪戯の被害者を生んでいたかわからなかったからです。
「お前たちがよこしたネガの・・」。
「あ・・・。葵さんと、典子さん・・・?」
「ああ。その葵さんってかたな。会って来たぞ」。
「え・・・。そうなんですか?」
「ああ。堂島は自白したんだが、事件の裏とらなくっちゃいけなかったんでな」。
「はい・・・」。
「彼女、堂島たちを告訴するそうだ」。
「ほんとですか?」
「ああ・・・。時効は7年(改定後10年)だからな。お前らのおかげで間に合った。なにしろ親告罪なんでな」。
「親告罪?」
「うん。本人じゃないと告訴できないってことだ。当時・・高校生だった彼女らにはむずかしいことだっただろう。親じゃ・・・訴えることもできないんだよ。つまりは・・・・」
「つまり?」
「それまで罪は問えない、ということだ」。
なんということ・・。
「じゃぁ、堂島はそこまで知っていて?」
「さぁ・・・どうかな。だが彼女のおかげでその上まで掴めそうだ」。
やはり・・・。代々だったのか・・・。
駐在さんの話によると「あおのり事件」で実際に妊娠したのは葵さんだけで、典子さんは「紹介」の呵責の念から、自ら同時に学校をやめた、というのが真相だったようです。それほどに堅い友情だったのでしょう。
”あおのり”というのは、事件の名前ではなく、その「仲良しコンビ」にみんながつけた愛称だったのです。愛称がつけられるほどに微笑ましく、まわりからも愛されていた、ということでしょう。
それが僕たちには、忌まわしい事件の名前として伝わったとは。なんという皮肉でしょう。
葵さんは、はじめ、唐突にふきだした「過去の事件」に、かなりの驚きと嫌悪を抱いたようですが、ことの次第がわかり、協力を申し出たのだそうです。
「そうですか・・・。なんか悪いことしちゃったな・・。葵さんには・・・。思い出したくもないことを・・・」。
「いや。ママチャリ。そうじゃないぞ」。
「え?」
「葵さん、な。最後は涙流しておられたぞ。まさか何代も後のお前らが真相をあばくとは思ってもなかったんだろうな・・・」。
「そう・・・ですか」。
僕は少し安堵しました。が、やはり気分は複雑でした。
「それで。最後にな」。
「はい」。
「後輩たちによろしく、と・・・・」。
僕はその言葉を聞いて、どういうわけか涙がぽろぽろ流れ出して、止まりませんでした。
理由はまったくわかりません。
ただただ胸が熱くなって。その涙を隠すことも忘れていたのです。



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第33話へつづく→
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- 関連記事
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- 8章-第33話 ロザリオの謎(1)
- 8章-第32話 あおのり
- 8章-第31話 君を守りたい(8)
あおのりは仲良しコンビの呼び名だったんですね…
その事実に自分も目頭が熱くなってしまいました。
堂島だけではなく、関わった全員とは言わずとも、罪を犯した奴らが罰を受けることとなったのがせめてもの救いです。
ついでに右京のザビエルヘアー&恵美ちゃんの笑いのくだりは最高でした。胸がすっとしましたよ。
こんばんわ、今日も、有り難うございました。
親告罪、難しい問題ですね。
女性にとっては本当につらいし公にしたくないでしょうね。
欧米では男性ににもそう言った犯罪が有るみたいですね。
>うたかんさん 一番載り!
>あおのりは仲良しコンビの呼び名だったんですね…
はい。そうです。それで単独のタイトル名といたしました。
>兵庫のうたやんさん
>親告罪、難しい問題ですね。
そうですね。親告罪の欠点はいろいろと言われているので(たとえば訴えられないくらい幼かった場合はどうなのか?とか)、そのうち改訂されるでしょう。
なにか悲しいですね。
男として、もし歯車が1つ狂っていたら、僕自身だって別の葵さんを生み出していたかもわからないわけで・・。
傷つくのはいつも女性ですね。
これが正解なのかどうかはわからないけれど、葵さんや恵美ちゃんが救われたのなら良かった・・。
奥が深く、闇の多い一件でしたね…
あおのりさん達の心の傷が少しでも癒えれば…
でも、ママチャリ軍団&美奈しょの皆さん!
禿げ上がるほどにGJ!
なんとコメントしていいのか、、、
葵さんが後輩(ママチャリ軍団)に感謝している、ということが嬉しいです。
思い出したくもない過去でしょうに、告訴の決心をしてくださったこと、感謝です。
右京はやっぱり客寄せパンダ的な位置にいたのですね。
>ある意味、感謝してるよ
これはやはり真実なのでしょう。
悪い奴ではありますが、ある意味、同情したくもなってしまいます。
もちろん、罪は罪としてきちんと償うべきですが。
1番ねらってたはずなのに、こんなに書いてたら、きっと誰かに先越されてるな。
可哀想に、右京くん
でもそれを自業自得、因果応報というんですね
ええ話や(泣)
青海苔かとおもったよ。
>ガンさん ネタバレあり
>これが正解なのかどうかはわからないけれど、葵さんや恵美ちゃんが救われたのなら良かった・・。
これがそうでもないんです。
とっても意外な形で、まだ尾を引きます。
みなさんもコメントで今まで書かれているように、さまざまな弊害を生み続けるわけです。こういうことは。
>のりぞおさん まいど
>奥が深く、闇の多い一件でしたね…
はいー。こういうのをコメディがとりあげるのはむずかしいですね。
ある意味では「ぼくちゅう」らしくなりました。
というか、今、ぼくちゅうしかない、と思って書きました。
>テラsan さん
>悪い奴ではありますが、ある意味、同情したくもなってしまいます。
うーん。そうですね。
当人はそんなことしなくっても女には不自由していなかったわけで、どういう成り行きでそうなったか、という謎が残ります。
おはおーございます。
葵さんのセリフにグッと来ました。。。
どこかで信じてたんでしょうね。
いつかこういうグループ(個人)が現れることを。。。
>heinzさん
>可哀想に、右京くん
>でもそれを自業自得、因果応報というんですね
右京は色男なので、同じ立場であったなら、という仮定がしにくいのですが、一度入ると抜けにくいということは理解できるかと思います。
え-話や!本当にえ-話や!ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
みんな頑張れ~
恵美ちゃんの
>「あいがとお・・・・」。
葵さんの
>「後輩たちによろしく、と・・・・」。
想いは伝わったんですね。
私も涙がぽろぽろでした。
>やすさん
>ええ話や(泣)
>青海苔かとおもったよ。
当然そこからつけたわけですが、実際は違いますよ。
たとえ時間が経っていても、
葵さんが告訴を決意するのは並大抵のことではなかったはず。
それだけママチャリ軍団の行動が彼女に勇気を与えたのですね。
また、こういった場合、直接説得する人の人柄如何では、
やはり告訴にまでは至らないでしょう。
駐在さんの人柄が推し量れるところだと思います。
にしても右京。調子のいいヤツ。
よかった、ザビエルにしといて!
ね、森田くん。
>ししくん
あいかわらずいい読み方してくれてうれしい。
>どこかで信じてたんでしょうね。
>いつかこういうグループ(個人)が現れることを。。。
あきらめてはいたと思いますが、信じたい気持ちはあったかも知れませんね。
>gaugauさん
>え-話や!本当にえ-話や!ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
はい。ここでだいたい右京に端を発した「堂島事件」は終わります。
が、8章はまだまだ続く。
また泣かされた。。。
ずっと告訴できずにいた人の心を動かすなんて
なかなか出来ません。
また一つ勇気をもらいました。
>あとむさん 大ネタバレあり
>>葵さんの
>>「後輩たちによろしく、と・・・・」。
>想いは伝わったんですね。
この台詞には、自分が学校を途中で辞めた無念さが感じられるのに、どこか「誇り」みたいなものもあるんですね。
その学校に存在した、という。
8章には、もう2回、山場が訪れます。
>AQUAさん
>たとえ時間が経っていても、
>葵さんが告訴を決意するのは並大抵のことではなかったはず。
はい。この話で、実は重要なのは、「時効」と、「親告罪」というものです。
彼女はその決意ができたわけです。
世代を超えた絆に感動いたしました。涙
ママチャリ軍団&美奈子さん&早苗さんたち&駐在さん、あっぱれです。
第2第3のママチャリ軍団が現れることを願って、いや、現れなくても済むような世の中になることを願って(^人^)
>mikazukiさん
>ずっと告訴できずにいた人の心を動かすなんて
>なかなか出来ません。
そうですね。その思いが、最後のひとことにこめられているのだと思います。
自分たちでは暴けない悔しさ。
それを後輩が暴いてくれたのは、うれしかったはず。
涙出てきました。
ほんとに、よかった。
これからが苦しいだろうけど、きっと報われる。
ばんざい!
>ブロンズさん 登校~
>第2第3のママチャリ軍団が現れることを願って、いや、現れなくても済むような世の中になることを願って(^人^)
うーん・・・。この問題はともかく、あんなのが現れたら、現代なら大問題ですって。
>るりさん 登校
>自分たちでは暴けない悔しさ。
>それを後輩が暴いてくれたのは、うれしかったはず。
そうですね。「あおのり」という愛称からは、彼女たちの楽しかった学生生活が伺い知れるだけに、その悔しさは計り知れません。
やっぱり味方が必要です。
なんだか。。寂しい。。
こういう問題って深いところで渦巻いているんでしょうね。
葵さんの勇気が他の被害にあわれた方々の勇気になればと思います。
>みけさん
>なんだか。。寂しい。。
>こういう問題って深いところで渦巻いているんでしょうね。
こういう問題にスポットを当てることさえ、タブー視されていますからね。興味本位の世界を除いては。
皆さんが少しでも考えるきっかけになったのなら(あるいは用心するきっかけ)、それはそれで、この小説が世に存在した意味があります。
ただ、なにぶん、「ぼくちゅう」ですので、こういうの、長続きしません。
「後輩達によろしく」
切なくってたまらないけど、泣けました・・・。
ただ親告罪って厳しいですよね。
コトがコトなだけに、本人達の訴えしかないっていうのも
わからなくはないですが、被害者からすると・・・。
はぁ~。法律って万全じゃないなぁ。
うん、うん。私も葵さんの言葉に胸が熱くなりました…。
だれもが、こんな辛い思いをしちゃならなぃ。私の受け持つクラスの子たちの顔が浮かび、涙が出ました。
私の園では中高生向けに性教育を行っています。少しでも、それが子どもたちの身と心を守れますように
くろわっさん、途中書くのが辛いこともあったでしょうが、最後までありがとうございました。少しでも多くの人が見て、何か感じてくれたら嬉しいですね(^^)
>琴音ちゅわん
>ただ親告罪って厳しいですよね。
>コトがコトなだけに、本人達の訴えしかないっていうのも
>わからなくはないですが、被害者からすると・・・。
それ以前に「親告罪」って言葉が広まっておりませんので。
また、そういうのと分れているってことも広まっておりません。
ちょっとした勉強ですね。
今回は、何度も書いていますが、知っているのと知らないのとでは、まったく違います。
最初の頃に比べると明らかにフィクションが増えて、つまらなくなりましたね
>さわさん、先生でした?
テラsanさんも確かそうでしたね。
他にもメッセージやコメントもらってて、けっこう先生やってらっしゃる方多くてびっくりです。
こりゃ、地球温暖化で北極の氷が全部解ける頃には、教科書のってるんじゃないですかね?ぼくちゅう。
>私の園では中高生向けに性教育を行っています。少しでも、それが子どもたちの身と心を守れますように
やらないよりだいぶマシですが、学校の性教育では、若い子には興味本位でしかありません。
実際、ここを読んだ高校生のかた、ほとんどが「ショックだった」と書いておられるところをみますと、まだまだ「犯罪」までは想定していないってことです。
実は「正しい性教育」が、犯罪を防ぐわけじゃない、というところがむずかしいとこなわけです。
誰かを守るための行動や正義を貫いていくことって、すごく勇気もいるし、自分が傷つくこともあるし、その為に他の誰かを傷つけることもありうる…今回は読んでいるこちらまで胸が苦しくなりました。
ママチャリくん達も、葵さんも、よく最後まで貫いたと思う。
駐在さんも仕事とはいえよく頑張ったと思います。
あの堂島から自白をとったし、起訴も出来そうで良かった。葵さん説得するのすごく辛かっただろうに。
>サイさん
>最初の頃に比べると明らかにフィクションが増えて、つまらなくなりましたね
そうですかー。
すいませんー。
もともと半フィクションなんでかんべんしてください。
無理してここ、読んでいただくなくってもいいですから。
ただし、「あおのり事件」というのは実際にあったお話です。
葵さんの最後の言葉
何も含まず純粋に伝えた言葉だったんでしょうね
なんか心にグッと来ます
なんだかツンとしてしまいました
女性であるぶん身近なこととして
感じてしまうのかもしれないですね
堂島たちのグループ、入ったらなかなか抜けられないから、そのまま場の空気に流されて一緒になってやってしまった人もきっと多いんでしょうね・・・。
集団の流れに逆らうのって難しいですしね・・。
自分が右京の立場だったら、やっぱり抜けられないでしょうし。。。
教訓にしていかないとと思いました!
ママチャリ軍団は、堂島たちの人生も救ったのかもしれませんね。
>あおさん
>誰かを守るための行動や正義を貫いていくことって、すごく勇気もいるし、自分が傷つくこともあるし、その為に他の誰かを傷つけることもありうる…今回は読んでいるこちらまで胸が苦しくなりました。
はい~。ここにつっこむつもりは当初なかったんですね。
もっと単純なラブストーリーのつもりでしたが。
おかげでクリスマスを越してしまいました。
とりあげたこと自体は、後悔してませんけどね。
>フェニックスかめさん
>女性であるぶん身近なこととして
>感じてしまうのかもしれないですね
ここ、女性の読者さん、多いですからね~。
こういう話書くのは、けっこう勇気いります。
現にアクセス数落ちますね。
増えている分に隠れて見えませんが、相当減らした、と思ってます。
>ちはるくん
>集団の流れに逆らうのって難しいですしね・・。
>自分が右京の立場だったら、やっぱり抜けられないでしょうし。。。
正直なところ、僕も抜ける自信はないですねぇ。
入ってしまったら、ですが。
入らない自信はありますけどね。
ぼくちゅうが全フィクションだっておもしろいですね。じゅうぶんすぎるほど。
なぜノンフィクションにこだわるか逆に理解しかねます。
負けるな!!ぼくちゅう!!
>ここ、女性の読者さん、多いですからね~。
>こういう話書くのは、けっこう勇気いります。
こういった話は目をそらしがちですが
実はとっても身近に起こりうる事件ですよね
常に危機感と言うことはいいませんが
こんなことがあるんだと
知識には入れておいて欲しいなと
個人的には思ってしまいます
ある程度生きていると
『女性』と言う立場でいろんな問題が起こります
知識として引き出しがあるのと無いのとでは
断然あるほうが良いかなと私は思います
それを踏まえたうえで
日常で気をつけなければいけないことなど
身に振り替えて考えて欲しいな(V)o¥o(V)
・・・もちろんフィクション・ノンフィクション・半フィクション関係無しにですよ♪
『ぼくちゅう』は『ぼくちゅう』ですから(^_-)-☆
自分の引き出しに現実だとか虚像だとか関係ありませんし
為になることはどんどん吸収していくに限ります♪
葵さん、後輩たちの活躍に、勇気をもらい、そして母校への
誇りを取り戻したのかもしれませんね。
あおのりコンビの友情がその後も続いていますように、と
願わずにはいられません。
そして右京のザビエル頭、恵美ちゃんの感傷を笑いで
吹き飛ばすという、実に意外なところで役に立ちましたね。
西条くん&ジェミー、GJでした(^^)
>aiaiさん & みなさん
ぼくちゅう、って、もともと100人くらいの読者さん向けに書いたエッセイでしたからね。こんなに続くと思ってませんでしたから(笑)。
5000人とか7000人とかの全ての人に気に入っていただくってのは所詮無理な注文です。だからいいんですよ。
サイさんって初めてのIPでしたし。
わざわざ「つまらない」ってコメント残すくらいにつまらなかったんでしょうねぇ。
でも「ブログ」ですから。ブログみんな面白いってわけでもないので。
そりゃ書いてる努力むくわれないな、って思うとこもありますが。
ついでに言うとですねぇ。ぼくちゅうの初期の頃のほうがフィクション部分は多いですね。実は。
途中、中付けやコメントで書きましたが
全部ノンフィクションで書いたらとんでもなく、つらくてつまらない物語になる
ってんで半フィクションなわけです。
収集つかなくなっちゃいますしねぇ。現実のほうが笑えないこと多いですからね。登場人物は無制限になってしまいますし。
5、6、8章こそノンフィクション部分多いですね。やっぱり真実部分が多いほどにつまらないわけですよ。
だから、いいんです。読者さんが元の100人になっても、さらに落ちて3人になっても。
タダなんですから、アクセスすれば見れますし、アクセスしなきゃ見なくてすむわけですからね。
でも、わざわざ弁護ありがとうございました。
感謝です~。
>フェニックスかめさん
>自分の引き出しに現実だとか虚像だとか関係ありませんし
>為になることはどんどん吸収していくに限ります♪
そうとっていただければ幸いでございます。
今日は手の調子よくなってコメント返し、再開したとたんにこういう事態でございまして。
それがちょっと悲しいですね~。
>ころぺこさん
>そして右京のザビエル頭、恵美ちゃんの感傷を笑いで
吹き飛ばすという、実に意外なところで役に立ちましたね。
>西条くん&ジェミー、GJでした(^^)
あ。今わかった。
GJってグッジョブなんですね?
お互い会った事無いのに、何か 通じあったみたい(^.^)
女子つながりで(代表にはなれないけど)
ママチャリ達ぃ~、
ありがとぉ~~~
>2児の母さん
>お互い会った事無いのに、何か 通じあったみたい(^.^)
うん。こないだ7章では未来に行きましたが、8章はけっこう過去へ行きます。
さらにもっと過去に行きます。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。うぇぇん
すごい!!8章は途中には、読んでて辛い場所もありましたが、河川敷での大乱闘あたりからここまでですごいすっきりしました;; みんなかっこいい!!おこってしまった出来事は、とても辛いことだったけど、ちゃんといい方向に向いてるし。ぼくちゅうには何度も泣かされてますが、いつも感動の涙をありがとうです;;どうか、森田君と恵美ちゃんがうまくいきますように・・・。
ぼくちゅう、半フィクションなんですよね、いつもここを読むたびに、情景がうかんできて何だかノンフィクション気分で楽しませてもらってます。これからもそういう気分で楽しませていただきます♪
m(_ _"m)ペコリ
ぁ!森田君と恵美ちゃんつきあう事になるんですね!!
新たな問題発生ですか(;-;)
>秘密のコメント 2:41さん
ありがとうございます。お待ちいたしておりますね。
そうですね。このアクセス数で、これはたいしたもんです。ほんと。
実はmixiでは書いてますけどね。そのことについても。
でも、だんだんそうもいかなくなるんでしょうねぇ。
>みおさん
>ぼくちゅう、半フィクションなんですよね、いつもここを読むたびに、情景がうかんできて何だかノンフィクション気分で楽しませてもらってます。これからもそういう気分で楽しませていただきます♪
はい。ずっと半フィクションです。
だってこれも、何度かコメント欄で書いているんですけど、元の文章って当時の日記なんですが、1章あたり20行たらずしかありません。
6章、8章はそうでもありませんが。1章なんか2行しかないんですから。
それ膨らませて、いろんな伏線はって、全部ハッピーエンドにしているわけですからね。あれこれ趣向こらしてます。
だから、コメントで、フィクション部分について返すときには、けっこう困るわけなんですが、でも、それくらい入り込まなきゃ小説楽しめません。
フランダースの犬もフルフィクションですけど、みんな泣きましたよねぇ。
>みおさん再び
>ぁ!森田君と恵美ちゃんつきあう事になるんですね!!
>新たな問題発生ですか(;-;)
もうこれも書いてしまいますが、5章ラストでもわかるように、森田くんという人は実在しまして、実際に難聴者のかたとつきあいます。
また難聴ということにつけこんだ事件が起こったところも現実ですね。
もともとは、これを元に8章を書くつもりで、その部分は(これも何度も書いていますが)さらっと流すつもりだったのですが、あるコメントを境に、おもいっきり前面に出して来た次第でございます。
単純に「健康な人」とつきあうのとは、まったく別な覚悟が必要なわけで、それはそれでたいへんな美談だと思うんですよね。
フランダースの犬!!何度見ても泣けますよね!!
当時の日記を元に、ここまで文章を膨らませて、緊張あり、緩和あり、泣きあり、笑いあり。そして専門的な知識までいろいろ書かれていて、しかも毎日!!
本当にすごいと思います。これからも楽しませてください♪
くろわっさん、大好きですよぉ~~~♪(ぇ?w
言葉だけで伝えるにも、だいぶ難しいことだもの、脚色があったっていいじゃなぁ~い。
きれいにまとめられてるって感じる部分は私も多少はありますが、それはくろわっさんの読者さんへの思いやりだと思います。
赤裸々に書くことが人を傷つけることになるやも知れぬという、くろわっさんの迷いや葛藤は十分に私には伝わってきますよぉ~~。
ファイトーー!( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )イッパーーツ!!
性教育の中で難しいのは、知的障害者に対する場合だと
以前聞いたことがあります。
より無防備に、しかし強く人とつながる傾向があるため、
教えねばならないことがたくさんあり、理解を促すのも一苦労だからです。
障害があっても、一人の人としての尊厳を守る、このことの為に
どんな苦労も厭われてはなりません。
人が、その尊厳を守ること。これが今どんなに困難になっているか。
そのことを考えるとき、やり場のない怒りに心が震えます。
少し論点がそれたかもしれませんね、ごめんなさい。
ふと思ったことです。
>まゅさん
ありがとうございます~。
『のだめカンタービレ』が終わりまして。漫画は続いているわけですが、ディレクターの腕がよかったのか、なかなかにおもしろいドラマにまとまってました。
『のだめ~』見て、それフィクションだからつまんない、って人はいないわけで、ましてただのブログ「ぼくちゅう」をどう進めようと、やはり僕の勝手だと思います。
でも初めの頃をフィクション少ないってとってもらえたわけですから、それはそれでママチャリといたしましては、うれしいですね~。
>みゃあさん
>人が、その尊厳を守ること。これが今どんなに困難になっているか。
>そのことを考えるとき、やり場のない怒りに心が震えます。
そうですねぇ。
ちょっと難しいところではあるのですが、そういうことって普段なかなか考えないので、やっぱり考えるきっかけになった、という意味で、とりあえず満足です。
この物語が背負うもの(ってブログだから、そんなものない、って言いはっちゃえば、ないわけなんですが)。読者さん多ければやっぱり多くなりますね。
「朝日新聞」も、10人しか読者いなきゃ、もっと好き放題書けるでしょうからね(笑)。
でも、読者さん多くなれば、やっぱり考えますし、その分、ほんっとむずかしくなります。
森田君がいろんな意味で右京に決着を付けてますね。やっぱそこはぼくちゅう、笑いました。
親告罪って言う言葉をはじめて知りました。自分だけしか訴えられないということは、昔のことをまた掘り返すことになる。そうなると被害者の方々の幸せな方法ってなんなのかわからなくなります。
今の法律って本当に弱者を守るってワケでもないんですね。
>レトルトさん 登校確認~
>親告罪って言う言葉をはじめて知りました。
はい。これ知ってもらっただけでも価値ありました。
なにが問題かってですね~。何歳であろうとこれ適用されるってことですね。6歳だろうと10歳だろうと。
そう考えると、バカな法律でしょ?
右京は何故ザビエルカットを維持したんでしょうか?
丸坊主にすればええのにね(笑)
私はママチャリさんが超モテモテ(男子に)のラブラブ話にならないかぎりぼくちゅうを見続けます(笑)
逆に見るかな…
右京はザビエルのまんまだったんですね。思い切ってボーズにしたほうが笑われなかったんだろうに・・
それって時代をあらわしてるかも~・・今ならボーズにピアスでもカッコイイけど、あのころは超カッコワルイって思ってたんでしょうね。
あおのり事件を追った駐在さん、お疲れさまです。被害者の葵さん、思い出すのもつらかったでしょうが同じ被害者を出さないために決心されたのでしょう。結果よければそれで胸のつかえが下りたのではないでしょうか・・
これだけの読者数を得てるのですから、自信を持って下さいね。ほとんどの読み物はフィクションですし、半フィクションでここまで感動させられること自体すごいと思います。今年読んだもので、本当にダビンチ・コードと同じくらい熱が入りましたよ。
>くぉーくさん それはですねぇ
>右京は何故ザビエルカットを維持したんでしょうか?
>丸坊主にすればええのにね(笑)
この当時は「長髪絶対」だったんです。ファッションとして。
帽子かぶればザビエルばれませんし。
沢田研二さんが帽子はやらせましたしね。
ママチャリは物語最後まで、あんまり恵まれません。
広く浅かったんです。
>じゃこさん
>結果よければそれで胸のつかえが下りたのではないでしょうか・・
残ってる傷とかは計り知れないわけですが、ないよりはだいぶマシであることは間違いありません。
もちろん、この当時の「こういう告訴」は、非常にたいへんです。今もたいして変わらないようですが。
>ユミさん、ありがとうございます~
>これだけの読者数を得てるのですから、自信を持って下さいね。ほとんどの読み物はフィクションですし、半フィクションでここまで感動させられること自体すごいと思います。
僕、「ぼくちゅう」つまらない、などとはぜんっぜん思ってません(笑)。
当然、読み返す時には「一読者」として読むわけなんですが。
あー、この話は失敗してるーって思うこともありますが、これは1日1話の弊害ですね。
でも毎日訪れられる方だけでも数千人いらっしゃいますから、このスタイルをやめるわけにもまいりません。
たとえば伝記(野口英世物語とか)でさえ、ほとんどがフィクションまじっちゃってますから。読み物ってそういうもんだと思います。モーツァルトとかナポレオンに至っては、読み物によって人生ちがっちゃってますからね(笑)。
多くの人を「楽しませる」か、赤裸裸に書くかは僕の自由ですから、当然前者をとります。
ザビエル・・・・ぷっ(笑
そりゃ100年の恋もさめますな。
かと思いきや、最後は泣いてしまいました・・・
このような事件は本当に法で裁くのが難しいのですね。葵さん、辛かったでしょうね・・・
みゃあさん
~性教育の中で難しいのは、知的障害者に対する場合だと以前聞いたことがあります。
より無防備に、しかし強く人とつながる傾向があるため、教えねばならないことがたくさんあり、理解を促すのも一苦労だからです。~
難しい話ですね。
東京では、知的障害児への性教育のために、
養護学校の先生方が考えた
教育方法が、自民、民主党の都議会議員から
「露骨すぎる」とか「なじまない」とか言われて、
問題にされて
都教委から処分を受けたという話を聞いた覚えがあります。(うろ覚えですが・・・)
これって、「何だかなあ」と思いましたね。
「現場を知らん奴が言うな」って言いたいですよ。
口話で教えるのが当たり前だった頃、
聴覚障害児は、聞こえないとわかった場合、
することは、何かって言うと
「音を聞くこと」から始めてたんですよ・・・
大きい昔のヘッドホンみたいな
(今はどうか知らないが)のを耳にはめて、
音があることを認識させることから始まるんですよ。
音が聞こえる子もいれば、聞こえない子もいます。
聴力がまだあっても、「音だ」とわからない子もいれば、
聴力があまりなくても、「音だ」とわかる子だっているんです。
人それぞれ、個性があるように、聞こえない子の聴力だって、それぞれ違うんです。
そこから、「文字があり、言葉がある」ってことを聴覚障害児に
どのようにわかって貰うかが一苦労です。
大変ですよ~。聾学校の先生、両親が一体になって、やらないと難しい。
どこでも、(通学中の電車の中・テレビ見てる時とか)口話の訓練でしたよ。
親、先生からしたら、
「なんで、発音できないんだ。残って訓練!」と言うことになりますが、
聞こえない子にしたら、そんな事は、関係ないですよね。
「友達が遊んでるのに、なんで、自分は?」と思う訳です。怒りますよ。(かっての自分)
毎日、そんなことの繰り返しでしたね。スパルタもんですよ。
今は、手話で教えるのが一般的になり、
訓練のスタイルも変わってきているようですがね。
中途失聴者だって、大変ですよ。
今まで、聞こえていたのが、聞こえなくなり、話がわからず、疎外感を味わい
ショックから引きこもって、表情が暗くなる・・とか、今でもよくありますね。
そういう人たちでも、コミュニケーション手段として、
手話・筆談・口話を知って、身につけたら
表情が明るくなり、「引きこもり」から、脱出して元の自分を取り戻すんです。
方向性を見いだすと人間、希望が見えて、変われるんですよ。
(そういう人を何人も見てきましたよ)
くろわっさん
~単純に「健康な人」とつきあうのとは、まったく別な覚悟が必要なわけで、それはそれでたいへんな美談だと思うんですよね。~
「聞こえない人」が「聞こえる人」と結婚すると言うのも、
ある意味、大変なのは確かですが、
聞こえない自分として「美談」と言われるのはちょっと、
自分的には嫌ですね~。
くろわっさんが、おっしゃりたいことはよくわかるのですが・・・(;^_^A アセアセ…
まあ、森田君とその難聴者がつきあってた頃の
いろいろな状況を知っているからこその
「思い」なんだろうと思うので、それはそれでいいです。(*^。^*)
自分だって、昔、「聞こえる人」とつきあっていたことありますし・・・(ニヤリ)
怒涛の更新お疲れ様でした。
29話での美奈子さんの、ショムニの千夏さんを彷彿とさせる助っ人の登場にに溜飲が下がる思いでした。
やっぱり、人間的にもいい女は、いざという時に無条件で駆け付けてくれる仲間がいるってことなんでしょうか。
あ・・・、下心があったのか・・・。
>torayoko2006さん
私自身が、視覚障害者を夫に持って思うのは、
相手がどんな状況であれ、相手のことを思って何をするにしても、
相手の立場に自分が立てることは絶対にない、という事です。
じゃあ、何が出来るかというと、何にも出来ないんです。
でも、相手の状況を愛でもって想像し、その力になる努力をする、これだけはできます。
夫に言われたのは
「僕は見えるという事はどういう事か経験がないからわからない。
だが、君には僕を思ってくれるその気持ちがある。それでいい。」という事でした。
お互いがどこかで同じ方向を向いて物事を見ている
これが確認できることで変わるものは大きいと思います。
お初です。現役中3です。自分も空手を7年続けているのですが、難聴者の方が道場に在籍していたことがあります。組み手をやっていても時間が来たことが解らずにそのまま続けてしまうことがあったのですが、その時はほとんどジェスチャーでまかなえていました。師範はみんなに話しをするときに難聴者の方が居るときは必ず秘書の方を隣に着け、師範が話したことを全て紙に映させて難聴者の方に伝えていました。難聴者の方はその心遣いが嬉しかったのか泣いていました。
数年後に難聴者の方は道場をやめてしまったのですが、僕はその時その難聴者の方が今までどんなに苦労してきたかを見た忘れられない日になりました。
乱文失礼しました。
>みゃあさん
そうですね。それでいいんじゃないかと思います。
自然体がいいですよね。
>茶帯さん
スポーツをやる時は、大概、補聴器は外しますから、終わりの合図とかは身振りとかで示して貰えば
オッケーですね。 また、筆談などのそう言う配慮が、すごくその人には嬉しかったでしょうね。同時にあなたも今後の人生でまた、耳の聞こえない人と出会うときがあるかも知れません。その時は、自分の経験を思い出してくださいね。できたら手話もいいかもね。手話なら、すぐにコミュできますよ~
>曇り空さん
>このような事件は本当に法で裁くのが難しいのですね。
というか、まだ法律が被害者側向いてないってのが問題なんでしょーねー。
刑事事件全般に言えてますけどね。
大半がとんでもなく古い時期に制定されてるんですよ。
昭和初期とか明治時代とか。
>torayoko2006さん
>聞こえない自分として「美談」と言われるのはちょっと、
自分的には嫌ですね~。
うーん。
そうですねぇ。森田くんには、そういう「同情的」なとこは、まったくなくって純愛ですからね。
恵美ちゃんがどういう状態であってもつきあったでしょうからね~。
言われてみりゃそうなんですが、他のメンバーにはできなかったんで、はたからは「美談」でしたねー。
>美雪さん
>やっぱり、人間的にもいい女は、いざという時に無条件で駆け付けてくれる仲間がいるってことなんでしょうか。
そうともかぎらないでしょうが、美奈子さんは、大人気、ってことですね。特に理系の「いい女」にはいっぱいひっつき虫いましたね。当時も。
>茶帯さん、いらっしゃい。
そっかー。中3かー。
ちょっと8章、重いよねー。きっと。君たちには。
>数年後に難聴者の方は道場をやめてしまったのですが、僕はその時その難聴者の方が今までどんなに苦労してきたかを見た忘れられない日になりました。
そこに気づいていたことが素晴らしいですねー。
気づかなかった子もいっぱいいるわけですから。
君みたいな読者さんがいてうれしいです。
私はぼくちゅうの凝りに凝った設定と伏線が大好きです。
7章はほんっと何度も驚かされましたし、次の日まで続き待てない日、何日もありましたよ。
むしろ5章以降こそ小説のていをなしているっていう気がしますけどね。
とにかく読み物として抜群におもしろい!
確かに無料なのに文句言うのはお門違いだと思いますよ。
なんでコメント削除しなかったの?くろわっさん。
>モロ平さん、どーもだお。
うん。僕も5章以降がはじめて「ぼくちゅう」だって思ってます。
それまでは「靴の墓場」の延長ですもん。エッセイですよね。
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>秘密のコメント 17:40さん
あー。すいませんね。
いいんです。実は時々やってるんです。そのうち消えます。
何人来ていようが、ブログはブログですからー。
他のブログとなんにも違いません。
今日アップの分ってのを考えるわけなんですが。
浮かばなくなっちゃうんですよねぇ。
困ったもんだ。
感想書いたつもりが書いてなかったというやらかしに、たった今気付いて慌ててカキコ中です( ̄▽ ̄;
葵サンの苦しみも、時を経てやっと解放へと向かうのですね。
誰にも言えない心の傷…まさか後輩のママチャリ君達がその鍵を開けてくれるなんて夢にも思わなかったコトでしょうね。
それが完全に終りを告げるまで、裁判とかで長くかかるのでしょうけど…はじめの一歩を踏み出せたのは、同じ女性として喜びでもあります。
アタシの彼は手話を世間で身近に感じられるように、手話は障害者だけのモノではないんだというコトを広める活動とかしています。
だから、今回の恵美チャンの話は…何か考えさせられました。
恵美チャンと森田クン…幸せになるといいな…
切にそう願ってしまいました
こんばんは。
右京…ザビエル…おっかしいぃ。
文字で笑いを表現できないのをもどかしく思います。
告訴、よく分かりませんが、とにかく大変なことなのですね。
でも、解決に向かったのなら良かったです。
って他人事みたいに思ってちゃダメなんですよね;;
…うぅ。
そうですねー、よかったーと喜びたいのですが、
なんかまだひっかかるような・・
そんなに簡単に終わらないと思うんですよねー。
八章の続き、楽しみにしています^^
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>秘密のコメント 21:41さん
ありがとうございます。
はい。これ知っていました。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gichi/law/againstrape.htm
でもそう書くのをやめただけのことですので、お許しを。
判例集を見ていたら(上のサイトではありません)その中にこの6ヶ月ルールをしりぞけたものがあったからです。
前項の規定は、二人以上の者が現場において共同して犯した第百七十六条若しくは第百七十八条第一項の罪又はこれらの罪の未遂罪については、適用しない。
というものですね。たぶん。
そもそもが親告罪ではなくなるわけですが、これを書きますと、小説より長くてややこしくなるのでやめました。
いずれにせよ改訂なってしまいましたし。
>るみちょさん
>アタシの彼は手話を世間で身近に感じられるように、手話は障害者だけのモノではないんだというコトを広める活動とかしています。
>だから、今回の恵美チャンの話は…何か考えさせられました。
なんか、どっかでは幼稚園で教えてるってとこあって、感心した記憶あります。
NHK教育でもやってましたけどね。
あれ、アイドルかなんかにやらせれば流行るだろうになー。
>里海さん
>告訴、よく分かりませんが、とにかく大変なことなのですね。
たいへんでしょうねー。特にこういう事件では、1割も告訴に及ばないんじゃないでしょうか?
>オルガさん
>なんかまだひっかかるような・・
>そんなに簡単に終わらないと思うんですよねー。
物語としては、ここでほとんど決着ついてる、って思っていいですね。あんまりひっぱると、飽きられちゃいますから。
だいたいにおいてクリスマス過ぎちゃってるし・・・。
そうですね。私も、いまうちでしていることでは内容も規模も足りないと思います。
やらないよりはマシ。と、たくさんの教育機関や福祉施設(もちろんその他も)が意識をもっと上げて、
ごまかしや表面的でない、本当に子どものためになることをできたらいいなと思います。
はぃ
0歳児の担任なのでまだ性教育はできませんが
俺、高校生の時なんて、
人のことなんて考えたことなかったのに、
ママチャリさん達は、
すごいっす!
涙出る!(T0T)/
きっと、まだ、こういう事件は表に出ないで、
あるんだろうと思います。
氷山の一角なんだと!
やっぱり、大人の我々が、
子供達によく常識というものを教えていかないと、
それには、大人たちも、常に理性を持って、
社会を作っていかなくてはいけないと思います!
また、いい話を聞かせてください!
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う~~~~ん、難しい問題ですネ。
確かに昔起きた事件を、本人も忘れたいと思っている部分も、あると思うんですヨ。
しかし何も言えないまま、時がたって事件そのものを、世間も自分も忘れようと考えるのが普通だと、思うわけですヨ。 実際は・・・。
でも今回の葵さんは、自ら告訴の手続きを行ってくれる。 その勇気に乾杯!!!
ママチャリさん達はその後押しをしたんだモノ、ス・ゴ・イ!!!!
あおのり…いつも一緒の仲良しコンビみたいな子たち、わたしが学生の頃もよくいて思い出してしまいました。楽しそうにじゃれあってるのが目に浮かびます。
そんな二人の友情も踏みにじってしまった堂島たち、本当に憎いです!でも、ママチャリ達の行動で少しでも報われたんですね。
いつも大事なことを教えてくれるぼくちゅう、私も全部真面目な話なら読まなかったかもしれません…。
面白い内容を織り交ぜてみんなを惹き付けて読ませる、くろわっさんの文章力だけでも十分すごいです!ってか、一部でも実話ってすごいと思います。特にいたずら系((^_^;)。
これからも、読んでいかせて頂きます!
ママチャリさんの涙に何もコメント出来ません。
ただ、「後輩たちによろしく」という伝言を聞いた途端に涙が溢れ出たことは
絶対に実際にあったことだと感じました。