車が走ると、大喜びで出かけるヤツがもうひとり。
そうです。西条くん!
体育館まで捜索して、村山くんを見つけるとさっそくパイルダーオン!
「行け!村山~~~!河野に追いつけ!」
「なんだって車酔いするくせに、車好きなのかな・・・」。
それは僕たち全員の疑問でもあるのですが。
とにかく、のぶくんよりもドライブ大好きの「こども」西条くん。
「ったく、西条はガキだなぁ。速いもんはなんでも好きなんだな」。
「なんだとぉ?ガキ扱いすんじゃねぇ!そういう意味で車が好きなんじゃねぇんだよ!」
と、西条くん反論。
「え?じゃ、なんで車好きなんだ?」
「ほら。なんつーか、ボタンいっぱいあんだろ?」
「ボタン・・・・」「いっぱい・・・・」「・・・・」。
ボタンいっぱいのトレノは、僕と西条くんのほか、孝昭くんとグレート井上くんを乗せて出発。
「渋滞おきてたらその先頭が河野だから」。
「あははは。言えてる!」
「でも名古屋ではうまかったぞ?河野」。
「あそこはほら。どこも渋滞だったからよ」。
「あははは。言えてる!」
「トヨタが、つくった車かたっぱしから走らせてるからな」。
「え?そうなのか?井上?」
「ああ。愛知はトヨタの街だからな。三輪車の代わりにカローラだから」。
「へ~~~。すげーなー愛知」。
「ペットとしてスターレット飼うって話だ」。
「バカ言え!」。
「え?西条知らないのか?だからトヨペットって言うんだよ」。
「あ!そうか!」
井上・・・。西条がまにうけてるだろ?
河野ランサーの後を追った僕たちでしたが、当然ながら柳を見送ろうなどという意志はありませんでした。
が、グレート井上くんが
「僕は。柳に話したいことがある」。
「まぁ・・・井上がそう言うなら・・・」。
「俺らも見送るかぁ。敵に塩を送るってやつだな」。
「お?西条。めずらしく難しいこと知ってるな?」
「あー?わかるって。お歳暮にカステラかなんか送ったように見せかけて、実は塩でした、ってイヤガラセだよな?」
だいぶ違う・・・。
上杉謙信が泣いてるぞ・・・。
<敵に塩を送る=上杉謙信が、塩不足に悩む宿敵武田信玄に塩を送って助けたという故事から。
実際には→今川家との確執から塩の輸入ができなくなり、領民が苦しむのを見かねた武田信玄が、ライバルである謙信に頭を下げ塩の輸送を頼んだ。謙信は「信玄と戦っているのは弓矢であって米や塩ではない」と、信濃に莫大な量の塩を運ばせた。
これに感動した信濃の領民は、初めて塩が届いた1月11日に毎年「塩市」を開くようになり、現在も「あめ市」と名を変え長野県松本市で開かれている>
A駅についたのは、案の定、トレノが先でした。
「ったくなにやってんだ?河野は」。
「あいつ、エンジェルつんだまま、モーテルでも行ったんじゃ・・・」。
「え~~~!2対3?くっそ~~~!河野ついたら殺してやる!」
仲間とは言え、女にシビアな僕たちです。
河野会長のランサーが到着したのは、僕たちより10分も遅れてのことでした。
「河野ぉー!殺す!」
「え?な、な、な、なんでぇ?」
「モーテル寄ってきたな?」
「ち、ちがうって!楢崎の家に・・・」
「そうか!楢崎の家でか!」
「いや・・・そうじゃなくって・・・」
乱闘の始まる横、
「もう、特急出るぞ?」
「ああ。急ごう!」
特急は3番ホーム。
楢崎を先頭に、階段を上る僕たち。
柳の乗った車両は、意外にも簡単に見つかりました。
他にも数名の1年生が見送りに来ていたのです。
楢崎。
「あれ?お前ら、なにで来たんだ?」
「あー、楢崎さん。僕ら、前の電車で」。
「え?授業サボり?」
「えへへー。ま、しょうがないっしょ。柳との別れじゃ」。
授業をサボってまで・・・。
やはり、柳にはそれなりの人望があるようです。
チャーリーズエンジェルたちも
「柳くん。元気でね!」
「絶対プロ棋士になってね!柳くんならなれるよ!」
口々にはなむけの言葉をさしむけています。
そこへ楢崎が駆けよりました。
「や、柳ぃ・・・・・」。
が。
柳は。
「あれぇ?退学なんなかったのか?お前ら」。
冷たく言い放ったのです。
ガッ!
次の瞬間。
柳を殴ったのは
なんとグレート井上くんでした・・・・。
「柳ぃ!妹の日記を読んだのは水に流してやる!今のは、お前が踏みにじった、僕の仲間と、楢崎のぶんだ!」
グレート井上くんが、自ら相手にしかけたのは、名古屋以来?いいえ。初めてのことでした。
頬を押さえて下を向く柳。
興奮したグレート井上くんを押さえたのは
「や、やめてくれよ!先輩!」
・・・楢崎・・・・。
「こいつは口が悪いだけなんだよ!ちがうんだよ!先輩!」
楢崎は必死に弁護します。
「楢崎・・・・」。
グレート井上くんが、ようやく静まると
楢崎は
「柳ぃ・・・」。
静かに声をかけました。
「元気でいてくれよな。お前なら絶対プロになれるから。俺と頭のデキちがうもんな」。
柳は答えませんでした。
「あっとそれから・・・」。
楢崎は手にもっていた荷物から
「これ。途中で喰ってくれ!」
おにぎりらしき包みを渡しました。
黙って受け取る柳。
「俺よー。弁当忘れた時によー。これ喰えってさ、初めてお前わけてくれたろ?絶対忘れねーから!」
「楢崎・・・?」
「俺、絶対に忘れねーから!」
奇しくもそれは、僕と西条くんの出会いが弁当であったように。
また彼らも。
「そ、それからこれ!」
楢崎は、今度は写真の袋を渡すと
「これよ。お前と撮りに行った心霊写真。全部焼き増ししてたんだよ。持ってってくれ」。
「楢・・崎・・・」。
「楽しかったよなー。柳ぃ。ほら、屋根にひっかかってたビニール袋、幽霊と勘違いしちゃってさぁ・・・」。
柳はこの時初めて
「うん・・・・うん!」
楢崎に返事を返しました。
発車のベルがなり、
それでも電車に乗ろうとしない柳を
楢崎は。
柳の肩をたたいて
「行けよ!東京に負けんなよ!」
柳は。
コクコクと。
強く強く首を縦にふると、
電車の中へと消えました。
やがて発車する電車の騒音の中
「やなぎーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
楢崎の大声がホームに響きます。
「さんきゅーーなーーーーーーーーーーーっ!」
すると電車の走る方向から
「ならざきーーーーーーーーーーーーー!」
柳の声です・・・。
柳は危険かと思われるほど、窓から身を乗り出していました。
「ならざきーーーーーーーーーーーーー!」
その後。
遠ざかる電車の窓から、柳がなにを言ったか。
僕たちには聴き取ることができませんでした。



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そうです。西条くん!
体育館まで捜索して、村山くんを見つけるとさっそくパイルダーオン!
「行け!村山~~~!河野に追いつけ!」
「なんだって車酔いするくせに、車好きなのかな・・・」。
それは僕たち全員の疑問でもあるのですが。
とにかく、のぶくんよりもドライブ大好きの「こども」西条くん。
「ったく、西条はガキだなぁ。速いもんはなんでも好きなんだな」。
「なんだとぉ?ガキ扱いすんじゃねぇ!そういう意味で車が好きなんじゃねぇんだよ!」
と、西条くん反論。
「え?じゃ、なんで車好きなんだ?」
「ほら。なんつーか、ボタンいっぱいあんだろ?」
「ボタン・・・・」「いっぱい・・・・」「・・・・」。
ボタンいっぱいのトレノは、僕と西条くんのほか、孝昭くんとグレート井上くんを乗せて出発。
「渋滞おきてたらその先頭が河野だから」。
「あははは。言えてる!」
「でも名古屋ではうまかったぞ?河野」。
「あそこはほら。どこも渋滞だったからよ」。
「あははは。言えてる!」
「トヨタが、つくった車かたっぱしから走らせてるからな」。
「え?そうなのか?井上?」
「ああ。愛知はトヨタの街だからな。三輪車の代わりにカローラだから」。
「へ~~~。すげーなー愛知」。
「ペットとしてスターレット飼うって話だ」。
「バカ言え!」。
「え?西条知らないのか?だからトヨペットって言うんだよ」。
「あ!そうか!」
井上・・・。西条がまにうけてるだろ?
河野ランサーの後を追った僕たちでしたが、当然ながら柳を見送ろうなどという意志はありませんでした。
が、グレート井上くんが
「僕は。柳に話したいことがある」。
「まぁ・・・井上がそう言うなら・・・」。
「俺らも見送るかぁ。敵に塩を送るってやつだな」。
「お?西条。めずらしく難しいこと知ってるな?」
「あー?わかるって。お歳暮にカステラかなんか送ったように見せかけて、実は塩でした、ってイヤガラセだよな?」
だいぶ違う・・・。
上杉謙信が泣いてるぞ・・・。
<敵に塩を送る=上杉謙信が、塩不足に悩む宿敵武田信玄に塩を送って助けたという故事から。
実際には→今川家との確執から塩の輸入ができなくなり、領民が苦しむのを見かねた武田信玄が、ライバルである謙信に頭を下げ塩の輸送を頼んだ。謙信は「信玄と戦っているのは弓矢であって米や塩ではない」と、信濃に莫大な量の塩を運ばせた。
これに感動した信濃の領民は、初めて塩が届いた1月11日に毎年「塩市」を開くようになり、現在も「あめ市」と名を変え長野県松本市で開かれている>
A駅についたのは、案の定、トレノが先でした。
「ったくなにやってんだ?河野は」。
「あいつ、エンジェルつんだまま、モーテルでも行ったんじゃ・・・」。
「え~~~!2対3?くっそ~~~!河野ついたら殺してやる!」
仲間とは言え、女にシビアな僕たちです。
河野会長のランサーが到着したのは、僕たちより10分も遅れてのことでした。
「河野ぉー!殺す!」
「え?な、な、な、なんでぇ?」
「モーテル寄ってきたな?」
「ち、ちがうって!楢崎の家に・・・」
「そうか!楢崎の家でか!」
「いや・・・そうじゃなくって・・・」
乱闘の始まる横、
「もう、特急出るぞ?」
「ああ。急ごう!」
特急は3番ホーム。
楢崎を先頭に、階段を上る僕たち。
柳の乗った車両は、意外にも簡単に見つかりました。
他にも数名の1年生が見送りに来ていたのです。
楢崎。
「あれ?お前ら、なにで来たんだ?」
「あー、楢崎さん。僕ら、前の電車で」。
「え?授業サボり?」
「えへへー。ま、しょうがないっしょ。柳との別れじゃ」。
授業をサボってまで・・・。
やはり、柳にはそれなりの人望があるようです。
チャーリーズエンジェルたちも
「柳くん。元気でね!」
「絶対プロ棋士になってね!柳くんならなれるよ!」
口々にはなむけの言葉をさしむけています。
そこへ楢崎が駆けよりました。
「や、柳ぃ・・・・・」。
が。
柳は。
「あれぇ?退学なんなかったのか?お前ら」。
冷たく言い放ったのです。
ガッ!
次の瞬間。
柳を殴ったのは
なんとグレート井上くんでした・・・・。
「柳ぃ!妹の日記を読んだのは水に流してやる!今のは、お前が踏みにじった、僕の仲間と、楢崎のぶんだ!」
グレート井上くんが、自ら相手にしかけたのは、名古屋以来?いいえ。初めてのことでした。
頬を押さえて下を向く柳。
興奮したグレート井上くんを押さえたのは
「や、やめてくれよ!先輩!」
・・・楢崎・・・・。
「こいつは口が悪いだけなんだよ!ちがうんだよ!先輩!」
楢崎は必死に弁護します。
「楢崎・・・・」。
グレート井上くんが、ようやく静まると
楢崎は
「柳ぃ・・・」。
静かに声をかけました。
「元気でいてくれよな。お前なら絶対プロになれるから。俺と頭のデキちがうもんな」。
柳は答えませんでした。
「あっとそれから・・・」。
楢崎は手にもっていた荷物から
「これ。途中で喰ってくれ!」
おにぎりらしき包みを渡しました。
黙って受け取る柳。
「俺よー。弁当忘れた時によー。これ喰えってさ、初めてお前わけてくれたろ?絶対忘れねーから!」
「楢崎・・・?」
「俺、絶対に忘れねーから!」
奇しくもそれは、僕と西条くんの出会いが弁当であったように。
また彼らも。
「そ、それからこれ!」
楢崎は、今度は写真の袋を渡すと
「これよ。お前と撮りに行った心霊写真。全部焼き増ししてたんだよ。持ってってくれ」。
「楢・・崎・・・」。
「楽しかったよなー。柳ぃ。ほら、屋根にひっかかってたビニール袋、幽霊と勘違いしちゃってさぁ・・・」。
柳はこの時初めて
「うん・・・・うん!」
楢崎に返事を返しました。
発車のベルがなり、
それでも電車に乗ろうとしない柳を
楢崎は。
柳の肩をたたいて
「行けよ!東京に負けんなよ!」
柳は。
コクコクと。
強く強く首を縦にふると、
電車の中へと消えました。
やがて発車する電車の騒音の中
「やなぎーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
楢崎の大声がホームに響きます。
「さんきゅーーなーーーーーーーーーーーっ!」
すると電車の走る方向から
「ならざきーーーーーーーーーーーーー!」
柳の声です・・・。
柳は危険かと思われるほど、窓から身を乗り出していました。
「ならざきーーーーーーーーーーーーー!」
その後。
遠ざかる電車の窓から、柳がなにを言ったか。
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- 14章-第52話 井上くん革命(6)
- 14章-第51話 井上くん革命(5)
- 愛される警察官
渋滞起きたらその先頭が河野って・・・酷いなぁ
そういえば、ペンキの落とし方で調べたらシンナーに付け込むといいとか
・・・・駐在死んじゃうか
か、感動(´・ω・`)
東京に負けんなというのがたいへんこころにのこりました
あー…涙…
side by side(あってるのか?)思い出しましたー
井上君が人を殴るなんて驚きです。これも井上くん革命の一つですかね。
楢崎~
いいやつだなあ~
井上~!!
ナイスパンチ!
なんだかエエ話やなぁ…
けどナイスパンチ井上!
グレート井上からパンチ井上に改名しよう(笑)
ママチャリ軍団と一緒にいる楢崎を見て柳はどう感じたんだろう?
井上君革命ですね~ビックリ!
これで復讐劇はひと段落?ラストへ向けてお蝶夫人の活躍が楽しみです~。
あっ!おにぎり渡したは柳じゃないですよね?
きっと 楢崎君の気持ち、柳君に届いたよね。
敵に塩を送る……っと φ(.. )
感動・・・
なんて言ったか想像するだけでワクワクします!
なんかうまい形で柳くんのとこまとまってるような気がします。
この別れで彼はなんかしら感じることがあったはず。
それはなんだったのか…
読者それぞれが今回の章で感じたことになるのかしら??
井上くんのパンチがカッコよかったです(はぁと)
友情…やっぱ学生はお弁当から始まるのかしら?
ちょっと泣きました
きっと柳の最後の言葉は、「またな~!!」だと思います(^O^)
西条くんのトレノ好きは、ボタンがいっぱいついてるからだったんだね(*^m^*)
お父さんになったら、きっと子どもにとって、いいパパしてそう
楢崎くん柳見送れて良かった
井上くんすごいですね
村山くん、夕子ちゃんに告白したね!体育館にいたものね
井上君のパンチ
きっと、他のメンバーがボコボコに殴るより
ずっとずっっと その一発は大きく堪えただろうね
殴った井上君も その拳の痛みを一生忘れないだろうな
柳君 東京でも 楢崎君みたいな 真の友達が出来るといいね
このコメントは管理人のみ閲覧できます
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柳、うれしかっただろうな~。
ちょっとクセのある柳を、
楢崎はちゃんと理解してて
それで心から信頼してたんですね。。。
>「柳ぃ!妹の日記を読んだのは水に流してやる!今のは、お前が踏みにじった、僕の仲間と、楢崎のぶんだ!」
井上くん、超進化してるな。オメガ井上だもん。
自分のことなら許すけど、仲間のことなら許さない。
でも、チョッパヤで手が出るとは思わなんだ。
>「こいつは口が悪いだけなんだよ!ちがうんだよ!先輩!」
許せないヤツだったけど、別に改心しなくてもいいけど、
柳には楢崎がいてよかった。
楢崎は見所あるヤツですねー。
これであっちの趣味まで似てたら、完全に西条くん二世だ!!
クライマックスですね。
グレート井上くんが、仲間以外にこういうことするの珍しいですね。しかも、自分から。革命的?
柳はやっぱり、理由(原因?)の割に仕掛けがでかすぎたような気がしますね。ちょっと頭でっかち?
若気の至りですかねぇ。
柳の目にも少年がしっかりといるんだろうな~
さぁて!これから駐在の新たな復讐かな~
万感の思いをのせて電車が行く。
今日も有難うございました。
井上くん、西条くんをダジャレでからかったり、柳に鉄拳を加えたり。!井上くん革命!一話一話出てきますね
井上くんのショッキングな告白、気になりますけど。
柳、楢崎も退学にしようとしてたのかな?おにぎりを渡されて見送りされるまで大切な友達だった、って、わからなかったんだろうね
柳今まで親友といえる人居なかったんだろうね
何か立ち直ってくれるかな!
そろそろクライマックスですかね。
柳って結構人望あるんですねぇ。
最後まで嫌な奴だけど。
でも,あの何人かの見送りも・・・
とか考えてしまうように・・・(汗)
ほかにも1年生が、授業をサボってまで
柳のこの人望、いったいどこからなんでしょう?
井上君、なんか吹っ切れたような行動ですね
熱い井上君もいいです
たしかにムカつく柳クンだったけど、
よくできた先輩たちは、きっと、わかってくれたんだよね。
柳クンの中の、ホントの柳クンのこと。
井上くんの一発と、楢崎くんの必死の叫びが、
冷たいフリしてた柳クンのココロ、溶かしてくれたかな。
柳君に欠けていたのは、人を思いやるということだったと思います。
井上君のパンチと楢崎君の写真とおにぎりで気がついてくれたでしょうか・・・
後は文化祭ですね
洋次君のギター、早く聞きたいなぁ
やっぱいい!楢崎と柳の関係って。
すごくすてき。
今回はさすがに感動出来ませんでした。
ママチャリはどうでも良いとしてw
井上くんの事を思うとね。
最後まで口の悪い柳で描く所が良かったです。
人として男として「ケジメ」をつけない人間には
それ相応の人生が待ってます。
一時の機転や感傷で乗り切れるほど
人生は甘くないです本当に。
柳という人物を描いたことはとても奥深く
色んな人達が考える良いきっかけになりましたね。
暴走・・・そして終結へ・・・
みたいな感じが・・
なんかスルスルと滑り落ちるような感覚で読んでしまいましたね。
柳に日記突きつけて以来。
柳、楢崎くんに救われましたね。
井上くんだけじゃなく、柳にも革命だったのかも。
あ、それと西条くん。
ボタンが好きならホンダの「レ○ェンド」に乗りなさい。楽しいから。
あれは電子制御の塊で、ボタンが90個ぐらい付いてるらしいよ(^▽^;)
(↑実話です)
井上くんの熱さと、楢崎くんの暖かさが、血の通っていなかった柳くんの心に火を入れたかもしれませんね。
友達が居てよかったね。
ならざき って読むんですね、苗字。
今まで読めませんでした。
大団円に向けて各々のストーリーが終結しつつありますね(´・ω・`)
井上クン、いい感じに一皮ムケましたな(´・ω・`)
このまま一気にズルム(マテwww
いやなやつとか思ってたけど・・・・・
いいやつだなぁ・・・・・うん
友情はやっぱりいいっすね!!!(^_^.)
笑い倒されたあとで ものすご~い感動の涙涙
みんな 人として本当の優しさを学び教えあえたんですね。
>「僕は。柳に話したいことがある」。
と言っていた井上君が、状況から思わず殴ってしまった・・・ように見えますが、これも計算のうち?!
仲間の大切さを、言葉じゃなくて、こぶしに込めて、
柳君に叩き込んだ井上君。
言葉より、熱い気持が届いたようで、よかったです。
松本に住んでたことがあるんですが、有名な故事と
あめ市が関係していたなんて、全く知りませんでした・・・
柳は、最後まで嫌な奴ってイメージが抜けません。
かっこいいなぁ。井上君は。((ずれてるかな??
柳のイメージも最初とだいぶかわったし。。
今回は車酔いしませんでしたね((笑
裏切られても仲間を守る楢崎に号泣です(ノ□・。)
そして最後のワカレ・・・うわーーん(/Д;)/~~
柳くん、りっぱな棋士になってほしいね!
楢崎くんにとっては一番の親友なんだね~・・
柳くんにその気持ちが痛いほど伝わったと思うけどなぁ・・
やはり井上くんはいろんなことを吸収するのが早いねぇ、そこんとこ西条くんと大きく違うとこよね。。
楢崎君…。
すげぇえ。いい奴じゃないですか!
柳ももうちょっと素直になればよかったのに。
井上くんの一発は柳、どう感じたのかな?
井上くん、あれかな。
こないだのタカ母さまの「理論」の実践編、かな(笑)
西条くんが「なるほど」って、納得しちゃったよ~。
でも、他の人は納得してないよ~。
さすがのグレート井上くんも、タカ母さまにはまだまだ及ばない・・・
グレート井上父様もタカ母さまにはかなわないからな~。しょうがないか。
これからもっと「理論」の実践編、出して欲しい~~。
やなぎくんのことは、まだ許せない・・・
いろいろと思うことはあるけど、
井上くんの一発で、ちょっと救われました。
井上くん、、熱いハートを感じました。良いなぁ~~♪カッコ良い!!
ビバ☆友情
最後には、柳君がもうちょっと素直になってくれると思ったんだけどなぁ(^。^;)
やはり、友情の始まりは食べ物なんですねぇ~
井上くん、漢だね~!
西条、ボタンの数か...
柳…
最後は元気に東京へ行った・・・
その後の楢崎はどうなるのか心配です(';')
信頼できる友達が東京へ行ったから・・・
>「ほら。なんつーか、ボタンいっぱいあんだろ?」
前の約束が無かった事にw
次回も楽しみにしています( ^^) _旦~~
>K坊さん
+30点
一応。一番載り認定~
▼---------
>くぅさん
+20点
2番載り認定。
>東京に負けんなというのがたいへんこころにのこりました
田舎者はねー。
都会出ると、負けちゃいますから。いろいろな意味で。
井上革命って、そうゆう事だったのか
『トヨタではペットに…だからトヨペット』
こんなダジャレが言えるようになったんだあ
すごいすごい
愛知県近辺に住んでても、今まで知らなかったなぁ…
井上くん!ありがとう!
>ねねたんさん <重要>
+10点
>柳という人物を描いたことはとても奥深く
色んな人達が考える良いきっかけになりましたね。
その通りです。
柳という人間がどういう人間であるかは、読まれるかたの想像にまかせるようにしてあります。
そのために最後の言葉もわからないようにしたわけです。
人間は簡単に改心みたいなことはできない、という考え方がひとつ。
けれど、どんな人間でも、ひとりくらいは心を許せる友達が現れる、というのがひとつ。
そして、接する人間によって、その人間の善し悪しのとらえかたはちがっている、というのがひとつ。
殺人犯は、殺された人にとって悪人ですが、よく「あんないい人が」とか言われていたりしますよね。子供にやさしいいい父親であったり。
また、逆もしかりです。
いままでの登場人物の中でも、読者さんによってとらえかたが違っているのがおわかりかと思います。
これはまさに望んだ結果です。
僕の考えは、あとがきででも。
柳のした事は許されないことだけど
それをアジト教室なんかで
「そんな事もあったなあ」なんて笑い話で言えるようになった時は
メンバーがまた一歩大人になったときだと思います(^^)
井上君の一発も、様々な思いが込められているんだろうな・・・
柳くんはきっと列車の中で泣いていることでしょう。
楢崎くんの友情に…
心を素直に表現できない自分に…
そして、夕子ちゃんへの惜別に…
東京で柳くん革命ができるように祈ります。
みなさんがそれぞれいろんな感じ方されていて…
なんかうまく表現できませんが…いいですね
井上くんはすてきな「お兄ちゃん」だなぁ~
夕子ちゃんやみんなの…
みんなの成長が楽しみですね
楢崎くんにとって柳くんは本当に大切な友人だったんですね。
もうちょっとはやく柳くんがそれに気づいてあげれば良かったのに。
井上くんのパンチ、かっこ良かったよ。素敵なお兄ちゃんで友達だね。
トヨペットは、初めて知りましたが(笑)
・・・
いいな
仲間って・・・
柳が幸せそうに
見えるよ・・・
良く言ってましたね昔。
トヨタは、ペットみたいな車でトヨペット。
三菱は略称でMMCだから頭文字にして(M)最も(M)醜い(C)車。
HONDAはなんだったっけ?
柳は改心するのかなあ。すると良いな~。
ちょっと天の邪鬼な柳君の気持ちも分かるような気がします。
今年1年松本に住んでいますが、何でしょっぱい塩の市から甘い飴の市になったんでしょうね?
仲間っていいですね。
柳はあんなやつだけど、人望があるのが少しわかる気がします。
井上くん革命か・・。
あの井上くんが妹以外のことで熱くなり、まして人のことを殴るなんて。
井上くんも成長したなぁー。
柳は最後なんて言ったんだろう…
>柳は危険かと思われるほど、窓から身を乗り出していました。
きっときっと感謝の言葉だよね。
心を溶かしてくれるのは、人の人を思う気持ちだってこと・・・。
あぁ、また涙ぐんじゃったじゃないですか(笑)
柳くん、井上くんのパンチと楢崎くんの言葉で、何か変わったかな…?
最後に楢崎くんともちゃんと友達になれたみたいだし、見送り間に合ってよかったね!
河野会長の運転で間に合うのか心配だったけど(笑)
良かった…
ホントに良かった…
納得しました。何を1、、柳は人望がある?、、の所です。私の考えでは、夕子ちャんの事だしにして、ママチャリさんに憧れて対抗意識燃やしていたんだろうな、と、いい迷惑だったでしょうけど。許してやってください。楢崎くん以外と火となっこい子だったんですね!西条君留年認めてあげてるし!柳くんのキャラも、評価上ったし良かった、よかつた。 井上君最高ですね。
井上くんかっこえぇのお
と初めて思いましたっ(爆)
やっぱ久保くんでしょ♪
井上くん、少し感情を表に出してきだしましたねぇ。
うぅ~ん、2対3っていいなぁ~。
井上くんが…人を殴った…。
かなり衝撃です。
そして柳ぃ――――!ご達者で――!!!
井上君カッコいいですね.
柳君もまた一つわかってくれれば・・・.
この後柳は列車の中で
写真見て泣きながら
お握りを食べたのではないでしょうか?
将棋のような競技をする以上
ポーカーフェイスである方が良い訳ですから
誰にも見せずにそっと…
うう・・かんどー。
持つべきものは友達だなぁ。
数話前までは柳殴りたいとか気持ち悪いとか皆さんいってたのにその転身ぶりにびっくり。
犯罪者を擁護するようになったら終わりですね。商店街の商売をしている人達にも迷惑ではすまない損害与えて,今なら少年院送りです。井上くんのセリフに商店街の人の事が入ってなかったのが井上くんなだけに残念でした
車をペットで、トヨペット…
しかも西条君、信じてしまって……
グレート井上くんがママチャリ化しているように思えるのは、小生の思い過ごしでしょうか……
神童タカさんの影響が強すぎたのでは……
心配です。
茶飯事さん
私もならざきって読めなかったよ
いいなぁ、こうゆう友達。お互いを分かり合ってるって言うか。
一生の宝物ですよね、きっと。
ナラザキって読むんだ・・・
ずっとタルザキだと思ってコメでも樽崎ってやってました・・・
はずかしいっ!!
>HAMAさん <重要>
+10点
ああ。これはおもしろいコメントですね。
ありがとうございます。
まず
>井上くんのセリフに商店街の人の事が入ってなかったのが井上くんなだけに残念でした
これは何度も何度も物語中でも書いていますが、僕たちは「正義の味方」ではありません。
そこが駐在さんとは、大いに違います。
たかだか高校生ですから、自分たちに害を及ぼすものが許せないだけなわけです。
井上くんもけして「正義の味方」ではないんです。
>数話前までは柳殴りたいとか気持ち悪いとか皆さんいってたのにその転身ぶりにびっくり。
これは内情を知れば、というやつで、みなさんも実体験で、ひとつやふたつはあるのではないでしょうか?
柳の心の描写はいままでまったくといっていいほどありませんからね。
登場時から柳擁護説は出ておりましたし、それこそが14章のテーマたるところです。
物語を読んでいると、当然「願望」が入ります。
たとえば、この人物には生き残ってもらいたい、とか。
物語が進めば意見が変わるのは当然です。
ただし。現実問題として、柳が「突然いいやつ(僕たちにとってのいいやつ)」になることは、まぁ、ありえないと言っていいでしょう。
ここでは、頭のいい柳にいいように使われていた「頭の良くない」楢崎の、ひたむきすぎる心にうたれるところ、だけ捕らえていただければいいのです。
柳がどんなヤツであるか、将来どうなるのか、は、読者さんそれぞれちがっていいと思います。
はじめまして。
序章から速度超過、信号無視、居眠り運転をくり返し、ようやく本日追いつきました。
物語中に出てくる歌や画像から、そういえばこんなのあったなぁ~、と懐かしく拝見しております。
(おそらくママチャリさんと同年代?)
あの頃の自分もスケールの違いこそあれ、筏、ハンググライダー、仕掛け花火などなど自分達で作って悪戯していました。
おかげで私も謹慎等3回経験・・・
でも今考えれば怒られるのを、半ば期待していたような気がします。
愛の反対語は憎しみではなく無関心なんだとか。
これからも面白いお話期待しています。
楢崎くんが
やなぎくんに利用されていたことに気がついて、
それでもやなぎくんをキライになれないところ、とか。
あたたかい言葉をかけてあげるところ、とか。
同級生の子たちが
やなぎくんをはげまし、はなむけの言葉をかけてあげるところ、とか。
ママチャリさんたち(感情移入してる私を含めて)にとっては
やなぎくんは「憎い相手」だけど、
みんながみんなやなぎくんを嫌ってるわけじゃない。 んですよね。
っていうことは、やなぎくんにも何かいいところがある、っていうことだと思うし。
やなぎくんが100%悪人、っていうわけじゃなくて、
だからといって、とりたてていい子、でもなくて、
どこにでもいる、普通の男の子なのかな、と思いました。
普通、っていう言葉自体、好きじゃないので、あまり使いたくはないんですが。
ちょっと他にうまい言葉がみつからない。
もちろん、やなぎくんが、いつか自分がしたことを「悪いことをした」と
自分で認識して反省してくれるのが一番望ましいけれど、
それを強要することはできないし。
気持ちをわかってあげることも、わかってもらうことも難しい。
お互いに好きじゃない相手ならなおさら。
私自身、好きな人にもキライな人にも、
同じ態度で接することなんてできないから。
(ちょっと反省)
たとえキライな相手だとしても、
相手にだって都合もあるし、その人なりの考えがある。
どっちが正しいとか間違ってるとかじゃなくて、
ただ違うだけなのかもしれない。
あゆみよることは難しいけれど、だからといって相手を傷つけていいわけじゃない。
そんなことをこの間からイロイロ考えて、どう書いたらいいのか難しくて
考えるのが苦手な頭で考えたりしてました。
結論は、今のところまだ出ていません。
出ていないうちに14章が終わってしまいそうで、
ちょっとあせったりしましたが、
これからの自分の生き方にも深くかかわりのあることなので、
もうちょっとゆっくり、きちんと考えないといけないなぁ。と思いました。
考える機会をくださって、ありがとうございました。
「あとがき」で明かされるくろわっさんの考えを待ちつつ、
でも14章終わるのヤダ!! と思いつつ、
やっぱり15章が始まるのは楽しみ!
な、ダダコネりんごあめ
他人の気持ちを理解しようとしても、揺れ動く人間の心なんて全てがわかるわけありませんよね。。
読み手のコンディションによっても変わります
だから、柳くんが「あっ!もうすぐしゃべるかな・・!」
なんて期待して待ってました~(笑
ちょっと話がずれてスミマセン。
ぼくちゅうの映画サイト更新されていましたね。
トップページの動画のミカちゃん、カワイイ~
かわいすぎるぅぅぅぅぅ
地元の公開映画館が追加されてました。
よかった~映画館で見られるよ~。
映画は、別物って感じですけど、
それはそれとして、楽しめそうですね。
私も自分が嫌なことをされた友達でも
いざ、教室で一人ぼっちになると
いつも、一緒にいてくれて感謝してます。
時々、本当に嫌だな~と
思っても一緒にいてくれるだけでも
良いことなんだなって
思うようにしてます。
良い所だけ友達を
見るのは本当に自分に
プラスになって
友達にグチを言うのも
少なくなりましたよ!!!
はぁ、やっと登校ですぅ~。
ごめんなさい、最近家帰ってきて、ばたんきゅ~なので・・・。
井上君、この一件を通して、
妹への思い方だけじゃなく、仲間への思い方も変わったよねぇ。
大人になったというか、よりみんなに近づいた感じがします。
かっこよかったよ、柳への一発も。
どんなにヤナヤツでも、
楢崎君にとってはたった一人の友達。
必死で思いを伝えようとする楢崎君が
とても切なかったです。
柳君にとっては、初めてなんじゃないかなぁ。
そこまで自分を思ってくれた友達。
気付くのちょっと遅かったけど・・・。
読んだ後泣いてたことに気がつきました・・・・
楢崎の思い、それを見守るママチャリたちの思い、楢崎の気持ちに最後の最後で答えようとする柳の思いに感動しました!!!
今まで、自分の気持ちを表に出さなかった井上君が仲間と楢崎のために鉄拳制裁をくわえたってことが今回の革命?ちょっとびっくりです。
井上君の熱いところが出ましたね!
頭がよすぎるせいなのか、自分の言葉(気持ち)が理解されることがなく、他人に期待しなくなってただろう柳君にとって、頭のあまりよくないだろう楢崎君が理解してくれた事はきっとすごい驚きと喜びを柳君いもたらしたのだと思います。
今回が井上君にとっての革命であるように、柳君にとっていい意味での革命になるといいですね。
>hijiriさん
+10点
あー、いいコメントですねぇ。
意図したところ、かなりつかんでてもらえてうれしいです。
井上君の一発……
のぶ君トコ行って遭難した時の駐在パンチと同じ痛みかな……
まぁ何にせよ復讐は間違い!!……だけど……
仲間は間違いじゃなかった……
雨降って地固まる……かな……
駐在さんとこ地盤ユルいっすね……
柳君は、理解しがたい人物でしたが
井上君が殴った後あたりからは、
なんとなく気持ちが分かるような気がしますね(^^)
泣きましたー。
井上君ももちろんですが、やはり楢崎くんに。
ママチャリ軍団の絆って、「信じる力」ですよね。
柳君は、それを欲していながら、理解できていなかったのかと思います。
この中では誰よりも子供なんですね。いろんな意味で。
同級生に意外と人望があるのも、
もちろん頭がいい故に、立ち振る舞いが上手って考えもあるだろうけど、
やっぱりその絆を欲している姿が、気が付かないながらも、素直に出ていたからこそかなと思います。
立ち振る舞いの上手さだけで、人望は得ないかなって思うから。特に高校生ぐらいだと。
楢崎くんは、決してお勉強が出来る子ではないのかもしれないけど、
その分、ちゃんと曇らないで、まっすぐに相手を見れる目をもっているのかな。
柳くんの最後の言葉は、「ありがとう」だったと信じたいですね。
長文・・・すみません(^^;
ヘッダーが
西条くんらしいっていうか、 笑える~~~ アハハ
雛祭り もうすぐですもんねぇ~♪
なんて言うか
青春ですねえ
ママチャリ 井上 その他
なんだかんだ言って
ちゃんとつながってる
まさにドーナツw
トヨペット!さすが井上君の洒落は上流だなあ…
…ってそこじゃなくて!
柳君の人間関係から色々考えさせられますね。
人それぞれの間柄が。
胸の熱くなる旅立ちでした。