<※おことわり・シリアスモードです。ここ数話がまんしてください>
里美さんの家は、思ったよりも本当に学校の側でした。
通学なら間違いなく徒歩圏内。
その地域で、一度も車椅子の人には会ったことがありませんでしたが、千葉くんの話によると、事故があったのは去年の3月。
それから外に出ていない、と言うのですから、それを裏付けるものでもありました。
ただし、彼女の家は、坂道の途中にあり、なるほどこれは出づらい、と感じられる立地でした。
もちろん、彼女が健常者であった頃には、なんということもない場所。
和美ちゃんの話によれば、里美さんは、かなり「しぶしぶ」この取材を受ける気になったようです。
いいえ。取材とはとんだ偽りなわけですから、初っぱなから負い目を持っての面会。
ともすれば、単なる興味本位とも言えるようなシロモノです。
そのなによりの証拠に、僕はこの面会に、もっとも冷静であろうグレート井上くんを伴いました。
グレート井上くんは、車椅子の人と直接関わったことがあり(後の章に登場します)、会話も僕よりはずっと慎重で、言葉を選びます。
「なに緊張してんだよ?」
と、グレート井上くん。
「え?そう見える?」
「ああ。ミエミエだね」。
玄関先。
僕は、女子の前でもめったに整えたことのない襟などを確認しながら、チャイムのボタンを押しました。
手が。
ふるえてる。
グレート井上くんの指摘した通りです。
はたして、この調子で、車椅子の人を、ダンスパーティまで引きずり出せるのか?
取材テーマは、露骨に『車椅子者の生活』についてでした。
ちょうどこの2年前(=1973年)、名司会者だった八代英太氏(現政治家:元郵政大臣)が、舞台から落ちて脊髄を損傷。車椅子生活者となり、その不便さをメディアというメディアで訴えたために、実にタイムリーな話題だったのです。
「こんにちは・・・」。
「あ。ご連絡のあった高校生さん?」
お母様でしょうか。
ご丁重な挨拶で、迎え入れられ、居間へ。
そこには、たくさんのトロフィーや、盾などが飾られ、ほとんどが里美さん本人のものでした。
そこだけ見ると、一般の家とたいしたちがいはありませんが、普通の家に見られる段差全てにイビツなスロープがあり、あちこちに手すりがついていることで、そこで「車椅子の人が生活している」ことがわかりました。
そして応接セット。
座ればなんということもありませんが、その高さは、あきらかに車椅子に合わせてあり、当時、主であった「低いソファとテーブル」とは、まったくちがいます。
つまり。娘が不慮の事故に遭ってから、この家の「生活が一変した」ことが、容易にわかりました。
僕の緊張の度合いは高まりました。
もう少し、予備知識を入れておくんだった・・・。
が、後悔は先に立ちません。
はたして里美さんは、
車椅子で居間に出て来ました。
その入り口は(当時の)車椅子に対しては狭すぎるようで、
彼女は、僕たちの前に出て来る時から、すでに不機嫌でした。
「ここ、いっつもぶつかるのよね!」
これが初めて聞く里美さんの第一声。
お母様が、
「もうすぐ大工さん入るから。もうちょっと辛抱してちょうだいね?」
まるで小学生でもあやすように、言いましたが、彼女の不機嫌な表情は変わりませんでした。
彼女は、その後も、本当にわずかな距離を、わざとと思えるほどに、あちこちぶつかりながらやってきて、
通り道に新聞が落ちていることで止まり、たいそう憤慨しました。。
「ここ!新聞!」
「ああ、はいはい」
お母様は、それがまるで自分が犯した罪でもあるかのように、新聞をどけました。
車椅子になったのは、母親のせいではないだろうものを。
そう。言うならば。富士見さんのせい。
「こんにちはー」
「はじめまして」
ようやっと応接セットにたどりついた彼女に、僕たちは勉めて明るく挨拶しました。
しかし。
「なにか聞きたいことあるんですって?」
彼女は、そのひとことを言うことさえ、面倒くさそうに言い放ちました。
「婦長さんの紹介だから受けたけど。早くしてよね」
「里美。失礼でしょ?せっかく来てくださったお客様に」
お母様がとりなしましたが、
「誰も頼んでないわよ!」
彼女は、テーブルを蹴るかわりに、車椅子をテーブルにぶつけました。
なるほど。
これは手強そうだ・・・・。



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里美さんの家は、思ったよりも本当に学校の側でした。
通学なら間違いなく徒歩圏内。
その地域で、一度も車椅子の人には会ったことがありませんでしたが、千葉くんの話によると、事故があったのは去年の3月。
それから外に出ていない、と言うのですから、それを裏付けるものでもありました。
ただし、彼女の家は、坂道の途中にあり、なるほどこれは出づらい、と感じられる立地でした。
もちろん、彼女が健常者であった頃には、なんということもない場所。
和美ちゃんの話によれば、里美さんは、かなり「しぶしぶ」この取材を受ける気になったようです。
いいえ。取材とはとんだ偽りなわけですから、初っぱなから負い目を持っての面会。
ともすれば、単なる興味本位とも言えるようなシロモノです。
そのなによりの証拠に、僕はこの面会に、もっとも冷静であろうグレート井上くんを伴いました。
グレート井上くんは、車椅子の人と直接関わったことがあり(後の章に登場します)、会話も僕よりはずっと慎重で、言葉を選びます。
「なに緊張してんだよ?」
と、グレート井上くん。
「え?そう見える?」
「ああ。ミエミエだね」。
玄関先。
僕は、女子の前でもめったに整えたことのない襟などを確認しながら、チャイムのボタンを押しました。
手が。
ふるえてる。
グレート井上くんの指摘した通りです。
はたして、この調子で、車椅子の人を、ダンスパーティまで引きずり出せるのか?
取材テーマは、露骨に『車椅子者の生活』についてでした。
ちょうどこの2年前(=1973年)、名司会者だった八代英太氏(現政治家:元郵政大臣)が、舞台から落ちて脊髄を損傷。車椅子生活者となり、その不便さをメディアというメディアで訴えたために、実にタイムリーな話題だったのです。
「こんにちは・・・」。
「あ。ご連絡のあった高校生さん?」
お母様でしょうか。
ご丁重な挨拶で、迎え入れられ、居間へ。
そこには、たくさんのトロフィーや、盾などが飾られ、ほとんどが里美さん本人のものでした。
そこだけ見ると、一般の家とたいしたちがいはありませんが、普通の家に見られる段差全てにイビツなスロープがあり、あちこちに手すりがついていることで、そこで「車椅子の人が生活している」ことがわかりました。
そして応接セット。
座ればなんということもありませんが、その高さは、あきらかに車椅子に合わせてあり、当時、主であった「低いソファとテーブル」とは、まったくちがいます。
つまり。娘が不慮の事故に遭ってから、この家の「生活が一変した」ことが、容易にわかりました。
僕の緊張の度合いは高まりました。
もう少し、予備知識を入れておくんだった・・・。
が、後悔は先に立ちません。
はたして里美さんは、
車椅子で居間に出て来ました。
その入り口は(当時の)車椅子に対しては狭すぎるようで、
彼女は、僕たちの前に出て来る時から、すでに不機嫌でした。
「ここ、いっつもぶつかるのよね!」
これが初めて聞く里美さんの第一声。
お母様が、
「もうすぐ大工さん入るから。もうちょっと辛抱してちょうだいね?」
まるで小学生でもあやすように、言いましたが、彼女の不機嫌な表情は変わりませんでした。
彼女は、その後も、本当にわずかな距離を、わざとと思えるほどに、あちこちぶつかりながらやってきて、
通り道に新聞が落ちていることで止まり、たいそう憤慨しました。。
「ここ!新聞!」
「ああ、はいはい」
お母様は、それがまるで自分が犯した罪でもあるかのように、新聞をどけました。
車椅子になったのは、母親のせいではないだろうものを。
そう。言うならば。富士見さんのせい。
「こんにちはー」
「はじめまして」
ようやっと応接セットにたどりついた彼女に、僕たちは勉めて明るく挨拶しました。
しかし。
「なにか聞きたいことあるんですって?」
彼女は、そのひとことを言うことさえ、面倒くさそうに言い放ちました。
「婦長さんの紹介だから受けたけど。早くしてよね」
「里美。失礼でしょ?せっかく来てくださったお客様に」
お母様がとりなしましたが、
「誰も頼んでないわよ!」
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なるほど。
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もうそろそろ試験の結果が・・・頼む or2
もしや、物語の舞台って
米ZAWA市?
う~ん
突然車椅子での生活になるなんて大変だろうけど、ちゃんと幸せになって欲しいです
う~ん彼女はきっと車椅子になってからこうなったんだろうな~。
強いのにスポーツができないってさぞかし辛いんでしょうね…。
手強そうですね~。
でも、そんな性格になったのも事故があったからなのかな?
後の章も、この時期より前のものができるんですね!!
う~ん。
なかなか、難しいよね。
……コメントが浮かばないよ。
里美さん、凄いストレスたまってる感じですね
外に出れば、少しも気が晴れそうですが、やっぱり出る気にはなれないんでしょうか
ずっと車椅子だとストレスが溜まるんでしょうね~
結構手ごわい相手ですねー・・・。
ここをママチャリ達はどうのりきるかな?
久しぶりに早めですね。
ママチャリの話術は通用するのかな?
なんか、今までにない緊張感っすね。
今まで出来ていた事が出来なくなるってホントに辛い事なんですよね・・・。
状態は違いますが何だか気持ちは分かるような気がします。
思うように動けない自分に腹が立ち周りにあたってしまいます。
人の優しさを素直に受け入れられなくなるんですよね・・・・。
里見さんが幸せになりますように!
手ごわいですね。
頑張れ、酉高新聞部
スポーツで活躍できるほどの健常者が突然自由が利かなくなれば心も自由にならないでしょうね。
現実を受け入れられない、他人のせいにしたい、自分の中で消化できないと思います。
周囲も受け止められない状態のでしょうか。
当時は他人の視線も痛いほどあったでしょうからストレスもかなりだったのでしょう。
ママちゃり達がどんなふうに彼女の心に入って行くか気になります。
外にでてもいいんですか?インターネット
ずっとしてほしいっていうから、目や脳がぼーっとして、あちこちぶつかるし、日常生活覚えてないんですよ。渋谷でもふらついて、たおれそうになったし
車椅子だと大変なんでしょうけど…。
自由が利かない自分に対してもどかしくなって苛立ってるんでしょうね、ついつい我侭になる気持ち分かるような気がします。私の経験ですが怪我ではなく病気ですが1年弱不自由した時に気も荒み我侭になっていましたね。里見さんの気持ち少しだけ分かるな・・・
でもママチャリ君たちの根気強い誠意で心開いてくれると思いますよ・・・
これは手強そうですね~
でもきっと彼女自身が不安や不満などで不安定な状態なんでしょうね…(´・ω・`)
まったく関係ない話で申し訳ないですが、あと1時間ほどで17歳の誕生日です(*>ω<*)
京都や東京いくのを両親が反対してるんですよ。今までにあったことがないのに、まただまされて、あわれへんといいます。お母さんの方をもちたい気もちはわかりますが、おかあさんもお父さんもまあが全部うそついてる腹立つといいいます。だからけんかになるんですよ。あったためしがないって 今度また
あわれへんかったら、どうするきやといいましたよ。
里美さん、なかなか手強そうですね。
ママチャリあやうし!?
ゆきさん、ちょっと早いですがお誕生日おめでとうございます
楽しいことがたくさん詰まった一年でありますように
今までには、ないタイプの展開
ドキドキする
朝からPCしないことです。そして毎日歩く
ことです。パソコンするから、調子がわるくなるから、とみんないいます。両親先生も
わたしもかなり、その影響あります。
なんでわたしがゆきなんですか?
里美さん、ストレスとか不満とかもあるんでしょうけど、
受けたくもない取材を受けざるを得なくなってしまって、
わざとそんなふうに振舞っている部分もあるのかもしれませんね。
里美さんが笑顔になってくれるといいなぁ。
ゆきさん、もうすぐお誕生日、おめでとうございます!!
ちょっと頭にきたときに、壁を蹴ってみたり、思いっきり走ってみたり・・・
ストレスが上手に発散できなくて、溜め込んでしまうんですね。
ダンパには笑顔で参加できますように!
ゆきさん、お誕生日おめでとうございます!!
充実した1年になりますように^^
お母さんが、まあの縛る性格なんとかならないかとそんな不安定なすぐ半日で気持ちがかわるのやかりをすることについて、おかあさんはまあのことがいやで、わたしにあたってるんやといいます。なんで理解がない人なんやといいます。人にもあわせることができないのかと、両親がすごいおこってますよ。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
今度取材を受けるんですか?とにかく、おかあさんは、まあから降りたっていっています。ちちも反対です。絶対にあえるとここで
誓ってください。お話しもできずにまあをみにいくだけでは、いかせないとおかあさんはいいます。おかあさんは昨年まあをみたからもういいやろと両親いってます。
手ごわいなぁ~
でもここは数々の修羅場を潜り抜けてきたママチャリですから何とかなるでしょう
今後どうダンパにもっていくのか楽しみです
ダンパにいってはなせますか?チケットかって遠くからみているだけなんじゃないですか?お手伝いしたら、話せるってバイトだいもらえるっていってましたけれど 旅費代借金して返せるほどお手伝いさせてもらえますか?
わたしをどこかでやとってください。ママチャリから口きいてください。アミューズで
事務とか お茶だしとかなんでも雑用でもいいです。歩道橋でまあのチケット買うのでと
たっていたわたしですから
結構手ごわそうですね
頑張れ酉高校新聞部!
里美にキレそうです。
ママチャリうまく切り崩してくれぇ( ̄0 ̄)/
僕も回りに障害者の友達いますが同じ態度とったら殴ってます(笑)
そいつは車椅子とか全く気にしてない性格やし俺らも気にしないで付き合いしてますから(^-^)/
この後の話で泣く自信あります(笑)
ママチャリさん更新頑張ってください(^-^)b
ママチャリはどうやって
閉ざされた心を開くのでしょうね。
とても大変な事だけど、ママチャリならできる!!
と信じたい!
頑張れ ママチャリ!
む。僕なんか迷惑かもしれませんが、
いちご様?どうかされました?
何か起きてるようですが、僕わかんなくて
オロオロ米欄眺めてます…。
大丈夫ですか?
関係ない僕ですが、何かお困りの様だったので。
いちごさん?どうしたんでしょう??
切羽詰まってるみたいですね
わたしが知っている車椅子生活者の方々は、パラリンピックを目指してキラキラした眼で踊っていたので、里美さんのようなイライラしている姿を見たことはありません。
でも皆さん、突然車椅子になった時のツライ過去を持っていました。
わたしはあの時、あの人たちの気持ちにちゃんと寄り添うことが出来てたかなぁ…と、ふと今振り返っていました。
里美さんも車椅子ダンスに出会ってキラキラした眼を取り戻して欲しいです!
ママチャリ&グレート井上くん、頼むぜぃ!
普段介護で車いすの人と接しています。
この後のお話が楽しみです。
ゆき様~!もうすぐ誕生日~!おめっとうございまする~!
和美ちゃんだとすぐに立つのに、後悔は立たないんですねぇ~。
里美さんの『生活が変わった』のは車椅子だけぢゃぁ無く、
生活環境・友達・今まで積み上げてきた経験・将来・・・・。
全てが突然変わってしまったんですよねぇ~。
ママチャリくんは『論点ずらしの術』を出すのか、『天然女ったらしの術』を出すのか・・・。
ところで里美さんって美人ですか?
自分の思うように体が動かなくなるのは相当苦痛なんだろうなぁ
里美さんガンバレー
ママチャリガンバレー
五体満足に感謝
明日も頑張ります
>ゆきさん
お誕生日おめでとうございます(*^▽^)/
よい一年に成りますように
う~ん。。コメントしづらいですね・・・
どう書いていいやら・・・
今回は書けないですね・・・
失礼します
僕はあまり車椅子で生活している人を見たことがなのでわかりませんが、自分の体が思った通りに動かないのは相当ストレスがたまるだろうと思います。
今の生活に感謝しないといけませんね
>ゆいとん様、あめんぼ-☆様、べあ様、まっつん様、mmmm様
ありがとうございます(*^^*)!
皆さんのおかげで幸せな気分で誕生日を迎えることができました~(*´∀`*)笑
過失割合の多さを受け入れられないのか…
十分受け入れているが、攻めどころを見出せないのか…
人って、敵や悪役の存在によって、モチベーションが上がったり、楽になったりしますけど…
事故後、ひどい悪循環があったのかなぁ
> ゆき さん
女性ですよね
でしたら 心より祝福させていただきます。
相当手強そうですね
やっぱりストレスがたまるものなのでしょうか
分かる気もします
ちょっと出遅れましたが
>ゆきさん
お誕生日おめでとうございます
幸多き1年を~(*⌒▽⌒*)ノシ
手ごわいですね…
少し前までは普通に動いていたのに、急に動かなくなるのは、ストレス溜まるんでしょうね
手強そう・・・。ママチャリの「減らず口」に期待します。頑張れ、酉高校! ・・・最近中毒が本格化しました。(泣笑)
ん~早く続きが楽しみだ。
いちごさん心配です。
ちょっと思い入れのある名前なので・・・。
ふぁいっ!
障害を受け入れるということは、とても大変なんだと思います。里美さんやご家族がこれからどうやって受け入れていくのか・・・。続きが気になります。
ママチャリにとって一番手ごわい相手ではないでしょうか。
どうか、ハッピーエンドになりますように(祈
家に飾ってある数々の栄光とのギャプをまだ受け入れられないのでしょう
家族もあまりに不憫に思えて 甘やかしてしまってますね
他人の好奇な目が嫌で外との関わりも持ちたく無いんだろうな
加害者である富士見にも本当に心を開いていたのかな
>ゆきさん お誕生日おめでとうございます
素晴らしい一年間にしてくださいね
一筋縄ではいきそうにない人の様です…でもきっと本心ではないんですよね?強がってないと今は駄目なんですよね…本当は心優しい人なんですよねと私は思ってます。
公開コメントでは、はじめましてm(__)m
すみません…
ぼくちゅうには関係ないのですが、ちょっとだけ、気持ちを書かせて下さい。
実は、ワタシも3月3日が誕生日なんです。
ほんとやったら、嬉しい日なのですが…
ワタシには、付き合って1年4ヶ月の彼がいます。
今年に入ってから、彼が突然自分の殻に閉じこもっちゃったんです。
何とかまだ連絡は取れているのですが、お互いすごく不安定な状態です。
正直、この誕生日が節目かな…と、思っていました。
ぎりぎりまで、サプライズがあるかなとか淡い期待を抱いていました。
でも、彼からの連絡はなく、思い切ってさっき会いに行きました。(バイトの休憩時間に呼び出しました。)
目は合わさないし、うつむいたまま、何も話そうとしません。
「おめでとう」って、ちゃんと言ってもらえなかったのが、一番苦しかったです。
はっきりと言われてませんが、もうダメなんだ思います。
それでも微かな期待をまだ手離せずにいます。
彼が殻に籠もってから、どうすることも出来ず、ワタシ自身も苦しさや辛さをこらえてきました。
…しんどいです。
ただ幸せになりたいだけなのに。
今日、ワタシ誕生日なのに。
ぼくちゅうに、雛祭りに水を差してしまって本当に申し訳ありません。
この気持ちをどうしていいかわからず、ぼくちゅうに持ってきてしまいました。
ごめんなさい。
くろわっさん、読者の皆様、今だけ胸を貸して下さい。
今頃、涙が出てきました…。
>EMI*Sさんへ
ぼくちゅうでは悲しい事や辛い事を話せる場所だと思ってるので、あまり気になさらないでください
>EMI*Sさん
殻に閉じこもってしまった彼には、きっと何か原因があると思います。
あせらずゆっくり接して行きましょう。
お誕生日なのにつらいでしょうが、今は、彼優先で接してみてはどうでしょう。
>EMI*Sさん、ゆきさん
お誕生日おめでとうございます。
里美さんが早く前向きに生きられますように。
聡美さん手強い・・・ 車いす体験をしたことがあるのですがやっぱり大変でした。 それに30年も前となるとかなり大変だったでしょうね。
里美さんは、富士見さんの前ではどんな感じなんでしょうね。
>ゆきさん
ハピバスデー
>EMI*Sさん
お誕生日おめでとうございます。
何も話してくれないのは、どうしていいかわからずとても辛いですね。
彼が何を思っているのかわからないので、何と言っていいのかわからないですが…
殻から出てきてくれるのを待ち続けるのはとてもしんどいと思います。
EMI*Sさんが辛いのなら、振り切って前に向かって歩きだすのも当然の選択だと思いますよ。
今がどんなにしんどくても過去の恋はいつか必ず笑って話せるようになりますから!
ふぁいっ!
いよいよ面会ですね。しかも酉高校として…。当時の車椅子の方たちがどれほど不便な生活だったのか、態度に出てくる感じがしますね。
井上くんを誘ったのは正解だったかも(*≧m≦)
障害の受容…本当に受け入れるのは難しいですよね…
家族もどうしたらいいかわからない、周りも腫れ物のようにさわる…
考えただけで里美さんから笑顔を奪ってしまったことが残念でなりません。
いつか里美さんの笑顔が見れたらいいなぁ…
EMI*Sさん、ちょっとコメみてびっくりしました…私の友人も10年付き合った彼が同じ様になってしまって…。私の友達は昨年末の誕生日で別れました…どの道が正解かわかりません、でまきっと幸せが訪れると思います。お誕生日おめでとうございます(^^)
ゆきさんお誕生日おめでとうございます
グリーンカレーさん私もいちごさんのコメみてずっと気になってました…でもなんて声かけたらいいかわからなくて…。今日のグリーンカレーさんのコメみて本当に感動しました。事情はわかりませんが、いちごさんが元気になったら嬉しいです
くろわっさん、長文すいません。でも今日のコメント欄にてをみてあたしもあたたかい気持ちになりました。ありがとうございますo(^-^)o
>EMI*Sさん
状況がわからないので、何とも言えませんが、彼氏さんが殻から出て来てくれるのを待つのも、待たずに次へ進むのもEMI*Sさんの自由です。
彼氏さんの代わりに(…ならないかも知れませんが
「お誕生日おめでとう
…なんかしゃしゃっちゃってすいません
里美さんの、突っ張ってしまう気持ち分かりますね。。
誰のせいでもない、でも怒ってしまう。
自分自身にもでしょうか…
ママチャリのしゃべりで、里美さんの心が開きますように!!
>EMI*Sさん
彼がそうなってしまったのは突然ですか?
何かしらの原因があると思いますが、一度しっかり話を聞いてみてはどうでしょう?
別れを選ぶのもアリですが後悔しない選択ができますように。
EMI*Sさんと同じように彼も幸せになりたい。と思っていると思いますよ
>EMI*Sさん、ゆきさん
お誕生日おめでとうございます!!!
去年よりも、もっと素晴らしい一年でありますように…
ものすごく久しぶりのコメント・・・リアルタイムでは初めてです。
一昨年暮れ頃に読み始めてから、とうとう追いついてしまいました。
ここまでほんとに楽しく読ませて頂きました。くろわっさん、ありがとうございます。
これからはまた時々コメント入れさせて頂きます♪
突然車椅子の生活を余技無くされる、今と比べたら車椅子も見慣れない頃だろうし、里美さんのショックは相当なものでしょうね。
わたしも、どう接すればよいのか考えてしまうと思います・・・。
今後のママチャリ軍団の活躍に期待です。
ゆきさん、EMI*Sさん、お誕生日おめでとうございます。
お二人にたくさんの幸せが訪れますように☆
つい先日まで何の不自由もなく動けていたのに・・・・という、自分の身体に対する苛立ちと、
受け入れなきゃいけない、と思う気持ちと、
周囲が腫れ物にさわるように接することに対する戸惑いと苛立ちと、
そして、そう思ってしまう自分に対する自己嫌悪感と・・・・
そのほかにも、自分でも説明できないような
複雑な感情が入り混じって、
こういう態度を取ってしまっているのでは・・・・?
ママチャリくんが、
なんとか里美さんの心を解きほぐしてあげられるといいのですが。
>ゆきさん、
お誕生日おめでとうございます!
ステキな1年になりますように。
>EMI*Sさん、
お誕生日おめでとうございます。
コメントから、おつらそうな様子がとっても伝わってきます・・・。
なんと言葉をかけていいやら、私もわからないのですが、
きっと彼には、EMI*Sさんが心配している、ということは
伝わっていると思いますよ。
何もしてさしあげられませんが、少しでも状況が良くなりますよう、
お祈りしております。
>いちごさん、
なんだかとても切羽詰まっておられるようですが・・・・
これまた、何もしてさしあげられませんが、
良い方向に向かいますよう、お祈りしております。
あたし、
足に持病持ってるので、手術後とか、
車椅子で生活したことありますが、
病院内だったので
あんまり不便さを感じなかったなぁ・・・。
でもやっぱり物をひろうとかトイレとかは
大変だったカモ。
しかも昔のは車体がでかいというので
相当大変なんだろうなぁ・・・。
自由だった体が急に不自由になってしまったら苛立ちもしてしまうのかなって思います。
里美さんが心を開いてくれるといいですね
>EMI*Sさん
彼が殻に閉じこまってしまったのには必ず理由があるはずです。
一度彼の話を聞いてみてはどうでしょうか?
>ゆきさん、EMI*Sさん
お誕生日おめでとうございます!
素敵な一年になりますように
里美さんもそのお母さんもそして藤見さんも
いろんな人の人生が絡まって大変ですね・・・
ゆきさん誕生日おめでとうございます!!
ままちゃり率いる酉高新聞部はどうやって
ハッピーエンドに持ち込むのでしょうか!?
素敵なお母さんですね。私が同じ立場ならこんな風に受け止めて支えてあげられるかな?なんて考えながら読んでいました。里美さんが来るのが分かってて通り道に新聞が落ちているのは確かに配慮が無いなぁとは思いますがお母さんも心労が重なってきっと疲れているんですね。お母さんの事がとても大好きだろうにその大好きなお母さんに怒鳴ってしまう里美さんの苛立ち。想像しただけで辛くなります(涙)
今日の話を読んで一番感じたのは、読者層の拡がったぼくちゅうなのでひょっとしたら富士見さんと似たような苦悩を抱えている方も読んでいるかも知れないなぁ…と言う事でした。どんな思いで今日の話を読まれただろうと思うと…。今後そう言う方にも何かしら自分の中に答えが見つけられるような展開になるといいなって思います。
EMI*Sさん
お気持ちお察しします。辛くてもパッと割り切れない程誰かを好きになれるのってとても素敵な事だと思います。
こんな時は一旦ちょっと彼は置いといてデートに時間を取られてなかなか会えなかったお友達と遊んでみたりずっとやりたいと思ってた事始めてみたり好きな本でも音楽でもスポーツでも、何か気分転換になるような事をするのも1つの手かなって思います。好きな事してイキイキしているEMI*Sさんを見て彼の目も変わるかも知れないし、もっとEMI*Sさんに合う人との新しい出会いもあるかも知れない。どうかあまり思い詰めないで下さいね。
里美さん強敵。
ママチャリは里美さんをダンパに誘えるのか???
酉高校新聞部に期待。
僕は身近にそういった人がいます。
僕の友達ですが、彼は車椅子です。
手術をしても治るか分からない脊髄の病気です。
今、彼は学校には来ていません。
学校には彼を迎えるだけの体制が整っていませんし、先生達も動こうとしないからです。
そんな中、僕に。彼は自分が忘れられていくことに不安を覚えていると語りました。
そして彼は高校受験を諦め、大学から何とかして入るといいました。
僕にはどーしたらいいか分かりません。
でも彼の力添えになれる様に母はPTA、僕は生徒会長に立候補しました。
学校の何かが変わるかどうかは分かりませんが。。。
すみません、車椅子と聞くと連想してしまいまして;
行き場の無い思いを里美さんも抱いているのでしょう。
健常者と障害者、同じく人ですが、その間に差が生まれてしまっているのが残念でなりません。
またそれを生んでいるであろう僕らに必要な行いとは何か、考えるべきだと思います。
長文失礼しました
回復の見込みが無い事と、時代背景の事もあると思いますが、インターハイに出場した程なのに、事故から約4ヶ月位経っても周囲にあたり散らすなんて。もっと強い精神力を持って欲しいです。身近に居たら殴りますね!
事故後は、おそらくベッドの上だったハズ。そこから車椅子になった時に行動範囲が広がった喜びはなかったのかな?(自分は初めて車椅子に乗ったときに、嬉しくて病院内を爆走しました)
外に出て世界が広がり、仲間が増える喜びを教えてあげたいです。それから、どんなに強引な方法であろうと自分の足で立つことが出来る喜びと、たった一歩でも歩く事の出来た時の感動。大げさでなく、希望と勇気が湧いてきます。
ママチャリ軍団という仲間を持ったグレート井上君なら分かってもらえると思います。代わりに里美さんに伝えて下さい。
しくよろー!(by佐々木蔵之介さん)
>ゆきさん、EMI*Sさん
誕生日おめでとうございます!光溢れる1年でありますように!
大丈夫かな?
こっちも緊張するぅ…
期末の結果かえってきました!!!
ぼくちゅうのために頑張った((笑
みごと30番以内★
この続きが気になります。
ママチャリ頑張ってください
うん…。
なかなか難しそうですね。
なにか心の中にひっかかるものがあるのかも…?
富士見さんじゃなく自分のせいだろうに。
そう、
「自分のせい」でしょう。
障害を負った者はみんな「自分のせい」と思います。
事故であれ、病気あれ・・・。
他人の責任に出来ればどんなに楽でしょう。
その苦しみを知ってのコメントですよね。もちろん。
自分にいっさい過失の無い事故でも、病気でも
「なんで私がこんな事んなことに…」
と塞ぎ込んだ後に、
「あの時、こうしていれば…」
と自らを責める。
家族や職場に迷惑をかけている事を責める。
そう、自分が悪いんです。
誰のせいでもない…。
わかってますよ。
分かってますから。
ごめんなさい。
>EMI*Sさん、
お誕生日おめでとうございます。
このままお付き合いを続けることを選んでも、
離れて別の方とお付き合いすることを選んでも、
どちらにしても苦い気持ちはついてまわるかと思いますし、
どちらが正解か、なんて、誰にも言えませんが。。。
どちらの道を選んだとしても、EMI*Sさんの未来が笑顔でありますように。。。
ふぁいっ!!
里美さんなかなかてごわいですね
ママチャリふぁいとっ!
>あひるさん
私の学年にも車椅子の人がいます
クラスが違うので詳細はわかりませんがあまり学校にこれず一度留年したようです
現在もあまり学校には来ませんがきているときにはクラスの子たちが車椅子を押していたりするのを見ます
私の学校では工事が入り昇降口の段差にはスロープがつきトイレも和式だけだったのが洋式になりました
大変だとは思いますがきっと帰られるはずです
がんばってください
家具やスロープなど、車いす生活に合わせるのに、お母さんも里見さんも苦労していそうですね
だからといって、里見さんもあそこまできついことお母さんに行ったり行動をったりしなくてもいいんじゃないかなと思います
ママチャリさんたちどういう話をしていくんでしょう
起きてしまったことはどうしようもない。そのあとをどうするかでその人の人生は決まるんですよね。
里美さんの気持ちもわかりますが、なんかすごくそう痛感しました
ヤバい。。あまりにも遅刻しすぎてコメがちょっとてきとうです・・・・p(´⌒`q)
車椅子の生活。
八つ当たりも仕方ないと思いつつ、いつか受け止められる日々がくることを祈ってます。
障害を障害と思わなくてすむ心も全てバリアフリーになる世界になると素敵ですね