「親権とりあげられるには、担当役人に保護者として不適格とみなされなければならない。へんな言い方だけどな」。
「まだ片桐の刑期わかってないから。手元に置いておけば、また暴力をふるわれるって思ったんだろうな」。
「それで・・・親権を?」
「うん。取り上げてもらおうと思ったんだろ?きっと。そうすればのぶ君は施設行きだが、片桐の手は届かない。まぁ・・・断腸の思いだったろう」。
「こっちにも逃げるようにして越して来たんだろうがな。でも結局一緒に住んじまった」。
「なぜ、なんでしょう?」
「うん。共依存って知ってるか?」
「いえ・・・」。
「よく言う腐れ縁、ってやつだ。自分を必要とする相手を必要としてしまう・・、暴力とかあっても、最終的には互いに依存してしまって離れられない」。
「・・・」。
「まぁ、ヤクザのヒモなんかはみんなそんなもんだ。それに片桐は、妹の実の父親でもある。いつかまっとうになってくれて、普通の家庭が築けるかも、っていう、わずかな期待があったのかも知れん」。
「はい・・・・」。
「やっとお前らの機転で、のぶ君が食事にありつけても、今度は、片桐がかたっぱしからタカリをしていくありさまだ。もうこの町にも住めない」。
そうか・・・。それで引っ越しだったのか・・・。
「それで・・・。のぶ君を守る手段を考えていたんだろうな。ずっと。お前らが絶好の機会をつくってくれたわけだ。いつまでかはわからないが、片桐たちグループがいない日」。
「調べるとな。のぶ君の家な。生活保護受けてるわけじゃないんだ。まぁ、役所の仕切りがキツいってのもあるんだがな。表向き、最低限の収入あるってことだ。だから普通では施設はひきとらない」。
「え?」
「だがヤクザにたかられれば終わりだ。どんなに稼いだって。通帳もなにも、根こそぎさがして持ってくからな。のぶ君な。転校した日から給食費も未納のままだ」。
「・・・・」。
「共依存は、なかなか断ち切れない。断ち切りたくても暴力だ。自分のは耐えることもできただろうが、のぶ君に対するものは堪え難かったんだろう」。
「愛する我が子だから・・な・・」。
僕は駐在さんの説明で、とぎれとぎれだったのぶ君の境遇が、ようやく1本の線で繋がった思いでした。
「なぜ・・・父親の話、出したんでしょう?」
「あ?親権取り上げられれば親じゃないから。天涯孤独になっちまうだろう?のぶ君」。
「ええ」。
「ひとりじゃない、って、本当は伝えたかったのかもな。よくはわからんが。父親には親権、残ってるからな」。
・・・・・・・・。
「まぁ・・。全部、希望的推測だが・・・・」。
それは不思議な感覚でした。安堵のような、後悔のような、複雑な。
駐在所の夜が更けていきます。
「ところでな。ママチャリ。お前に頼みがある」。
「なんでしょう?」
「俺も仕事あるから。ずっとあの子を見るわけにはいかない。お前らでしばらくみてやってくれないか」。
「ええ。もちろん」。
「へんな悪戯教えるなよ」。
「え・・ええ・・・もちろ・・・ん・・・」。
もちろんですとも・・・・。
「ところで片桐ってヤクザだったんですか?」
「うん。神奈川県警から手配書まわってたな。あいつ。傷害と詐欺と殺人未遂容疑、だったかな?まぁ、今度ので7年以上はくらうな」。
げ!!!!殺人未遂~~~~~~~~~???
そんなもんにあの薬かけたわけ???



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「まだ片桐の刑期わかってないから。手元に置いておけば、また暴力をふるわれるって思ったんだろうな」。
「それで・・・親権を?」
「うん。取り上げてもらおうと思ったんだろ?きっと。そうすればのぶ君は施設行きだが、片桐の手は届かない。まぁ・・・断腸の思いだったろう」。
「こっちにも逃げるようにして越して来たんだろうがな。でも結局一緒に住んじまった」。
「なぜ、なんでしょう?」
「うん。共依存って知ってるか?」
「いえ・・・」。
「よく言う腐れ縁、ってやつだ。自分を必要とする相手を必要としてしまう・・、暴力とかあっても、最終的には互いに依存してしまって離れられない」。
「・・・」。
「まぁ、ヤクザのヒモなんかはみんなそんなもんだ。それに片桐は、妹の実の父親でもある。いつかまっとうになってくれて、普通の家庭が築けるかも、っていう、わずかな期待があったのかも知れん」。
「はい・・・・」。
「やっとお前らの機転で、のぶ君が食事にありつけても、今度は、片桐がかたっぱしからタカリをしていくありさまだ。もうこの町にも住めない」。
そうか・・・。それで引っ越しだったのか・・・。
「それで・・・。のぶ君を守る手段を考えていたんだろうな。ずっと。お前らが絶好の機会をつくってくれたわけだ。いつまでかはわからないが、片桐たちグループがいない日」。
「調べるとな。のぶ君の家な。生活保護受けてるわけじゃないんだ。まぁ、役所の仕切りがキツいってのもあるんだがな。表向き、最低限の収入あるってことだ。だから普通では施設はひきとらない」。
「え?」
「だがヤクザにたかられれば終わりだ。どんなに稼いだって。通帳もなにも、根こそぎさがして持ってくからな。のぶ君な。転校した日から給食費も未納のままだ」。
「・・・・」。
「共依存は、なかなか断ち切れない。断ち切りたくても暴力だ。自分のは耐えることもできただろうが、のぶ君に対するものは堪え難かったんだろう」。
「愛する我が子だから・・な・・」。
僕は駐在さんの説明で、とぎれとぎれだったのぶ君の境遇が、ようやく1本の線で繋がった思いでした。
「なぜ・・・父親の話、出したんでしょう?」
「あ?親権取り上げられれば親じゃないから。天涯孤独になっちまうだろう?のぶ君」。
「ええ」。
「ひとりじゃない、って、本当は伝えたかったのかもな。よくはわからんが。父親には親権、残ってるからな」。
・・・・・・・・。
「まぁ・・。全部、希望的推測だが・・・・」。
それは不思議な感覚でした。安堵のような、後悔のような、複雑な。
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「ところでな。ママチャリ。お前に頼みがある」。
「なんでしょう?」
「俺も仕事あるから。ずっとあの子を見るわけにはいかない。お前らでしばらくみてやってくれないか」。
「ええ。もちろん」。
「へんな悪戯教えるなよ」。
「え・・ええ・・・もちろ・・・ん・・・」。
もちろんですとも・・・・。
「ところで片桐ってヤクザだったんですか?」
「うん。神奈川県警から手配書まわってたな。あいつ。傷害と詐欺と殺人未遂容疑、だったかな?まぁ、今度ので7年以上はくらうな」。
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- 7章-第41話 のぶくんの飛行機(6)
- 7章-第40話 のぶくんの飛行機(5)
- 7章-第39話 のぶくんの飛行機(4)
駐在さんには負けました。
いいですね。
その年で世間を見せられているママチャリさんはある意味微妙なのですが・・・。
やはり、母は子を守りたかった。
愛してるんだと。
痛いほどわかりますから(^^)
それにしても、片桐という男、すごい経歴だったんですね!
薬をかけたママチャリはすごい人だ!
お疲れ様でした。
片桐殺人未遂犯だったのか・・・。
危なかったですね(^^;
「水道水から人肌まで温める」
この一文が昨日あったので、
それはもしや愛情あるのでは?って思ってました。
ドメスティックバイオレンスって、
なぜか抜けれないんですよね。
殴られて、優しくされて希望をもって、また殴られる。
この負の連鎖が続いちゃうみたいで・・・。
あーでも、のぶくんのために抜け出そうともがいていたのかなって思いました。
ハッピーエンドの先が見えてきて、なんだか切ないけど、嬉しいです。
>nさん 一番載り!のうえに
ハンドル最短。
認定!
なんだか、ホッとしました。
これぞぼくちゅう。
世の中捨てたもんじゃないですね。
読み終わって、じわ~っとこみ上げてきました。
駐在さん、希望的観測って言ってるけど、
その愛情の深さ、まさに感動しました。
>るりさん
>やはり、母は子を守りたかった。
>愛してるんだと。
>痛いほどわかりますから(^^)
先日と違いまして、こちらは少しフィクション入ってます。
しかし、駐在さんの予測はおおよそ当たってはいました。
>琴音さん やっぱり
いい母親になりますねー。きっと。
で、少したつと2児の母さんみたいになっちゃうんですけどね。
いえ。褒め言葉です。
>ドメスティックバイオレンスって、
>なぜか抜けれないんですよね。
>殴られて、優しくされて希望をもって、また殴られる。
>この負の連鎖が続いちゃうみたいで・・・。
そうみたいですね。
どうしてなのか・・・。
これも根が深い問題ですが、さすがに手が出ません。
>テラsan さん(小ネタバレあり)
>希望的推測(当たってると信じたい)
おおよそ当たっていました。
が、お母さんがすぐ帰ってくることはできませんでした。
>みゃあさん 1日おいた?
>読み終わって、じわ~っとこみ上げてきました。
はい。今日のぼくちゅうは静かです。
また少しずつ賑やかさをとりもどしていきます。
さすがのママチャリの明晰さも、今回ばっかりは駐在さん、奥さん、そしてのぶ君のお母さんの大人の知恵に完敗ですね・・。
でも駐在さん、本当にママチャリの事を信頼してますね。
>「ところでな。ママチャリ。お前に頼みがある」。
他人の責任を負うという事の大変さを話している最中にこの言葉。
「お前に」頼むのは本当に頼りに出来る相手だけですから。
親が子を、子が親を思う気持ちだけは、国が変わっても、時代が変わっても、決して変わる事は無い。
そう信じ続けていけるフィナーレになってよかった!
今日も泣きました。
>「愛する我が子だから・・な・・」。
一世一代の演技をする事によって我が子と引き離されてしまう・・どんな思いだったのでしょうか。
38話で「のぶ・・・」と言った後に、のぶ君をひっぱたいていましたね。そうしなければ泣いてしまったのかな・・こんなにひどい事を言っている自分をまだ必要としている我が子が愛おしくて仕方が無かったはず・・
>「まぁ・・。全部、希望的推測だが・・・・」。
希望的推測ではなく100%その通りでしょうね。
>ガンさん
>親が子を、子が親を思う気持ちだけは、国が変わっても、時代が変わっても、決して変わる事は無い。
>そう信じ続けていけるフィナーレになってよかった!
フィナーレまだですよ~
つづく、って書いてあるでしょ!?
のぶ君の境遇、いろいろ想像してヤキモキしてたけど、
想像以上というか、お母さんにとても共感してしまいました。
お母さんものぶ君と妹も幸せになってほしいです・・・。
>あとむさん!
>一世一代の演技をする事によって我が子と引き離されてしまう・・どんな思いだったのでしょうか。
>38話で「のぶ・・・」と言った後に、のぶ君をひっぱたいていましたね。そうしなければ泣いてしまったのかな・・こんなにひどい事を言っている自分をまだ必要としている我が子が愛おしくて仕方が無かったはず・・
ああ。そこまで理解していただけて感激ですぅ!
はい。38話の母親の話には、実は1行たりと無駄がありません。
すべてに意味がありました。
くろわっさん、質問なのですが・・・
>みゃあさん 1日おいた?
って、どういう意味なのでしょうか?
正直、わかりません('_')
教えてください
>フィナーレまだですよ~
ありゃ、失礼いたしました。
涙で滲んでモニターがよく見えませんでした・・。
>みゃあさん
ごめんごめん。勘違い。
>ガンさん
ここで全部問題解決してるみたいに見えるんで、そう思われるでしょうけれど。
そうでもないんです。
この39-40話は、実はもっと後に出すつもりだったんですが、38話のショック大きいなぁ、と思いまして、早く出しました。
おかげさまで、話の構成がたいへんになりました。
30年前のことを思い出しました。
親戚の家に遊びに行ったとき、近所の姉妹とおままごとをしていました。
砂で作った小さな山を木のお皿に盛って「プリンどうぞ」と言った私をすごく怖い顔で睨みつけたお姉さんと、「プリンてなぁに?」と聞いた妹。
急にお姉さんに砂をぶつけられて、泣いて帰りました。
姉妹のお父さんが、家でお酒を飲んで暴れるチンピラで、彼女たちのお母さんはいつも殴られていたことを聞いたのは何年も後のことでした。
親は優しいもの、お腹が空いたらおやつを食べられる、当然のように思っていた私は、そうじゃない人がいることをその時初めて知りました。
私事で長くなってしまいました、ごめんなさい。
のぶくんのお母さんの断腸の思いと引き換えに、どうかのぶくんが幸せになってくれますように。
そしてどうか変な悪戯を覚えませんように(笑)
ごめんなさい、気になってしまって。
自分、ユーモアのセンスないのかな、って
いじけてしまってました
なんかしんみりしちゃってて、頭が働かない・・・
これもぼくちゅう病でしょうか。
>レインビーさん
当時はごろごろしてました。そういった話。
当時の少女漫画なんかでも、そういう場面がいくつもあったほどです。
今は・・・どうなんでしょうね・・。
>みゃあさん
ユーモアのセンスって・・・。
読者さんは余計な心配しなくっていいですからっ!
>仁子さん 順不同
>のぶ君の境遇、いろいろ想像してヤキモキしてたけど、
>想像以上というか、お母さんにとても共感してしまいました。
>お母さんものぶ君と妹も幸せになってほしいです・・・。
この話については、最後の後付けで、書き加えます。
多かったんですかね?私が知らなかっただけで・・・
確かに昔は一度結婚したら離婚は許されないみたいなところがあったと思うし、「女なら我慢して当然」みたいな雰囲気は子供ながらに感じてました。
今は・・・やっぱり知らないだけで、実は多いのかもしれませんね。
うーんと、私は部屋がのだめちゃんなので
たぶんいい母親にはなれません(^^;
ある意味ネグレクト?!
そうならないためにも出来るところから片付けよう・・・。
母親ののぶくんへの愛情、
子供を守るための手段、
それが最善だったとしても、
のぶくんにそれが理解できるのか、心配です。
いずれ、大人になれば解るのかも、ですが。
昨日は、子を持つ母として、
胸が傷みコメントできませんでした。
良かったぁ~♪
のぶくんのお母さんの頑張ってた所を、駐在さんが理解してくれてて・・・m(__)m
お母さんも、のぶくんに きつく言った甲斐があったと思います。
駐在さんの言葉が、現在のくろわっさんの言葉に思えて、「親の愛情健在」って、安心しました。
琴音さんへ。
子供がハイハイするために 頑張れるもんですよ
建築パース、僕駐完全制覇!1週間にしてようやくここまでたどり着きました。
私昨年小学校PTA会長やってました。荒れる子供にはほとんど余裕のない親が存在してました。それと何でも学校任せにする親です。
のぶくんの母親は必死になって自分なりにできることをやっていたんですね・・・。よい方向にいきそうなのは、くろわっさん達もできることをやってきた結果なのですね。
realization>dependncy。何事も依存ではだめなんでしょうね。
いきなり人任せにしなかったお母さん、僕駐たちに心より拍手を送りたいです。
バス停といいセツコな髪型といい泣かせますね~。クロワッさんは!ところで最近パパ亀には餌はちゃんとあげているのでしょうか?すいません・・・。
駐在さん、大人ですねぇ。さすがのママチャリにも大人の深読みは難しいですね。
でも、子供を預かるって、短期間でも大変なことだと思います。それを平然と預かった奥さんも凄いですね。ハッピーエンドが見えてきてよかった。
構成練り直し(?)、お疲れ様です。
昨日はのぶクンを取り巻く状況にばかり気をとられ、「そんなお母さん」に、「おいすがる、健気なのぶクン」はもったいない…なんて神をも恨めしく思ったんですが…
まだまだ「親の愛」の深さに気付けない自分で情けなくなりました。
いつか私が親になった時、子の育つ環境まで考えられるほどの強さが備わるのか不安です(苦笑)
我が子に「幸せになってほしい」と願うのは、いま隣室で眠っている両親も同じなんだろうな。
今夜は心なしか、涙があたたかいです。
長文失礼しました。
このコメントは管理者の承認待ちです
感動~ した!!
小学生ののぶくんは、どんな思い出毎日をすごしたんだろう・・
わたしは、高校生だけど、想像もつきません。
私は中学の頃は、毎日親と喧嘩しましたが、高校がイギリスのため、4月から親に会ってません。それでも、しばらく距離をおいてみると、親のありがたみがつたわってきます。
のぶくんも、母親も、いい方向にむかっていってほしい(ToT)
おはようございます
登校です
知らぬが仏
事実をわかる前に
片桐倒しておいて良かったねママチャリ
このコメントは管理者の承認待ちです
>ro-majiさん
いやいや。なんのなんの。
>レインビーさん
>「女なら我慢して当然」みたいな雰囲気は子供ながらに感じてました。
たっくさんありました。はいて捨てるほど。
年取るほど多かったですね。
うちもじーさんには、そういう雰囲気がありましたが、母が聡明であったために、助かりました。
いえ、弟のことはつくりかたと勘違いしてましたけど。
>琴音さん
>うーんと、私は部屋がのだめちゃんなので
>たぶんいい母親にはなれません(^^;
>ある意味ネグレクト?!
だいじょぶですよ。のだめちゃんでも。
あー部屋いっぱいの愛!
>kaoriママさん
>母親ののぶくんへの愛情、
>子供を守るための手段、
>それが最善だったとしても、
>のぶくんにそれが理解できるのか、心配です。
そうですね。そのあたりも後からふれています。
>みなさん
ちょっとスイマーが襲って来たので、一旦寝ます。ごめんお。
駐在さん、スゴイですね。細かいところまでよく見てます。まぁ、あくまで希望的観測ではありますが…。
『水道水から人肌の温度に温めるまでどれくらいかかると思う?』という台詞にはグッとくるものがありました。
さてさて、段々ぼくちゅうらしくなってきましたね!どうなる、のぶくん?!
駐在さんの配慮に泣けました。とても懐の深い人ですね。奥さんも何も言わず受け入れるところがいいですぬ。早くのぶくんとお母さんが幸せに暮らせるようになれば良いのですが。
おはようございます。
救いは既に母子の中にあったのですね。
ただ、妹が心配です。
おはよーです
のぶくんの飛行機はどんなかたちで登場するのでしょうか?
お芝居ではあったけどお母さんにひどいことを言われて傷ついたのぶくん・・
駐在さんとママチャリでその心の傷を癒してあげてほしいです。
「ほんとはママが一番君のことを愛していると・・」
ママチャリたち…
駐在さん夫婦に出会えたから、この親子はパッピーエンドの話しに繋がってくるんでしょうね。
事務処理だけする大人だけだったら、のぶくんは今後母親の思いに気付かず、憎い思いでいっぱいになっていたかもしれないし…
今日も喉カラカラになるくらいで読むところでしたが、ママチャリとお母さんの電話でちょっと笑みが。
笑えるってことが、小さくて大きな『幸せ』だな~!って、改めて思っちゃいました。
おはようございます。
駐在さん名推理ですね。
母親って大変だなぁ、と改めて思いました。
ママチャリ君の電話には深刻な話とのギャップでいつもより笑っちゃいました。
のぶくんは決して虐待されていたわけじゃ
なかったんですね。
何とも言えない気持ちになりました。
しかし、駐在さん。最初は『うっわー。何だか
子供じみた人???』としか思えなかったのですが(笑)、
読みすすめていくうちに駐在さんへの印象ガラリと
かわりましたよ。
もちろん良いほうへ!
内容としてはとっても重い話だけど、ママチャリさんと
お母さんの電話の内容ではちょっと心が和みました。
【HN、私もyouにしていましたが、全く同じ方が
いらっしゃいました(笑)
しかもミクシイのコミュもご一緒だったようですので
鹿児島県薩摩半島在住の私は@satsumaを追加しておきます。】
流石は「ぼくちゅう」worldですね。
粉ミルクの件あたりから、うすうすはそんなに非情な母親じゃないのではと感じていましたが、そこまでの愛情で憎まれ役を買っていたとは、「母親の愛は海よりも深し」ですね。
そのときの原体験が、今のくろわっさんを作り上げているのですね。
ハッピーエンドのフィナーレ楽しみにしています。
確かにのぶ君はいつもよい子でしたねー。
それにしても駐在さん、さすが警察。
推理力が素晴らしいです。
高校生と悪戯合戦してるだけじゃないのです!
のぶ君、幸せになあれっ!
駐在さんはたぶん大人とか頭が良かったとかいう事じゃない気がする。駐在さんも色々抱えて来たんじゃないかな。知ってるからわかるみたいな。
これよりコメントお返し再開!
お待たせいたしました。shimogさんより順番になります。
モレたら教えてくださいな。
僕、鈍いので昨日の分を読んだ時には何もかも全部見落としてました。
今日、改めて読み直して、やっぱりうまく言葉には出来ないんですが、何でもっとシンプルにみんな幸せになれないんでしょうね。
精一杯生きてるのに、素直に愛情を口にすることすらできない環境に置かれた人がいる。残酷です。
>shimogさん、はじめまして!
むこうとも全読ですか?
いやぁ。おつかれさまでした。僕でさえ「ぼくちゅう」全部読む気力はすでにありませんってば。
ましてむこう1年分ですからねぇ。
>それと何でも学校任せにする親です。
ほんっっと多いですよねぇ。
がっかりします。
でも、その親には、さらに育てた親がいるわけで、それはもう「負の連鎖」がおきてるんですよね。
だから、どこかの世代が断ち切らないとダメだと思います。
なんとかならないのか?西条、井上~!
>ナイアさん 登校
>駐在さん、大人ですねぇ。さすがのママチャリにも大人の深読みは難しいですね。
はい。比較してママチャリがガキに見えれば、書いていて成功したと言えます。ほんと「大人っぽくふるまいたい」ガキでした。
>でも、子供を預かるって、短期間でも大変なことだと思います。それを平然と預かった奥さんも凄いですね。
当時は、けっこう見知らぬ子(?)というか、かなり遠い親戚の子を預かったりする家、ありました。田舎には多かったですね。
奥さんは、ちょうど「子供の欲しい」年代になっておりましたので、うれしかったろうと思います。
>youさん こんちは!
>構成練り直し(?)、お疲れ様です。
アップした瞬間に悔やみましたが(笑)、でも、時間が経った今は「よかったなぁ」って思ってます。
ここ、小説である前にブログなんですよね。
だから読んでいる方の声が書き上げたとたんにわかる。
「なんとかしろよ!ママチャリ!」ってのがわかるわけです。
それで話の前後を変えられるのって、書籍じゃあり得ないことですもんねぇ。
みなさん、ナイスコメント!って褒めてあげたいです。
>まだまだ「親の愛」の深さに気付けない自分で情けなくなりました。
>いつか私が親になった時、子の育つ環境まで考えられるほどの強さが備わるのか不安です(苦笑)
>我が子に「幸せになってほしい」と願うのは、いま隣室で眠っている両親も同じなんだろうな。
ちょっと前のコメント返信で
「子供は親の鏡」って書きました。
だから、のぶ君の性格が表面化するにつれ、え?なんでこんな親?っていう疑問は、38話でみなさん抱かれたと思うんですね。
ここでは「親」が子供から見えて来るわけです。
>ro-majiさん
翻訳しときました(笑)。ここ、みなさんコメント欄もけっこう読まれますので。今後もローマ字で書いていただけば翻訳しときます。なんてったって 「アテネの生まれ」ですからぁ。
>私は中学の頃は、毎日親と喧嘩しましたが、高校がイギリスのため、4月から親に会ってません。それでも、しばらく距離をおいてみると、親のありがたみがつたわってきます。
勘違いしないでいただきたいのは、親の愛情がどんなにあるにせよ「親=正義」とは限らないことです。
そりゃ、人の一人二人育てたところで、そんな「聖人君子」みたいになる人はいません。
感謝、とは、まったく別次元です。
だから、親と対立したっていいと思いますよ。自分を正しい、と思えるなら。
のぶ君は、まだちっちゃいので、まだまだそこまで至っていないだけです。
>フェニックスかめさん
>事実をわかる前に
>片桐倒しておいて良かったねママチャリ
ほんとにねぇ・・・。駐在さんも殺人未遂犯相手に高校生に
「それいけっ」ってねぇ・・・。
あほかっ!
画面が滲む。
会社じゃなくてよかった。
(社長に乗られなくて済むし)
各人がその責任を果たすことを望む。
byホレイショ・ネルソンだったかな?
そうそう、今日は”行列”ですね。
>ぷにょんさん 登校~
>駐在さん、スゴイですね。細かいところまでよく見てます。まぁ、あくまで希望的観測ではありますが…。
職業柄ですね。実際に、ほんっとこまいとこまでよく見ている方でしたね。
洗車さわぎでは、商店街の車の汚れ具合、ぜんぶ把握してたでしょ?
>ブロンズさん(ネタバレあり)
>早くのぶくんとお母さんが幸せに暮らせるようになれば良いのですが。
うーん。世の中ってのはそうあまくなかったんですよ。
>草二郎さん (遠いネタバレあり)
>救いは既に母子の中にあったのですね。
>ただ、妹が心配です。
はい。妹については、後々の章で出て来る予定です。
これもけっこうつらい話になりますが、まぁ、今回ほどではありません。
>じゃこさん 登校~(小ネタバレあり)
>のぶくんの飛行機はどんなかたちで登場するのでしょうか?
>お芝居ではあったけどお母さんにひどいことを言われて傷ついたのぶくん・・
>駐在さんとママチャリでその心の傷を癒してあげてほしいです。
>「ほんとはママが一番君のことを愛していると・・」
のぶくんの飛行機は今夜あたりから登場しますね。
もちろん伝えてありますのでご安心ください。
そのあたりもふれるかも・・・。
>FlowerMemmoryさん(大ネタバレあり)
>駐在さん夫婦に出会えたから、この親子はパッピーエンドの話しに繋がってくるんでしょうね
そうですね。そしてミカちゃんの存在が救いを与えます。
「小さな恋のメロディ」みたいなほのぼのとした話が出て来ますよ!乞うご期待!
>笑えるってことが、小さくて大きな『幸せ』だな~!って、改めて思っちゃいました。
はい~。そこしかいいとこありませんから。ぼくちゅう。
>K-エヴィさん 2度めの登校ありがとうございます!
>ママチャリ君の電話には深刻な話とのギャップでいつもより笑っちゃいました。
どんなに真剣に考えなくてはならない話でも、その話題だけでは、実は人間耐えられないものです。
シンポジウムとかいろんなものに出ると、そういう中で、発言者の言う「他愛もないギャグ」に、会場がいっせいにわいたりしますよね。
オアシスがあるから、砂漠、渡れるわけですよ~。
いろいろ考えてます。ぼくちゅう。
泣いていただくのが目的ではありませんから。
> you@satsuma さん 初登校~
>しかし、駐在さん。最初は『うっわー。何だか
>子供じみた人???』としか思えなかったのですが(笑)、
>読みすすめていくうちに駐在さんへの印象ガラリと
>かわりましたよ。
いや。子供じみた人でした。
でも、大人として対応しなくちゃならないところは大人に徹する。
よく言えば、「少年みたいな大人」でしたね。
>☆男さん
>粉ミルクの件あたりから、うすうすはそんなに非情な母親じゃないのではと感じていましたが、そこまでの愛情で憎まれ役を買っていたとは、「母親の愛は海よりも深し」ですね。
>そのときの原体験が、今のくろわっさんを作り上げているのですね。
粉ミルクの話の時点で「あれ?」と、疑問を抱かれた方は、たいへん思慮の深いかたですね。
あちこちで書いていますが、のぶ君の会話はノンフィクションですが、それ以外の部分は、かなりオブラートかけてます。
でも、人間、体験に勝る学習はありませんからね。
ほんっと、おかげさまで、現在、こうして総理大臣候補となっているわけですよ。わははは。
>せいこさん
>確かにのぶ君はいつもよい子でしたねー。
そうなんですよ~。それだけにこの境遇が痛いですよね。
でも、幸福は誰かが与えるものではありません。
そこにこの話のフィナーレがあります。
>Qちゃんさん
>駐在さんも色々抱えて来たんじゃないかな。知ってるからわかるみたいな。
かも知れません。
残念ながら、ぼくちゅう中で、あまり駐在さんの過去を説明する部分はありません。
なぜなら、あまりそうしたことを話さなかったからです。
>Goroさん
>何でもっとシンプルにみんな幸せになれないんでしょうね。
それはやはり、一部の人の富が、たくさんの犠牲の上に立っているシステムのせいとしか言いようがありません。
他の国のシステムを勉強すると、そうした上部の利益が下へ動く流れがあるんですが、日本は「皆無」と言っていい状態です。
そうやって上がった利益を、大企業さんと、お役人さんたちで分け合うことばかり考えたからでしょうね。
大波に浮かぶ筏たちは、ただただ波に揺れ動かされながら、必死にしがみつくのがせいいっぱいだったわけです。
これは江戸時代くらいから変わっていませんね。「民を飢えさせてはならないが、腹いっぱいにさせてはならない」という、発想から来ているわけです。それが何百年も変えられなかったってのもたいしたもんですが。
>marchさん
>そうそう、今日は”行列”ですね。
はいはい。そうなんですが、どう登場するかよくわかってないんです。
まぁ、僕が出るわけではないんで(笑)。
くろわっさんのお母さん面白いですね
うちの父ちゃんによく似てます(笑
そっか・・・母親の愛情はあったのか・・・
ぜんぜんわかんなかった(泣
ろくにコメントできんくらい昨日はショックでした。
ごめんなさい。
それにしてもほんの30年前は、
厳しいけれど、あったかい時代があったんですね。
今は何でこんなに世知辛いんだろ?
こんばんわはじめまして。ヘルノスと申します。いつも楽しくはいけんさせていただいています。この度は貴サイトとこちらの「幻界の剣 Re:new」というサイトとの相互リンクの申請のためコメントさせていただきました。こちらのサイト「幻界の剣 Re:new」はデコオンラインというゲームのファンサイトなのですが、主に小説版「幻界の剣」を投稿しています。相互リンクをするにあたって少しでもいいので小説を読んでそれから考えてみてください。もし相互リンクOKなら申し訳ありませんが、「幻界の剣 Re:new」に来て、BBSに書き込み願います。確認次第こちらもリンクを貼らせていただきます。相互リンクの際のバナーは「幻界の剣 Re:new」内の「HP∩オーナープロフィール」欄のものを使ってください。URLは添付したものをお使いください。
追伸 ぜひサイトにコメントなどをのこしていってくださいー^^長文失礼しました。よろしくお願いします。
わりっ 感動した!!
いまだかつて コメントしたことや映画でも感動なんてほとんど なかったのに・・・
熱くていいブログですな
今晩は、
私は、中学生の頃から現在まで、
性善説を信じています。今では、「死語」と
なってしまった様な言葉で、私自身信じるというよりも、しがみついていると言った方が・・・
近いかも知れませんが・・・それでも・・・。
>ひま人さん
はい。いいと思いますね。
続けてお読みください。
この少子化の時代、
結婚すれば「生めよ、育てよ」
ところが、子供が生まれてしまうと
社会に出ることがとたんに難しくなり、
仕事がもてなくて、生活が大変になってしまう。
子供をもったことを後悔する気はないけれど、
この社会はとても歪んでる。
まして、本来助けあって生きて行くはずののぶくんの父親は、
子供ができたとたんに逃げてしまって・・・
優しくしてくれる、助けてくれる(と思った)片桐に
依存してしまったのぶくんのお母さんの気持ちも、
・・・わかるような気がします。
片桐はとんでもない人ですけど、
「最初は羽振りがよかった」って・・・
助けてくれる人だと思えて、頼ってしまったんだと、思います。
のぶくんを愛していないはずがない。
ただ、どうしたらいいのかわからなかっただけ。
片桐とつきあう原因になったのは、のぶくんの父親が逃げたせい。
こういう無責任な男性が、いなくなることを願うばかりです。
女性も、もっときちんと男性を見ることが大事ですね。
わ。まずい、コメントはちゃんと最後まで読んでからにしなきゃ。
やっぱり母親は母親ですね?
こういうのはちょっと、哀しいけれど・・・。
母が子を想う気持ちって・・
例えようもないんですよね。
無条件で愛しいんです。
我が子を守るためならきっと鬼にも悪魔にもなれます。
その方法が正しいものでないとわかっていても・・
我が子が守れるならね。
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ただ世の中には、本当に子供が嫌いな人がいます。 でもそれなら、なぜ生んだのでしょう・・・?
好きな人の子、愛してる人の子、人間の本能が理性に負けて仕方なく・・・なんて人もいるのだろうきっと。
子供が出来た事自体、悲劇でも何でも無いのに・・・。生まれると判った時の”男のケジメ”つけられるオトコになってほしい!!!(なんて育児が結構キライだった、私が言っても説得力にかけるような・・・。)それども子供は一応りっぱでもないけど、大人にはなりました。
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共依存ですか・・・まだ別の問題があったんですね。
でものぶくんのお母さんに愛情があるのは予感してたんですが、母の愛は偉大ですね。
それにあっさりのぶくんを受け入れてあげる駐在さんと奥さんも素晴らしいです。
私ももう大人ですが、こんな大人になりたいです。
ぐあーー!!
マジ泣けるぜー♪
面白すぎます! 大好きだ、僕ちゅう!色付きの文字太字の文
未だ若い駐在さんがここまで考えられることに驚きと感動を禁じ得ません。
駐在さんになるまでの経験で学んでいたのか
なってから学んだのか、両方かも知れませんが
本気で人と接して来た方なのですね。
色々なものを見て来て、色々な思いを乗り越えて来たに違いありません。
断腸の思いとは元々母親の子への思いを表す言葉なんですよね。
人間に連れて行かれた子猿を追いかけて追いかけて追いかけて
息絶えてしまった母猿のお腹を開けると腸がずたずたになっていたという。
故事とは言え、初めて読んだ時は泣きました。
のぶくんのお母さんも正に断腸の思いだったのですね。