警察官が校門で待ち伏せ。しかも少し物陰に隠れてました。駐在さん。
もう全国にいるんでしょうか?警察官に待ち伏せくらう高校生。
「ママチャリぃ!待ちかねたぞ!」
巌流島じゃないんだから・・・・。
当然ながら、下校時というのは、他校もそうだと思うのですが、生徒がロートに集められるみたいなもんですから。僕だけじゃないわけです。
まわりにはたくっさんの生徒がいるわけでして、その大勢の中から1名を選択し、「待ちかねた」は、なかなかにインパクトあります。
この時僕は、孝昭くん、グレート井上くんの他、女子2名といっしょでした。
こう言うと、さもグループ下校みたいに思えますが、正確には僕とグレート井上くんについて来た女子に孝昭くんがついてきた、というのが正解。
”警察官の待ち伏せ”に最も驚いたのは、言うまでもなく女子2名。
「あ、じゃ、井上くん、またねー」
「ばいば~い。また明日ね~」
バイバイって・・・。まだ校門出たばっかで、しかも「一緒に帰ろ」って言ったのおまえらじゃん!
これに便乗して孝昭くん。
「井上く~ん。ばいば~い」
「お前は待て。孝昭」
駐在さん。正しい対応です。
「それと・・・。村山はまだ校内か?」
「あー。村山はバレーの大会控えてますから。遅いですよ」
「よし!ふみこんでやる!」
「いやいやいや」。
駐在さんがここまで言ったことは、今まで一度もありませんでしたから、相当な怒りなのでしょう。
必死に止める僕たち。
警察官がコートに乗り込むなど、それこそ学校創立以来の大事です。
「離せ!!村山もいないと話にならん!」
「また~。とか言って、女子バレー部のブルマー見たいだけでしょ。駐在さん~」。
孝昭くんが余計な事言って油をそそぎます。
「ぬぁにーーーーー!!! きさま!警察官をなんだと思ってるっ!!」
「んー・・・・所詮おとこ?」
「きさまと一緒にするなー!ボケーーー!」
「でもー。駐在さんー」。
「なんだ!?」
「けっこう汗にまみれたりしていて色っぽいですよ?」
「バカヤローーーー!!!」
怒りの駐在さんを必死にひきとめる僕とグレート井上くん。
今までも怒った駐在さんは、もう数えきれないほど見て来ましたが、これほど前後左右わからないほど激昂したのは初めてです。
よほどのことがあったのでしょう。って、他人ごとではないわけなんですが。
「まぁ、いい。村山もそのうち出て来るだろ。ところでお前ら!」
「はいはい・・・・」
「昨日、白バイになにした?」
ほら見ろ。孝昭の馬鹿が。
「あー、なんのことでしょーかーーー」
シラを切る僕たち。
「俺のことまで出して、白バイだましたんだってな!」
「騙しただなんて。人聞きの悪い・・」。
「署長の名前までかたったそうじゃないか!ママチャリ。お前だろう?」
「なぜ僕って決めつけるんです?」
「お前らの中で、そういうウソ平然とかたれんのはお前しかいないんだよ!」
今度は孝昭くんとグレート井上くんで駐在さんをおさえます。
まぁー。校門前ですっごい光景です。高校生が激怒する警察官を押さえる姿。
ところで話術という言葉があります。
話術は、話の術、と書くわけですが、術と言う限りはそれなりの威力があるわけですね。
お見せしましょう。ママチャリ流、秘技「論点ずらしの術」!
「あー。それは違います。駐在さん」。
「どう違うんだ?」
「署長さんのお名前を拝借したのはですねー。駐在さんより偉いからです」。
「な、なんだって?」
「つまりー。駐在さんが署長さんなみか、それ以上に偉ければ、僕たちは署長さんの名前まで出す必要ないわけですよ」。
「ん・・・・・!」
「だから駐在さんが署長さんなみに出世していれば問題はなかったわけで、そういう意味ではー・・・・・」
「駐在さんが出世してないのが悪いんです」。
「そうだぞ!駐在が出世してないのが悪い!」
同調する孝昭くん。
ちょっとだけ考え込む駐在さん。
「なにわけのわかんねー理屈こねてんだ!バカヤロー!」
論点ずらしの術、やぶれたり・・・。
もっと母について修行しないとダメだなぁ・・・。
「とにかく、今すぐ!村山つれて駐在所に来い!昨日いたやつ全部集めて来いよ!わかったな!」
「だってバレーの試合・・・」
「そんなこと知ったことか!!!」
「ブルマー・・・・」
「撃ち殺されたいかーー!!!!」
→ → → → → → →
「いやー。どうしたんだ?駐在」。
「すっげー怒りようだったな。今までにないぞ。あそこまでのは」。
「いや、こないだの銀行んときもすごかったよ」。
「どうする?今からみんななんて集まる?」
「無理無理。でも村山はつれてかないとやばそーだな」。
「うん。ハンパじゃないぞ。あの怒りよう」。
「あとは西条かな」。
「ああ。西条つれてくと、なんか駐在さん、満足するからなぁ」。
「不思議だな。わはは。どっかできてるよな。あの2人。わははは」。
「それにしても」
「なにがあったのかな?」
「さぁ・・・・」。
なにがあったのでしょう?
7章-第4話へ→
もう全国にいるんでしょうか?警察官に待ち伏せくらう高校生。
「ママチャリぃ!待ちかねたぞ!」
巌流島じゃないんだから・・・・。
当然ながら、下校時というのは、他校もそうだと思うのですが、生徒がロートに集められるみたいなもんですから。僕だけじゃないわけです。
まわりにはたくっさんの生徒がいるわけでして、その大勢の中から1名を選択し、「待ちかねた」は、なかなかにインパクトあります。
この時僕は、孝昭くん、グレート井上くんの他、女子2名といっしょでした。
こう言うと、さもグループ下校みたいに思えますが、正確には僕とグレート井上くんについて来た女子に孝昭くんがついてきた、というのが正解。
”警察官の待ち伏せ”に最も驚いたのは、言うまでもなく女子2名。
「あ、じゃ、井上くん、またねー」
「ばいば~い。また明日ね~」
バイバイって・・・。まだ校門出たばっかで、しかも「一緒に帰ろ」って言ったのおまえらじゃん!
これに便乗して孝昭くん。
「井上く~ん。ばいば~い」
「お前は待て。孝昭」
駐在さん。正しい対応です。
「それと・・・。村山はまだ校内か?」
「あー。村山はバレーの大会控えてますから。遅いですよ」
「よし!ふみこんでやる!」
「いやいやいや」。
駐在さんがここまで言ったことは、今まで一度もありませんでしたから、相当な怒りなのでしょう。
必死に止める僕たち。
警察官がコートに乗り込むなど、それこそ学校創立以来の大事です。
「離せ!!村山もいないと話にならん!」
「また~。とか言って、女子バレー部のブルマー見たいだけでしょ。駐在さん~」。
孝昭くんが余計な事言って油をそそぎます。
「ぬぁにーーーーー!!! きさま!警察官をなんだと思ってるっ!!」
「んー・・・・所詮おとこ?」
「きさまと一緒にするなー!ボケーーー!」
「でもー。駐在さんー」。
「なんだ!?」
「けっこう汗にまみれたりしていて色っぽいですよ?」
「バカヤローーーー!!!」
怒りの駐在さんを必死にひきとめる僕とグレート井上くん。
今までも怒った駐在さんは、もう数えきれないほど見て来ましたが、これほど前後左右わからないほど激昂したのは初めてです。
よほどのことがあったのでしょう。って、他人ごとではないわけなんですが。
「まぁ、いい。村山もそのうち出て来るだろ。ところでお前ら!」
「はいはい・・・・」
「昨日、白バイになにした?」
ほら見ろ。孝昭の馬鹿が。
「あー、なんのことでしょーかーーー」
シラを切る僕たち。
「俺のことまで出して、白バイだましたんだってな!」
「騙しただなんて。人聞きの悪い・・」。
「署長の名前までかたったそうじゃないか!ママチャリ。お前だろう?」
「なぜ僕って決めつけるんです?」
「お前らの中で、そういうウソ平然とかたれんのはお前しかいないんだよ!」
今度は孝昭くんとグレート井上くんで駐在さんをおさえます。
まぁー。校門前ですっごい光景です。高校生が激怒する警察官を押さえる姿。
ところで話術という言葉があります。
話術は、話の術、と書くわけですが、術と言う限りはそれなりの威力があるわけですね。
お見せしましょう。ママチャリ流、秘技「論点ずらしの術」!
「あー。それは違います。駐在さん」。
「どう違うんだ?」
「署長さんのお名前を拝借したのはですねー。駐在さんより偉いからです」。
「な、なんだって?」
「つまりー。駐在さんが署長さんなみか、それ以上に偉ければ、僕たちは署長さんの名前まで出す必要ないわけですよ」。
「ん・・・・・!」
「だから駐在さんが署長さんなみに出世していれば問題はなかったわけで、そういう意味ではー・・・・・」
「駐在さんが出世してないのが悪いんです」。
「そうだぞ!駐在が出世してないのが悪い!」
同調する孝昭くん。
ちょっとだけ考え込む駐在さん。
「なにわけのわかんねー理屈こねてんだ!バカヤロー!」
論点ずらしの術、やぶれたり・・・。
もっと母について修行しないとダメだなぁ・・・。
「とにかく、今すぐ!村山つれて駐在所に来い!昨日いたやつ全部集めて来いよ!わかったな!」
「だってバレーの試合・・・」
「そんなこと知ったことか!!!」
「ブルマー・・・・」
「撃ち殺されたいかーー!!!!」
→ → → → → → →
「いやー。どうしたんだ?駐在」。
「すっげー怒りようだったな。今までにないぞ。あそこまでのは」。
「いや、こないだの銀行んときもすごかったよ」。
「どうする?今からみんななんて集まる?」
「無理無理。でも村山はつれてかないとやばそーだな」。
「うん。ハンパじゃないぞ。あの怒りよう」。
「あとは西条かな」。
「ああ。西条つれてくと、なんか駐在さん、満足するからなぁ」。
「不思議だな。わはは。どっかできてるよな。あの2人。わははは」。
「それにしても」
「なにがあったのかな?」
「さぁ・・・・」。
なにがあったのでしょう?
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- 7章-第4話 激戦(2)
- 7章-第3話 激戦(1)
- 7章-第2話 村山を救え!(2)
また更新タイミングあってます。
白バイの方は丸めこめても、駐在さんは一枚上手だったようで。
駐在さんの怒りモードで1回持たせちゃいましたね。
草二郎さん、そういうこと書いちゃいけません。
1回待たせただなんてあーた。
けずりきれなかっただけです。もっと長かったんです、元原稿。
欠席しちゃいました。
旅してました。ちょうどママチャリくんたちの修学旅行といっしょ。
古都の旅です。
今回は、ついつい「ぼくちゅう」のこと思い出してましたね。
あー、このあたり西条君、歩いたのかなー、とか(笑)。
もうすっかりぼくちゅう中毒です。わたし。
京都在住のコバコバさんから資料もらいましたんで、修学旅行特別編やるかも知れません。
あてにせず期待しててください。
あ、すいません、つい(笑)。
悪気はないです、というより楽しんでます。
おお、今回はいつもに増して駐在さん怒ってるな、と。
これはいわゆる前フリですね。
ここからどんどん展開早くなるもんですから。滑走路とでもとっていただければ幸いです。
おはようございますー!
駐在さん怒ってますね。
何か上から言われたのでしょうか。
ママチャリの「論点ずらしの術」学びたかったのですが、今回は駐在さんの勝ちでしたね。
残念。
次に期待しています(笑)
mixiネタバレありと言われると凄く気になります~。
でも私の年代では珍しいことにmixiしてないんですよね…;
ええ。僕も先週の土曜に入ったばっかです。
よく勝手がわかんなくて苦労しました。
なんかおもしろそうでもあり、めんどうそうでもあり。
桜さんなら僕が招待しますから~。
え。女子だからじゃありませんよ。けしてそんな。
どう満足するのか期待していいんかしら?
映像を漫画にして想像したら、「天才バカボン」の本官さんになっちゃった
ちがうやろー。
どっかで「こち亀」の両津さんはひきあいに出てましたが。
もっともっとまじめで眉もつながってなくって、もちろん目もつながってませんでした。
ああ・・・こんな時間だ・・・
久々、登校どぇす・・
駐在さん、イカッてますね~!
それに比べてママチャリの落ち着きはどう・・?
最近、駐在さんのほうにずっと肩入れしていますので、ママチャリとその仲間を「ぎゃふん」と言わせてやりたいですね。
駐在さん、がんばってつかあさい!by広島より・・
ここんとこ、更新のタイミング合わないみたいで、出遅れてる~う。
こちらは最近、駐在派だから。
駐在さん頑張れ!
ママチャリなんかの論点はずしなんかに負けるな。
このポチィは駐在への応援ポチィ
タイトルの「激戦」っていうのが気になります!どこまでエスカレート?
あ。なんか駐在派が増えてる・・・。
まぁ、たぶん読めば読むほど増えるとは思うものの。
ふふふ。しかし、書いてるのはこの上ないママチャリ派ですからー。なんとでもなるんですよー。
ふっふっふ。
あー、なんかどんどん極悪人になってるんですけど。僕。
あー。金無が消えてますね。
まぁ、でもそれもHNとしてはヘンなんでもともどしてもらっていいっす。
おかしいなー。やっぱり駐在さんのいいとこ強調しすぎたかな?
あんなおとなげない人。
登校確認~。
激戦がですねぇ。駐在さんだけとは限りません。
おはようございます
なんか
回が進むごとに駐在さんのパワーが増しているような・・・
もうすぐ名前に「スーパー」が付いて
体が金色に輝いてしまったりして・・・・
・・・・mixi招待されてないので見れないです
ああ残念
ご招待しますよー。
ここのコメントに「管理者だけに表示を許可」ってボタンあるでしょ?そこチェックして、メアドください。
ご招待状、お送りいたします。コミュもそこから入れます。
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おはようございます~
お昼になっちゃいました。
駐在さんの怒りが気になりますね。
mix、やってないから残念です~笑
2つ上のコメントの通りにしてください。
というわけでこっから遅刻~。
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わくわくの7章。いきなり駐在さん怒ってますね。
成功してないけど「論点ずらしの術」けっこうお見事です。
さすが極悪!?
うんうん。極悪ですね。ぴくにっく日和さん。
ほんっとなんて極悪な頭脳なんでしょ?
こんなの町にひとりでもいたらたまりませんよね~。
といいつつ、今日もタコマーク入れてる僕。
えっとね~。褒めるなら褒める。
けなすなら褒める、どっちかにしてくださいね。
遅刻のことわりはないわ、極悪、極悪言うわで、とてもブログのコメントと思えない・・・・。
このへんに人より1年余計にかかる要因があるようにも思う・・・。
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遅刻っつうか、ほぼ欠席ですね…。
次はもうちょい早く来るように頑張ります。
なぜに駐在さんがキレたのか、話の展開楽しみです。
こっちで初カキコ0w0
高校の校門前で「撃ち殺されたいかーー!!!」は凄まじいっすね・・・
激戦に期待・・・!
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気づいたら朝でした(笑)。いやぁ。まいったなー。
で。アップされてます。駐在さんの切れた理由はもっと後です。
あっちではいろいろとお世話になりまして。
激戦。いろいろな意味がございまして。ご期待ください!
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タタキ上げのおまわりさんが、出世するのってすごく、すごく大変らしいですヨ。
やっぱりいい高校出て、いい大学出て、昇進試験受けて・・・。
お友達のおまわりさんが(現在は刑事なのですが・・・)言ってました。
でも、ママチャリさんのコメント読むと、違う意味でお怒りだったのですかぁ?!
初めてコメントッ!!
友達にすすめられて調べてみたら
パソコンで読めたのでびっくりしました(*_*)
悪戯はやっぱいいッスねぇ!
憧れます(笑)
西条クン&孝昭クンコンビ最高!
撃ち殺されたいかー!
「いえ・・・結構です・・」orz
西条君連れて行けば満足だけど、ママチャリは必須条件なんですね(笑)
まぁ、確実に主犯格ですし宿敵ですからママチャリいないと話にならないでしょう(いろんな意味でw)
ちょっとだけ考え込んじゃったりして術にはまりかけてる駐在さん、可愛い♪
きっと、「〇〇って十回言って」シリーズには100%引っ掛かっているに違いないですね。
↑ 済みません、それは私でした。