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第3話 ノッポさん部隊(3)
さんざんな苦労で便所掃除を終えた僕たち。
「ホトケの駅長さん」は、僕たちに「熱いお茶」で、労をねぎらってくれました。
ねぎらってくれるのはいいけど、どうして自分だけ冷たい麦茶飲んでるわけ?
やがて駅を後にしようとしたときに、駐在さん。
「もう、3人乗りとか、馬鹿やるんじゃないぞ!」
「ハイ。大丈夫です。駐在さん。こいつが来たんで自転車3台になりましたから・・・」
「んあ?」
「2人乗りで帰れま〜〜〜〜す」
僕たちは2人ずつ3台に分乗して、猛ダッシュ!
「バ、バカヤローー!2人乗りもダメに決まってるだろうがぁ!」
駐在さんの罵声を背にうけながら、大笑いで立ち去る僕たちでした。
(あ。あまり1ですか?電車で帰宅しました)
僕たちは、その足でグレート井上くんの家へと向かいました。
なぜグレート井上くんの家か?と申しますと、お母さんの出されるデザート類が、とにかく豪華なのです。
僕たちは、駅では「熱いお茶」だけでしたので、せめてシャービックくらいは口に入れようという魂胆でした。

<ハウスシャービック=昭和43年、冷蔵庫の普及とともに発売された当時の夏の氷菓子の代表格。製氷皿を使ってつくる。現在も発売されている>
道すがら、さんざんなめにあったチャーリーくん、
「なんだよ。チャップリンはちっちゃくて帽子かぶってても世界的人物って・・・。そいじゃなにか?俺のチ○ポは世界的になるのか?」
確かに。そんな有名なチン○、持ちたくありません。
英語好きの久保くん。
「うーん。○ンポ・オブ・ザ・ワールドだな」
「うん。なんかカレン・カーペンターが歌ってそうだよな!」
歌わねーよ。そんなへんな歌
「まぁ。チャーリー。いいじゃねぇか。多少、人よりちっちゃくても」
西条くんがなぐさめます。
どこもなぐさめになってませんが。
「チャーリーって言うなっ!バカ!」
「え?っと、でも、君、本名、なんだったっけ?あんまりチャップリンの印象強くて忘れた」
「な、なんだとぉ!」
しかし、彼の言い分が我々に通るわけもなく、彼は卒業以降まで、ずっとチャーリーと呼ばれるのでした・・・。
やがて井上宅到着。
グレート井上家では、夕子ちゃんも出迎えてくれました。
あいかわらずかわゆい♪
一方兄のグレート井上くんは、
「ん?」
会った早々に、しかめっ面です。
「なんか・・・トイレくさい・・・」
「そうなんだよー。実はさー・・・・・」
西条くんが成り行きを説明。
「・・・・けど、そんなに染み込んでる?俺ら」
「うん。臭い。すっごく臭い!お前ら、今日は家に入るな」
え~~~~。
「せめてシャービック・・・・・」
この「家に入るな」も、運命を変えたひとつの要因でした。
なぜなら、僕はこの時、納屋においてある、とある物を発見してしまったからです。
「井上、あれは・・・」
「ん?ああ。あれ、夕子がちっちゃいとき乗ってた自転車だけど。それがどうかしたか?」
「いや・・・あれ、もらえるか?」
「ああ。別にいいよ。もう使うことないから。何に使うんだ?」
「うん。ちょっとな。・・・・チャーリー、お前、駐在さんに復讐したい?」
「おお!もちろんだとも!なーにがチャップリンだっ!」
事情を知らないグレート井上くん、
「チャーリーって・・・誰?」
再び成り行きを説明する西条くん。
グレート井上くん。言うまでもなく
大爆笑
「・・・・でも、それと夕子の自転車とどういう関係あるわけ?」
「うん。これでさぁ・・・・・」
作戦説明。
「お、おもしれ~!」
西条くん、
「なんでお前の頭脳ってそんなに悪徳なわけ?」
明晰って言えっ!明晰って!め・い・せ・きっ!
「ノッポさん部隊、集められるかな?」
チャーリー、
「そんなもん2人もいればじゅうぶんだ!」
「よしっ!やろう!」
チャーリーは、さっそく夕子ちゃんの自転車から部品をはずしました。
「じゃぁ井上、これもらうぞ」
「ああ・・・いいけど・・・・」
「ん?どうしたんだ?」
「あのさ・・・。西条・・・」
「ん?俺?」
「舐めないのか?今日は」
「ナメるかっ!!!!鉄分っ!!!」
しかし、西条くん、少し考えると
「井上!」
「な、なんだよ。深刻な顔して」
「サドルくれ」
そして問題の「修学旅行説明会の前日」
のっぽさん部隊が加工した「夕子ちゃんの自転車の補助輪」を持って、僕たちは駐在所前。
小声で話し合う僕たち。
「チャーリー。何分で終われる?」
「大丈夫。練習して来たからな。2分あればじゅうぶんだ」
「よし!決行!」
そうして僕たちは、駐在さんの自慢の秘密兵器『自転車2号』に、補助輪をとりつけ、フレームに大きな大きな看板をぶらさげました。
仮免許練習中。
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さんざんな苦労で便所掃除を終えた僕たち。
「ホトケの駅長さん」は、僕たちに「熱いお茶」で、労をねぎらってくれました。
ねぎらってくれるのはいいけど、どうして自分だけ冷たい麦茶飲んでるわけ?
やがて駅を後にしようとしたときに、駐在さん。
「もう、3人乗りとか、馬鹿やるんじゃないぞ!」
「ハイ。大丈夫です。駐在さん。こいつが来たんで自転車3台になりましたから・・・」
「んあ?」
「2人乗りで帰れま〜〜〜〜す」
僕たちは2人ずつ3台に分乗して、猛ダッシュ!
「バ、バカヤローー!2人乗りもダメに決まってるだろうがぁ!」
駐在さんの罵声を背にうけながら、大笑いで立ち去る僕たちでした。
(あ。あまり1ですか?電車で帰宅しました)
僕たちは、その足でグレート井上くんの家へと向かいました。
なぜグレート井上くんの家か?と申しますと、お母さんの出されるデザート類が、とにかく豪華なのです。
僕たちは、駅では「熱いお茶」だけでしたので、せめてシャービックくらいは口に入れようという魂胆でした。

<ハウスシャービック=昭和43年、冷蔵庫の普及とともに発売された当時の夏の氷菓子の代表格。製氷皿を使ってつくる。現在も発売されている>
道すがら、さんざんなめにあったチャーリーくん、
「なんだよ。チャップリンはちっちゃくて帽子かぶってても世界的人物って・・・。そいじゃなにか?俺のチ○ポは世界的になるのか?」
確かに。そんな有名なチン○、持ちたくありません。
英語好きの久保くん。
「うーん。○ンポ・オブ・ザ・ワールドだな」
「うん。なんかカレン・カーペンターが歌ってそうだよな!」
歌わねーよ。そんなへんな歌
「まぁ。チャーリー。いいじゃねぇか。多少、人よりちっちゃくても」
西条くんがなぐさめます。
どこもなぐさめになってませんが。
「チャーリーって言うなっ!バカ!」
「え?っと、でも、君、本名、なんだったっけ?あんまりチャップリンの印象強くて忘れた」
「な、なんだとぉ!」
しかし、彼の言い分が我々に通るわけもなく、彼は卒業以降まで、ずっとチャーリーと呼ばれるのでした・・・。
やがて井上宅到着。
グレート井上家では、夕子ちゃんも出迎えてくれました。
あいかわらずかわゆい♪
一方兄のグレート井上くんは、
「ん?」
会った早々に、しかめっ面です。
「なんか・・・トイレくさい・・・」
「そうなんだよー。実はさー・・・・・」
西条くんが成り行きを説明。
「・・・・けど、そんなに染み込んでる?俺ら」
「うん。臭い。すっごく臭い!お前ら、今日は家に入るな」
え~~~~。
「せめてシャービック・・・・・」
この「家に入るな」も、運命を変えたひとつの要因でした。
なぜなら、僕はこの時、納屋においてある、とある物を発見してしまったからです。
「井上、あれは・・・」
「ん?ああ。あれ、夕子がちっちゃいとき乗ってた自転車だけど。それがどうかしたか?」
「いや・・・あれ、もらえるか?」
「ああ。別にいいよ。もう使うことないから。何に使うんだ?」
「うん。ちょっとな。・・・・チャーリー、お前、駐在さんに復讐したい?」
「おお!もちろんだとも!なーにがチャップリンだっ!」
事情を知らないグレート井上くん、
「チャーリーって・・・誰?」
再び成り行きを説明する西条くん。
グレート井上くん。言うまでもなく
大爆笑
「・・・・でも、それと夕子の自転車とどういう関係あるわけ?」
「うん。これでさぁ・・・・・」
作戦説明。
「お、おもしれ~!」
西条くん、
「なんでお前の頭脳ってそんなに悪徳なわけ?」
明晰って言えっ!明晰って!め・い・せ・きっ!
「ノッポさん部隊、集められるかな?」
チャーリー、
「そんなもん2人もいればじゅうぶんだ!」
「よしっ!やろう!」
チャーリーは、さっそく夕子ちゃんの自転車から部品をはずしました。
「じゃぁ井上、これもらうぞ」
「ああ・・・いいけど・・・・」
「ん?どうしたんだ?」
「あのさ・・・。西条・・・」
「ん?俺?」
「舐めないのか?今日は」
「ナメるかっ!!!!鉄分っ!!!」
しかし、西条くん、少し考えると
「井上!」
「な、なんだよ。深刻な顔して」
「サドルくれ」
そして問題の「修学旅行説明会の前日」
のっぽさん部隊が加工した「夕子ちゃんの自転車の補助輪」を持って、僕たちは駐在所前。
小声で話し合う僕たち。
「チャーリー。何分で終われる?」
「大丈夫。練習して来たからな。2分あればじゅうぶんだ」
「よし!決行!」
そうして僕たちは、駐在さんの自慢の秘密兵器『自転車2号』に、補助輪をとりつけ、フレームに大きな大きな看板をぶらさげました。
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サドルくれってwww
真の変態じゃないですか(;´∀`)笑
どうしてくろわっさんはそんなに明晰なんでしょ?
ある意味天才ですね!笑
よく考え付きますねぇ。まさに悪徳!
西条君のサドルはお約束ですよね。
今後の展開、ますます楽しみです♪
ランキング、クリックしたらヘンなところにワープしたよ?
トップにも書いておきましたが、今、「小説」と「お笑い」の2カテゴリーにエントリーしてます。比率は4:6。
小説は1位が安定してましたので、「クリックさぼる」けらいが後たたなくってですね~。「あたしが押さなくてもだいじょぶだっ!」ってんで。
それで裾野広げるのに、「お笑い」にもチャレンジしたんです。
さすがこっちは強豪揃いなので、現在9位です。
ちょっとこれでアクセス上がるか実験してみます。
引き続き、応援のほど、お願いいたします。Awaji様、皆様。
えっと。真の変態なのか明晰なのか、ほめるかけなすかどっちかにしてくださいね。
ところでうかがいたいのですが、はる21号、古くて使わなくなった自転車とかって、あります?
あのね~。「悪徳」じゃなくって「め・い・せ・き」。
覚えるように。
我々の時代の高校生なんざぁ、ゲームあるわけでなし、インターネットあるわけでなし、身近に「与えられる娯楽」少なかったですからね。
いくらでも考えつきました。
創意工夫?
あー。そうそう。今回はURLございましたので、リンク貼っときました。
ギターやられてるんですね~。
7章か8章で、ママチャリがストラトキャスター弾きます。
こんにちは。浪人してたBlackyです。
>仮免許練習中
すげーアイディア。脱帽ですがな。
ところで最近saineiさん、って見ませんね?コメント数競ってたのに。
気づいてくださいました。
そうなんですよ~。saineiさん。
欠席届けも出てないんで無断欠席ですねぇ(笑)。
まぁ。でも、コメント催促するのも考えものでもあるので、なにかあったのかなと気にしてはおりました。やっぱり毎日いらしてたかたが来なくなると心配になりますね。
でも。最長記録はBlackyさん、ダントツでしょ?向こうのブログの始まりからですもん。
そうそう。大学すべってたあたりから。
はいはい、ちゃんと読んでましよ。
ちと、忙しかったので欠席してました~笑
クリック、サボらずやっときました。
そうか~。無事でなにより。
クリックもさぼらないとはさすがだな~。
しかし、さすが毎日だと、ほかの人も気づくもんなんですねぇ。
有名人?
白雪姫の話って、白雪姫が喉に詰まらせたりんごを、颯爽と現れた王子様が吸って助けるって本当ですか。
クリックするから答えてください。
あ、違った教えてください。
えっと人生相談じゃないんですけどね・・・。だいたい誰の人生だそれ?
でも迷える子羊のためにお答えします。
その前に、シャンデリアって10回言ってくれます?
えっとですねぇ。違いますね。それは。
だってずいぶんと長い事、白雪姫倒れてますもん。
実際はですねぇ。
王子様。しばらくの長旅で女に飢えてたわけですよ。
そいでですねー。
「お!こんなとこに美人落ちてる!超ラッキーッ!」って思ったわけですね?男ならみんな思います。王子様だって例外じゃありません。
で
「えーい。せっかく寝てるんだから唇すっちゃえーっ!」
ってんで、やりたい放題です。
だって他に脈略ないでしょ?唇を吸う。
ところがですねぇ。王子様、長旅でしたから。歯とか磨いてなかったわけでえす。ずっと。
で、白雪姫。
「くさっ!」
ってんで起きちゃったわけですね。
これは王子様も実は予定外なことだったわけです。起きなきゃあんなことやこんなこともできたんですが、びっくりですね。
そこで小人たちを買収いたしまして、後から「魔女」の話をでっちあげたわけです。王子様、金持ちのボンボンですから。
世の中、そんなに美しい話ばかりありません。
ああ。そのへんに倒れてないかなぁ。お姫様。はしのえみでもいいや。
どっかで見たような(消臭剤のCMか?「くさっ!コノ部屋臭ウヨ~~~~~」)持ってきやがって・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あっ、イエありがとうございましたぁ(笑顔)
ほんっと助かりましたぁ!(笑顔)
いやぁ、今日はゆっくりすっきり眠れそうですぅ~~~!!!(笑顔)
くろわっさんはいい人ですねぇ!
でも王子様って、旅するもんですかね?
あ、王子って、死体愛好者なの知ってました?
そうそう、魔女のお后様って、白雪パパ(実父)と白雪がエッチしてたのを目撃、嫉妬して殺そうとするんですよね!
・・・・避妊はちゃんとしてたんでしょうかね。
あぁ、今日は寝れない・・・
ったく、"美しい話ばかりじゃない"って、幼気で純粋な高校生の夢を壊さないでくださいよ!
お姫様なら家に倒れてますよ。
あげましょうか?
Gカップで
お肌スベスベな
50年前のお姫様。
あ、姉のだけど、リカちゃん人形いますよ。
王子様旅しますよ。
僕の知ってる王子様はみんな旅してロトの称号もらいました。
しまった。そう言えば高校生だった。
ピー、いれなきゃ。ピー。
文字ボカシとか使えないのかな?
そんなつまんねーこと悩んでねーで勉強しろヨっ!!
え?リカちゃんってGカップなの?
なんにもないHPですが、こんな超有名サイトにリンクを貼っていただいて恐縮です。
これで俺も有名人の仲間入りか!?(有名人じゃなくて悪戯集団の仲間入りか^^;)
いえいえ。とんでもございません。
今日のブログで、ご紹介いただいておりましたが、さすがに当人がコメント入れますと「グル」と思われると困るのでやめました(笑)。
またうかがわせていただきます。
コメント消しちゃったぁ。
もう読んだでしょ?
さすがですね!!仮免練習中は中々思いつきませんが、コレ発見したらキット大爆笑!! 一度街中で見てみたい!!
補助輪付「自転車2号」にまたがる駐在さんの姿が目に浮かびます(笑)
のっぽさん部隊にも拍手!!
それにしても、シャービックとは・・・懐かしいわぁ♪
なんでコメント欄がこんなに面白いんですか!?
>ちー太郎さん、
これがぼくちゅうのいいところ♪
困ったことに、コメント欄が面白すぎて、
内容忘れちゃったりするんですよねぇ。
おかげで何度も読みなおしたり、進んだり戻ったり
戻ってコメントしたり。
楽しいんですよねぇ、これが。
やめられません。
ハイ、またまた読んでしまいました。
駐在さんは結婚していましたよネェ。
その自転車は美人の奥様は、乗られなかったのですか?
それなら補助輪つけても、駐在さんしか困らないからOKでしょう。
コメント欄のしらゆき姫のお話ですが・・・
おとぎ話はえてして、現代の大人が適当に美化させている事も、多いのでこれもOKでしょう。
ありえね。
自転車の免許持ってない駐在
このコメントは管理人のみ閲覧できます
既に「チャーリー」って呼ばれて普通に返事してますね。
私の同級生には「茶」というあだ名の人がいます。
名字が加藤だからです。
きっと名字が高木なばっかりに「ブー」というあだ名になった人も
全国に溢れているんでしょうね。
あ